晴明神社には星型が描かれています。
あの☆のマークですね。
晴明神社には晴明紋と呼ばれる「☆」が描かれています。
晴明紋とは、こちらの五芒星のことです。
桔梗紋とも、晴明桔梗とも言いますね。
桔梗(キキョウ)とは花の名前。
*花びらが5つで先が尖っています。
五芒星もしくはペンタグラムというのは、古来より多くの天才たちに愛されており、たとえばピタゴラスの定理などで、名前を残しているピタゴラス教団のシンボルはこの五芒星でした。
フリーメイソンの姉妹団体であるイースタンスター(東方の星結社)では、逆さ五芒星をシンボルとしています。
By http://easternstar.org/clipart.html, Fair use, Link
また近代魔術の大成者であるエリファス・レヴィもこの星型(五芒星・ペンタグラム)を愛しました。ピタゴラス教団のマークでもありました。
ペンタグラムの中にはペンタゴンと同じ正五角形がありますが、その頂点を結ぶとまた五芒星ができます。そしてそれを永遠に繰り返せるので、一種のフラクタルを成します。
*ペンタゴン(アメリカ国防総省)
David B. Gleason from Chicago, IL - The Pentagon, CC 表示-継承 2.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=4891272による
ちなみにこの星のマークとして知られるペンタグラムは、古代文明のシュメールでは「UB」と呼ばれ、古代エジプトでは子宮をあらわし、バビロニアでは五芒星に五惑星を対応させたそうです。
Wikipediaによると「五芒星もしくは星形を国旗として採用している国家は、国際連合加盟国の約4分の1にのぼる」そうで、、、。
*その1つのモロッコの国旗。
ちなみに、エリファス・レヴィというのは、近代魔術の大成者でこんな人です。
僕は近代というか、現代を形作った3人の偉大な人が同じに見えます(目が悪い?)。
近代魔術の大成者であるエリファス・レヴィ、大本教の出口王仁三郎、そして現代バレエの創始者であるセルゲイ・ディアギレフです。
彼らがいなければ、現代は全く違う様相を呈していたと思います。
彼の影響力はいまだに大きいものがあります。
彼らは、すでに存在していたけれど、廃れようとしていたものを復興させたということで言えば、キリスト教におけるパウロや、浄土真宗における蓮如とも似ており、アーユルヴェーダの教科書であるチャラカ・サンヒターに名を残すチャラカもまた似ていると思います。
ちなみにチャラカ・サンヒターのチャラカとは人の名前のことです。ただこの書物を著したのはアグニヴェーシャで、チャラカは改訂者です。
毎章ごとに
以上で、アグニヴェーシャが著し、チャラカが改定した〜を終わる
と記されています。
本来はアグニヴェーシャが著書に名を冠されるべきです。いや実際に『チャラカ・サンヒター』は別名『アグニヴェーシャ・タントラ』とも呼ばれます。タントラとは本来の意味は治療法のことです。
とは言え、今や『チャラカ・サンヒター』という名称が『アグニヴェーシャ・タントラ』よりも幅を利かせています。
キリスト教がパウロ教になり、神との契約を破棄したはずのイエスの意志を無視して、聖書の名を新約、旧約と名付けるのと似ています。キリスト教はユダヤ教の聖典をOld testament(古い契約)と呼び、イエスやパウロやペテロの伝記(やパウロのお手紙)をNew testament(新しい契約)と呼んでいます。
ですから、繰り返しになりますが、僕自身はチャラカは偉大なパウロのような存在であったと思っています。
親鸞にとっての蓮如であり、イエスにとってのパウロです。
ソクラテスにとってのプラトンです(言い過ぎかもしれませんが、プラトンにとってのアリストテレスです)。
で、話を戻します。
近代魔術の大成者であるエリファス・レヴィが愛したのがこちらの五芒星(ペンタグラム)です。
よくよく見ると、五芒星の一番上のところに目が描かれています。
星型を人間の体に見立てています。
たしかに手足があり、頭があるように見えます。
