浜の真砂は尽きれども、、、と稀代の大泥棒として知られた石川五右衛門は辞世の句で歌いましたが、「まといのば」としては、浜の真砂は尽きれども、世に恨みと嫉妬の種は尽きまじ、と歌いたい(笑)
厄介なのは、世には嫉妬という感情と無縁な人が一定数います。
というか、「嫉妬」って何?というのが正直なところでしょう。
「まといのば」では「嫉妬」と「羨望」を明確に分けて定義しています(これは「まといのば」の勝手な定義)。
嫉妬と羨望は瓜二つの双子に見えますが、全く違います。
嫉妬は相手を引き下げたいという欲求があり、羨望は自分もそこに行きたいという願望があります。
相手を引きずり下ろすのか、自分が引き上げるのかという違いです。
「うらやましい」とか「すごい!」と思うのは自然な反応です。
誰かの成果を見て「おお!!」と思い、「自分もやりたかった!」と一瞬後悔したりするのも、決して悪いことではありません。
むしろ自分のゴールがあらわになり、良いことです。
そして、「自分も変わりたい!」と思うのであれば、それは嫉妬ではなく、羨望です。
あ、余談ながら、世相を反映してか、MadMaxが公開!!(セミナーでも紹介しました!)
今回はパンデミックは伏せられて、金融恐慌とかがクローズアップされるのかもしれませんし、有事と言われる戦争が起こるのか、いずれにせよ大変な2年間がスタートします。
宇宙人の来襲かもしれません。
*素晴らしい映像美!!
*それでもなお小説から読むことをおすすめします!
閑話休題(話を戻して!!)
「まといのば」に集う人にいわゆる嫉妬深い人はほとんどいません。
というか、嫉妬している暇が無いからです。
「嫉妬って何?」という人が多いです。
なぜならフォーカスはいつも自分のゴールにあり、そして自分が変化しているかに意識があります。
1ミリでも進化していれば、次が見えてきます。
その作業が楽しくてしょうがないので、他人の成功を嫉妬し、そしてその人を追い落としたいと願うはずもないのです。そこまで他人に興味を持てません。
「それは良かったね」で終わりです。
もしくは、「おめでとうーーー」ってなるだけです。
もしくは、自分もそこに行くことが分かっているので、一緒に喜ぶだけです。
システマティックに喜びましょう。
世界がゼロサムゲームだと思っている人は資源には限界があり、席取りゲームの席は限られていると思っているので、辛くなってきます。
しかし、Moneyもそうですが、増殖するものです。
知識もエントロピーの増大に伴い、増殖するものです。
書家の相田みつをさんの言葉に「うばい合えば足らぬ わけ合えばあまる」という意味のものがありました。まさにそのとおりです。
もう少し抽象度を上げれば、Individualという幻想を信じている人は困窮し、ポリスとか共同体とか、Communityが最小単位だと知っている人は豊かになるのです。
BodyDesignなどで仲間が素晴らしい成果を上げたり、友人が成功したときに、それは自分の一部分が祝福されたのだと(同じ共同体に属しているのですから)正確に理解できれば、良いのです。
そして、実際にそうなのです。
ただ、個人という幻想を信じ、自分が頑張らねばならないと思っている人は(自分の役割は果たしましょう)、闇落ちするのです。
がんばってもがんばっても、うまくいかないと思っている人は、何かがズレているのです。
昨日のパーソナルセッションで「人生はもっとEazyだ」という話をしました(おっと、これは高度な話なので、ブログでは公開できませんね)。
善意で敷き詰められた地獄の道へ行くのか、それともチート技をいくつも発動しながら、赤信号という現状の外を共同体で渡りきってしまうのか(これは良い比喩なのか?)
選ぶのは本人ですし、一瞬一瞬選択を求められています。
あ、映画と言えば、楽しみにしていた「ゴールド・ボーイ」が想像以上でした!
これはすごいです。是非、映画館で!
何を話してもネタバレになるので!
