理論は精緻に組み立てていくべきですが、実践しようとしたら、理論を全て忘れて、少しIQを下げて、軽やかにやりましょう!
たとえば、単に「たくさん噛んで食べましょう!」などと言われても、なかなか噛めないものですが、アーユルベーダの「消化させるように食べる」を徹底的に理解したあとであれば、噛めば噛むほどオージャスにあふれることが見えてきます。
咬筋の収縮が上顎と下顎の骨密度上昇を促し、それが頭蓋骨の縫合に指令が行き、幹細胞が細胞分裂して増えると知れば、たくさんマスティハ(キリストの涙)を噛みたくなります。
マスティハは不思議な樹液で、口腔内(の温度)でガムのようになり、常温では(大概は)硬くなります。冬に噛んでいた頃は口から出すとしっかりと硬い松脂のようになっていて面白かったものです。
ですから、口に含んだらすぐに噛まずに口腔内になじませることで、なじませて柔らかくなってきたらゆっくり噛み始めるとガム感が維持できます!
そうでないと硬い樹液をガリガリする感触がファーストインプレッションになってしまいます!
これは胃腸薬としても有効らしいので、そちらもやんわりと期待ですね。
で、噛んでいると歯の感触が変わってきます。
なんというかしっかりかみ合わせができる感じがしてきます。
(あ、噛む時はもちろんお口にチャックで!口呼吸の人はどうしても口を開けてクチャクチャと噛んでしまいます。そして口を閉じて噛むと窒息しそうになります。徐々に鼻呼吸を!そして副鼻腔を解放していきましょう!)
そのかみ合わせがしっかりしてくる感触が大事です!
僕らは「噛み締め」を恐れすぎるあまりに、反ミューイングのような状態で、舌がだらりと下顎にのっかり、その重みに耐えかねて、下顎がだらりと下がって、細長い顔になってしまいます。
そうすると顔の皮膚も筋肉も全て下に引っ張ってしまい、下垂させてしまうのです。
ホームポジションとして、下を上顎につけ、口腔内は真空に近い状態にしておきましょう!
ホームポジションとは解剖学的肢位のイメージです。口の解剖学的肢位がミューイングと同値なのかは寡聞にして知らないのですが、そうだということで良い気がしています(少なくとも「まといのば」では)。
そして、しっかりと奥歯を噛み合わせる状態にしたら(強く噛むことはありません。関節の間はいつも少し空いています)、それをトリガーとして、全身のアライメントが整います(いや、全身のアライメントを整う技を気功技術化しました)。
これはかなり面白いので、またBootCamp等でもやりましょう。
身体が強くなるのです。
分かりやすい例では、シン・フェイシャルスクールでもやりましたが、奥歯を噛み合わせている状態と噛み合わせていない状態で「重み軽み」のワークをすることです。
意識を足裏に置くか、頭頂部に置くかで「重み」や「軽み」が変わるというワークはこれまでに何度もしてきました(この元ネタはもちろん高岡英夫先生です)。
意識の置きどころで実際の身体の状態が変わるのは合気道などでもよく知られていますが、我々はアライメントを直接整えることで、身体を良い意味で重くします。
きちんと整えられると、簡単には動かないというワークがこのミューイングで可能になるのです!
これは以前は脱力の文脈で説明していましたが、その説明は今も同じです。
骨で立つことが可能になると、筋肉に無駄な緊張がなくなるのです。無駄な緊張がなくなると、全身は必要なところ以外は脱力状態となり、重くなります。
全身はつながっています。3次元的にもつながっていますが、超次元的にもつながっています。
キリストの涙があなたの姿勢も人生も改善していきます( ー`дー´)キリッ
美容においては夢のような幹細胞を増やす方法も、、、マスティハにありました!(という記事を以前投稿しました)。
♬噛めば噛むほど幹細胞♬
ですね!
今週末は集大成となる解剖直観速習スクールです!
追加開催を検討しています!!
【解剖直観速習スクール〜MATLASの不思議な世界】
【日時】 5月4日(土)、5日(日) 13時〜18時(延長あり)
【会場】「まといのば」セミナー会場
【受講料】38万円(ただし各種割引あり)
【受講資格】スクール修了生、BootCamp受講生
*MATLASというパンドラの箱を積極的に開けていきましょう!
圧倒的な変化を遂げる自分にも期待してください!!