背骨を触ろうとすると通常は背中側から触ります。
背中から触れるのは、棘突起と呼ばれる部分です。
横に飛び出しているのが横突起ならぬ肋骨突起(横突起は頚椎)、そして背面に向かって飛び出しているのが棘突起です。
棘(きょく)は棘(とげ)という意味。
とがっているところを棘突起と呼びます。
ASISも上前腸骨棘(じょうぜんちょうこつきょく)です。
肩甲棘のように土手のように長く続くところも棘(きょく:とげ)です。
名は体を表していますね。
脊椎のカタチは♀のようです。
僕はアーティストのPrinceが名前を無くしてシンボルだけだったときのTAFKAP(the artist formerly known as prince)を思い出します(むしろわかりにくい)。
♀のシンボルのマルが椎体、横向きに飛び出しているのが肋骨突起、下に飛び出しているのが棘突起です。
十字が重なっているところに脊髄神経があります。
♀
この♀のシンボルは人間にも見えます(頭が大きく、手が横に広がり、足は揃っている)。
♀を人間のように描くとほぼ脊椎です( ー`дー´)キリッ
で、多くの場合は足の部分の棘突起を背中側から触ります。
でもMATLASを学んでいて、かつ体脂肪率が低く、かつ身体がしっかりとゆるんでいれば(そして腹部の疾患がなければ)、椎体を腹部から触ることができます。
これはかなり衝撃の体験です。
(一流のバレリーナのレベルだと、立位でも触れます。立っているので腹筋を完全に脱力できないはずなのに触れるのは、すごいこと)
*解剖学的によく見ると、実は足は股関節に対してほとんど上がっていません(というか、デリエールにそんなに上がりません)。骨盤と腰椎、そして胸椎、頚椎(セキツイですね)の使い方が足上げのポイント。
多くの場合は仰向けに(背臥位)に寝てもらって、お腹から椎体を触ります。
♀のマークの頭の部分ですね。
で、論理的な必然性として、頭(椎体)が触れれば、足も(棘突起)も触れるということは、両方触ることもできると考えられます。
そして、それは実際にできるのです。
最近のセッションで、MATLAS組に体験してもらっていますが、これはかなり面白い体験となります。
椎体と棘突起を同時に触れれる経験はすごいです。
その感触はまさに、、、「セキツイブアツイ」です。
脊椎って背骨のイメージからは想像できないほどに分厚いのです(どんなイメージ?w)。
これが体感できると本当に楽しいです。
身体の地図がまたガラッと変わります!
身体を知り、本当の自分を知る旅はまだまだ続きます。
まだ始まったばかり。
それなのにこれだけ楽しいのですから、この先はもっともっと期待できます!!
楽しみましょう!!
そして、その喜びの輪をひろげましょう!!
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