ちなみにエリファス・レヴィは知らなくても彼が描いたバフォメットは知っているかもしれません。
*エリファス・レヴィの署名があります。
エリファス・レヴィの五芒星を見たあとに、ウィトルウィウス的人体図を見ると既視感があります(強引かな)。
レオナルド・ダ・ヴィンチが描いたウィトルウィウス的人体図もまた五芒星と円の組み合わせに描けそうです。
こちらは、アーユルヴェーダのドーシャの模式図です。
(アーユルヴェーダが星型を採用しているわけではありません)
ちなみに、インドの五大に対して、古代ギリシャでは、四元素説が採用されました。
(いや、インドでも四大もあり、三大も五大もありました)
この思想は、古くからインド哲学(六師外道・六派哲学の思想など)にあり、古代インド思想では、火・水・地を「三大」、または地・水・火・風を「四大」とする。これらに「虚空(アーカーシャ)」を加えて「五大」とする思想が現れた。さらに後には第六の要素として「識」(意識)を加えて「六大」とする思想、近年の神秘学では、アストラル、エーテル、あるいはこれらを超越しているとする第七の要素を加えて語られることもある(チャクラなど)。
*下から「Terra」「Aqua」「Aer」「Ignis」と書かれているのが分かります。
それぞれラテン語で「土」「水」「空気」「火」です。
四元素(しげんそ、ギリシア語: Τέσσερα στοιχεία)とは、この世界の物質は、火・空気(もしくは風)・水・土の4つの元素から構成されるとする概念である。
(Wikipedia)
Terraと言うと、竹宮恵子さんの「地球(テラ)へ」を思い出しますね〜。
ここに虚空の意味の(いわゆる龍樹が定義した「空」ではなく)「空」が加わって、五大です(と覚えます)。四元素と五大は別々に生まれたと思いますが、四元素をベースとした四体液説は、実はインドのドーシャがベースとなったとも言われており、また面白いものです。
余談ながら、ホグワーツ魔法魔術学校の4つの寮はこの四元素に対応しています。
c.f.耳をすませば、過去が語りかけてくる(『ファンタスティック・ビースト』)〜過去の智慧は未来の智慧 2022年02月26日
僕等は文字でのテキストに慣れすぎていますが(それを黙読することに)、やはりシンボルとマントラは強いのです。
シンボルというのは星型のような五芒星(ペンタグラム)のことです。
そして、マントラというのはもちろん呪文という意味がありますが、ここではシンプルに声に出して読むという程度の意味で使っています。
文字は声に出して読まれてはじめて命が吹き込まれるところがあります。
シンボルも同様に描かれて、命が吹き込まれるところがあると思います。
アーユルヴェーダの教科書の1つである「チャラカ・サンヒター」も読む(黙読する)ものではなく、実際は音読するものです。
冒頭はこんな風に始まっています。
それでは「長寿を・・・」の章を述べよう、と尊者アートレーヤが語り始めた。
と。
(プラトンが描いた)ソクラテスと同じく、アートレーヤが生き生きと語っている講演録がチャラカ・サンヒターなのです。
ですので、アーユルヴェーダを教えていく上で、ヴァーキヤと言う原典復唱が重視されます。それに続けて原典解釈と要約(詳細説明)が続きます。
タントラ(本集)、スターナ(篇)、アディヤーヤ(章)、プラシュナ(論点)を「原典復唱(ヴァーキヤ)」、「原典解釈(ヴァーキヤ・アルタ)」、「要約(詳細説明)(アルタ・アヴァヤヴァ)」を伝達することができる者がアーユルヴェーダを知る人(アーユルヴェーダ学者)とみなされる。(p.641『チャラカ本集』)
「子曰(しのたまわく)」であり、「ソクラテスはこう語った」なのです。
そう言えばクリプキの2つの著書も講演録でした。
情報過多の現代においては、プリミティブに見えるかもしれませんが、我々はシンボルとマントラというシンプルなところにいつも回帰したいと思います!
それが古来より伝わる最強の「普通」のあり方なのです。
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