そもそもエフィカシーが低いから嫉妬したくなるのです。
成功した人を妬んで、引き下ろしても自分が上るわけではないのに、嫉妬の力を使って、成功した人を破滅させます。しかしイアーゴーがどうなったか、シェイクスピアを読むべきです。
体調が悪くなると判断力が鈍ります。
もともと動いていない頭がもっと動かなくなります。
だからこそ、何も考えずに、自分の無意識に委ねましょう。
「白浪五人男」出演のご苦労を鶴松さんから伺っていて、非常に面白い話を伺いました。
舞台上で自分のセリフをさらってはいけないという話です。
勘九郎さんいわく「門前の小僧(習わぬ経を覚え)」でセリフは最初から入っている、と。
しかし、舞台上で待っているときに、自分のセリフを一応復習しようと思うと、真っ白になる、、、そうです。
鶴松さんはそれを聞いていたにも関わらず、ふと舞台稽古本番でそれをしてしまい、実際に真っ白になったそうです。
司会進行の方からどう対策するのですか?と聞かれ、「何も考えないこと」と答えられていたのが印象的です。
これこそが生き残るための知恵です。
オラクルです。
僕らはもっと機械的になるべきです。
(たとえばどんなにきつくても機械的にブログを書くとかw)
機械的にコールドシャワーを浴び(ツンモとマントラして)、機械的に結界を張り、機械的にアファメーションを唱え、機械的に上機嫌に自分を戻し、機械的に姿勢を正し、機械的に片付けをし、、、
僕は自分の先生から言われた言葉がいつもEchoしています。
「(お前は)頭が悪いんだから、作業をしろ」と。
「考えるな、感じろ」ならぬ、「考えるな、手を動かせ」です。
それも厳格に厳密に丁寧に、手を動かし、身体を動かし、心を動かすべきです。
そして、視点ははるか未来に置いて、現状をそこから眺めることです。
そうすれば、するべきことは自ずと見えてきます( ー`дー´)キリッ
そもそもは「Envyの蔦を取る」をブログ上公開するつもりでした。
厄介な時代に入ったと思います(いや、厳密にはそうは思っていませんが、それはまた別の話)。
どう厄介かと言えば、どんなに自分が気をつけていても、足を引っ掛けられるからです。
もちろんそれは昔からありましたが、これは私見ながら、Internetという情報空間の拡大が呪いをグローバル化したように思っています。市場を圧倒的に拡大した一方で世界を伽藍化してもいます。メディアの進歩は価値中立的で、諸刃の剣ということでしょう。
で、「Envyの蔦を取る」です。
これは、Envy(エンヴィー、嫉妬)を共感覚で蔦(つた)のようなものだと考えます。
イメージは100年の眠りについたお姫様(眠れる森の美女)です。
悪い魔女の呪いで殺されるかと思いきや、良い魔女の魔法で100年の眠りについたあのお話です。
バレエではカラボスと呼ばれますが、カラボスは単に小役人のミスによって、誕生のお祝いに呼ばれなかっただけです。しかしそれを根に持って、呪いをかけます。
これも切ない話です。
本人は呼ばれたかったわけで、そして誰も悪意がなく単なるミスで参加者リストから外されただけで、そしてその悪意なきミスによって悲劇が起こるわけです。ケアレスミスがなければ、悪い魔女もオーロラ姫を祝福したのでしょうし。
とは言え、「悪い魔女」というと、あのアンジーの「マレフィセント」しかもう思い出せません。
まあ、その蔦が100年の間にお城を覆い尽くすのです。
僕らの心も身体も同じです。
嫉妬の緑色の蔦が心を覆い尽くし、隅々まではびこり、身体にもまきつき、呼吸を苦しくし、身体を動かしづらくします。
というわけで、「Envyの蔦を取る」の実習です。
まずマントラします。
Envyの蔦を取る(えんびぃーのつたをとる)と口に出して言います。
そして、身体に絡まっている蔦を共感覚で感じます。
最初は前腕だけとか限定したほうが良いかもしれません。
そして、その蔦をつかんで、引き剥がすマイムのような動きを丁寧にやります。
そのうち蔦が手に絡みます。そしたら引き剥がしてください。
剥がした蔦は焼却炉で焼きましょう(イメージで)。
これが「Envyの蔦を取る」です。
最初は「ごっこ遊び」のような感じで、疑心暗鬼でやってかまいません。騙されたと思って、試してみて下さい。気の所為(せい)かなと思う程度には楽になります。そう、それは「気の所為(気功の効果)」です!(フィードバック大事)
「あ、面白い」と思ったら、今度は少し本気で信じて、臨場感高く蔦を剥がします。「お、硬い」とか言いながら、剥がすとか、焼き払っても良いでしょう(あくまでもイメージです)。
そしてまたフィードバックを取ります。
必ずワークをしたら、フィードバックを取りましょう。フィードバックまでが遠足です(もとい気功です)。お薬を飲んで寝るのとはわけが違います。気功はワークをしたら、必ずフィードバックを取ります。結果を測定します。そこまでが一セットなのです。そしてフィードバックの巧拙が気功の上手下手に直結します。
ちょっとワークして、サクッとフィードバックを取って、またちょっとワークして、サクッとフィードバックを取ることを繰り返していくうちに、無意識に「あれ、これ効くかも」「これ面白いかも」と思ってくれればこちらのものです。意識的に気功をすることは大事ですが、無意識が納得してくれれば、無意識が寝ても覚めても勝手に気功をやってくれます。そしたらフィードバックを取るだけでOKとなります。
まあ、いずれにせよ「Envyの蔦を取る」は今後、きわめて重要なワークになってきます。
今のうちに楽しんで習得しておいくてださい!!
【映画紹介】
面白いので是非!!
メイキングは映画を見てから!!
そして貴重な監督のインタビュー!!(面白いです!)