17歳でデザイン学校に入り、19歳でメゾンで働き、21歳でディオールの主任デザイナーとなり、アルジェリア戦争に徴兵され、精神病を患い、精神病院で電気ショック療法などを受けている間に、ディオールから解雇されます。
イブ・サンローランのことです。
(繰り返しますが、ディオールはイブ・サンローランを解雇しました。
その後、資産家の彼氏と共に、自身の名を冠したメゾンを立ち上げます)
クリスチャンディオール自身は若きイブ・サンローランを高く評価し、重用しましたが、周りが引き止めました。クリスチャン・ディオールの早すぎる死によって、主任デザイナーになりますが、ディオールのオーナーのせいで、徴兵の憂き目に会い、そして精神を病みます。
禍福は糾える縄の如しですが、才能はいつでも輝きます。
ジョブズの詩が描くように、否定したり、邪魔したり、栄光を阻害したり、創業者を追い出したりすることはできますが、社会はその人を無視することはできないのです。
*撮影が許可されている展示です。
*言うまでもなくモンドリアン。イブ・サンローランはこのデザインでも脚光を浴びますが、実はそれはモンドリアンも同じ。
不遇の時代が長く続いていると考える人は是非、イブ・サンローラン展へ。
彼が何を考え、どう行動したかの一端が垣間見えます。
そして、それでも社会は私を無視できないはずだ(自分はCrazy onesの一人だ)と考える人は、ぜひ、新しい「まといのば」に参加してください。
バスはそろそろ出発します!