縫工筋の方向は外腹斜筋も鼠径靭帯も並び、内転筋群も示し、アンディオール筋でもある?恋に堕ちるのは | 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ

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四ツ谷にありますバレリーナ専門の気功整体「まといのば」のブログです。
気功師から見たバレエとヒーリングのコツを公開します。
「まといのば」では、バレエ・ヒーリング・美容の各種セミナーを行っております。

かなり面白い結果が次々と出ているようですので、非常に良い感じです。

 

何の話かと言えば、新しい解剖学(Anatomy2.0)を学ぶMATLAS(「まといのば」のシン・解剖学)の話です。MATLASスクールというのを5月から開催しています。MATLASスクールは別名で解剖直観速習スクールと言い、前回の開催がインフォデミックが始まったばかりの2020年のこの時期くらいでした。あまりに受講生が多く何とかディスタンスが取れないということで、新宿の貸し会議室を借り、そして移動できない人向けにほぼ初のZoomでのライブ受講を可能にした記憶があります(あの頃はいろいろと試行錯誤していました)。

 

加速学習というくらいですから暗記法も含まれるわけですが、暗記を単純な語呂合わせや機械的な暗記に済まさずに、意味のある暗記法の指導もしています。

 

 

たとえば、四肢をあえて30個ずつと覚えてもらった上で(実際に肩関節、股関節から先は30個の骨)、忘れがちな上肢帯(鎖骨・肩甲骨)、下肢帯(腸骨)を意識に上げるために「+2(鎖骨、肩甲骨)」、「+1(腸骨)」とすることで記憶を長期化します。

(これは胸骨を+1とするのも同様です)

 

そして、この端数を集めてくると+7となります。これは頭部の23と組み合わせると綺麗に30個になります(23+7=30)。

すると、体幹の50、四肢の30×4=120、そして30(頭部+端数)で綺麗に200になるのです。
(3月3日は耳の日と言ったりしますが、3という字は耳の絵に似ており、33でミミという音にもなります。耳は3cm程度の深さがあり、耳小骨は3つです。この2対の耳小骨を入れれば、骨の数は206です)

 

ここで「+1」などとするのがコツです!

 

 

同様に鵞足を中心に考えれば大腿部のはみ出し三銃士が含まれてしまいます。

大腿部で忘れられがちな、縫工筋、薄筋、半腱様筋がすべて鵞足に付着します。

 

縫工筋に関しては、「縫工の方向(ホウコウのホウコウ)」と覚えます。

ASISから始まり鵞足に停止するという縫工筋の方向は、外腹斜筋や鼠径靭帯と同じ方向であり、高岡先生の言うVゾーンの方向です。Vの方向なのです。

 

そして、縫工筋の方向をたどると、大腿前部と大腿内側部の境目が見えてきます。縫工筋の下を通るハンター管が内側部と前部を分けています。

 

 

いやまあそれはともかくとして、最近面白いのは(僕にとっては30年来の悲願ですが)、縫工筋を適切にゆるめてあげればいわゆるバレエの5番ポジションに入りやすいという話です。縫工筋の起始部(ASIS)と停止部(鵞足)を近づけると考えると、2つが一直線上に並ぶことを考えてみてください。膝を伸ばすならば、それは5番ポジションです。

 

それ以外にかつてのJointスクールのコアコンテンツであった「関節は存在しない(存在するのは2つ以上の骨の関係性のみ)」ということが実践的により明瞭になってきています。

具体的には膝や肘の関節などで見えるようになってきています。良いことです。

 

そして、「アジュナチャクラの下垂はなぜ起きるのですか?」というシン・フェイシャルBootCampでの素晴らしい質問への回答を書きたいと思っていたのですが、それはまた次回以降に!(ちなみに回答は「重力」です。それも我々の想念による重力です。これは物理学的なGravityのように働きます。そしてこのカラクリが見えると、反重力な身体操作が可能になります。かつてのYogaスクールではそれを姿勢制御と言っていました)

心の重力をうまく扱えれば、地に足がつきながら、軽やかに動けるようになるのです。

そうすると偉大な天才のこんな言葉の意味も観えてくるかも。