♫君の言葉は誰にもワカンナイ 君の静かな願いもワカンナイ 望むかたちが決まればつまんない♫ | 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ

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稀代のシンガーソングライターである井上陽水(いのうえようすい)が歌詞の創作に行き詰まっていたとき、ふと宮沢賢治の「雨ニモマケズ」が浮かんだそうです。

 

 

かつては小学校で暗唱させられたかもしれない、あの「雨ニモマケズ」です。

 

今とは違いインターネットもないので、井上陽水は友人に電話をします。

「雨ニモマケズ」って知っている?という電話です。

 

その相手がノンフィクションライターの沢木耕太郎さんです。

 

 

「あの『雨ニモマケズ』って知っている?」みたいな感じで電話したのでしょうか。

もちろん沢木耕太郎さんは知っていますが、さすがに全文を諳んじることはできません。

で、沢木耕太郎さんは、宮沢賢治の詩集を求めて、本屋さんに走ります。

創作のインスピレーションがあるうちに、「雨ニモマケズ」の全文を届けたいという一心で、いくつもの本屋さんを回って、宮沢賢治詩集のような大きな本を見つけ、それを買って帰ります。

 

そして、再び電話をかけて、井上陽水に詩を朗読します。

ところが、井上陽水はその朗読を途中でさえぎって、もう大丈夫、って言います。

「全部聞いちゃうと、影響を受けすぎちゃうから」みたいなことを言います(記憶で書いているので、違うかも)。

 

その結果として、できた詩が「ワカンナイ」です。

 

*こちらに収録されているエピソードです!

 

 

その前に宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の朗読を(もとい引用を)。

 

 

(引用開始)

雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシヅカニワラッテヰル
一日ニ玄米四合ト
味噌ト少シノ野菜ヲタベ
アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズニ
ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ
野原ノ松ノ林ノ※(「「蔭」の「陰のつくり」に代えて「人がしら/髟のへん」、第4水準2-86-78)
小サナ萓ブキノ小屋ニヰテ
東ニ病気ノコドモアレバ
行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ
行ッテソノ稲ノ朿ヲ[#「朿ヲ」はママ]負ヒ
南ニ死ニサウナ人アレバ
行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ
北ニケンクヮヤソショウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒ
ヒドリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニ
ワタシハナリタイ

(引用終了)(青空文庫

 

子供の時分の書き込みとはすごいもので、僕自身もどこかで「ミンナニデクノボートヨバレ

ホメラレモセズ クニモサレズ サウイフモノニ ワタシハナリタイ」と今でも思っています。

宮沢賢治はひとつの理想です。

 

この詩自体は公表されたものではなく、宮沢賢治が身に付けていた手帳に書きつけられていたものです。死後公表されます(僕はその宮沢賢治の手帳のレプリカを持ち歩いていた時期がありました。「雨ニモマケズ」も再現されています)。

(ああ、そう言えば、宮沢賢治の手書き原稿のレプリカも持っています。肉筆の生生しさが感動的です。受講生に見せると約束したまま何年も過ぎています)

 

 

この詩にインスパイアされた本歌取りが井上陽水さんの「ワカンナイ」です。

 

君の言葉は誰にもワカンナイ

君の静かな願いもワカンナイ

望むかたちが決まればつまんない
君の時代が今ではワカンナイ

 

きちんと「デクノボウと呼ばれても笑えるかい」などと原作へのオマージュもされています。まさに本歌取りです。

 

何が言いたいかと言えば、学ぶというのはこういうことではないかということです。

完璧に暗唱してコピーすることではなく、素早くそのエッセンスを掴んで、新しくCreateすることかと思います。

 

何かを学んだと言えるのは、その学んだことからインスパイアを受けて、自分でわずかであっても新しいことをCreateできた瞬間にあります。

それがコレクター達と学ぶ人達の違いです。

コレクションも素晴らしいのですが、せっかくなのでそのお宝を使いたいです。使い倒して、新しいものを生み出したいのです。

 

 

というわけで、OnLine気功整体BootCampのフィードバックを頂きました!

 

この方は何年も前から気功整体を学びたいと言ってくださっており、今回それが実現しました。

 

バレエを長く踊られています。

 

 

(引用開始)

 

いつもありがとうございます❣️

気功整体師養成2-2の配信をありがとうございます。
労宮ピンチのところで掌を縦に切るというのがありましたが、
レッスン前に足裏でやってみました!

ルルベがやりやすい❣️
ー両手バーだと高くなるー
タンジュもデュバンとアラセゴンがやりやすく感じました。

ありがとうございます❣️
引き続きがんばります‼️

 

(引用終了)

 

手のひらのエクセサイズを足裏にやるというシンプルな応用ですが、自分の得意なことに引き寄せてフィードバックを取ったのが素晴らしい。

 

そして自分にとってのスイートスポットで気功を応用し活用し、そしてどんどんフィードバックが得られるようになると、自分の雪玉が転がって大きくなります。

 

 

そうやって気楽に使い、気楽に気功を自分の世界へ取り込みましょう。

それが気功上達の秘訣です!

 

 

【まといのば講座『漂白された未来に備えよ〜不可避なホワイト革命に備えるための解毒法』】
【日時】 1月29日(土)17:00~20:00

【場所】 四ツ谷のセミナールーム(丸ノ内線四谷三丁目駅、都営新宿線曙橋駅が最寄り)
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バレエをやめれば楽になれると思った。

 

だが違った。

 

苦しみから解放されるには踊るしかない(セルゲイ・ポルーニン)

 

 

【動画紹介】

ホワイト革命についての補講が非常に面白かったです。

岡田斗司夫さんです。

 

最後に人を殴ったのはいつですか?

c.f.鷹の爪をココナッツオイルに入れて、抽出した香油で脳ケア&頭皮ケア〜新しい美容法を提案 2021年12月12日

*「信じられる?ティーンの2人に1人は毎日シャンプーしてるって?」(中森明菜)を岡田斗司夫さんも取り上げられていますね!

 

そしてなかなか辛かったのがヤマカイさんのトラブルとその顛末です。

概要の全体像を知るにはもう少し前から観る必要がありますが。

いや、その「少し前」から紹介すれば良いことですね。その3本を紹介します。

 

*「注目型」「司令型」「法則型」「理想型」4分類は岡田斗司夫さんの説ですね。

 

 

ヤマカイさんには是非復帰して欲しいと思っています。

 

そしてラストに苫米地先生が「抽象度」について解説していました。

非常に勉強になります。