アーユルヴェーダでは酒を禁止している、と思っている方が多いようですが、それは大きな誤解です。 | 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ

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イメージとリアルは違うものです。

(It's not what it looks like.)

 

スパイス料理は辛いもの、、、ではないですし、本当の良薬は口に苦くありません(多分w)。

 

身体に悪いものは美味しくて、身体に良いものは不味いというイメージがありますが、本当は違います。

 

「まといのば」も見かけほど怖くはありません(当社比)。

 

そしてアーユルヴェーダは白いお砂糖を禁じていませんし、アルコールも禁止ではありません(のちのムガール帝国のイスラームが禁止しており、その影響が色濃く残っています)

 

今回のアディトレスクールでテーマにしたチャラカ・サンヒターというアーユルヴェーダの教科書(2000年前に書かれています)には、こうあります。

 

*本当は伊藤武先生の「チャラカの食卓」のアマゾンリンクを載せたいのですが、なぜかリンクが貼れないので、チャラカ・サンヒターの邦訳を載せます!↑

 

 

「酒は、規定にしたがい理にかなった飲み方をすれば、甘露(アムリタ)のごとく有益になろう」(1-27・195)(『チャラカの食卓』p.41)

 

ですので、むしろ奨励されているのです。

 

そもそもアルコールという言葉自体がインド由来のものだそうです。

 

(引用開始)

ところが、”アルコール”という言葉じたい、インドに出発する。英語の事典に、「古代インドにコホラなる大麦でつくった強い酒があった。このコホラにサラセン人がアラビア語の冠詞al-をつけ、alcoholとしてヨーロッパ世界に伝えた」とあります。(引用終了)(『チャラカの食卓』p.40)

 

で、その「古代インドにコホラなる大麦でつくった強い酒」について伊藤武先生はこう語ります。

 

(引用開始)

 大麦でつくった強い酒、となれば、ウイスキーの先祖みたいなものでしょう。蒸留器はガンダーラの遺跡からも仏像と混じってごっちゃりと出土している。そして、インドの少数民族は現在もそれとまったく同じ形をした蒸留器を用いて、マフアーの花などからアラック(蒸留酒)をつくっています。(引用開始)

 

この何というか壮大さがインドです。

時間が止まっているような部分があるのです。。

ガンダーラの遺跡から仏像と混じって出てくる蒸留器と全く同じ形が現代でも使われているのです。

 

(引用開始)

 古代の文献をよく読むと、今日インドにある「レンジでチン」以外のすべての調理法が、当時すでに確立されていたことがわかる。調理道具も、博物館で見る二千年前のそれと、まったくといっていいほど姿を変えていない。金属の鍋釜は早くから普及していた。一方で、今も土器を愛用する人も多い。(引用終了)(p.5『チャラカの食卓』)

 

 

これを読んで、タレブを思い出す人も多いのでは?(そんな人いないかw)。

調理には、古代ローマ時代から変わっていない台所用品や器具が使われる」(ナシーム・ニコラス・タレブ)というあれですね!

 

 

(引用開始)

今夜、私はレストランで友人と会う予定だ(「食堂」は少なくとも25世紀前からある)。私はオーストリアのアルプス山脈で発見されたミイラが5300年前に履いていたのとそんなに変わらない靴を履いて、レストランまで歩いていく。レストランに着いたら、メソポタミアの技術である銀食器を使う。指がやけどすることなく、子羊の脚を切ったりできるのだから、十分に"キラー・アプリケーション”の名にふさわしい。それからワインを飲む。6000年以上も前から愛されているお酒だ。ワインはグラスに注がれるが、私の祖国・レバノンの人々は、フェニキアの祖先たちがガラスを発明したと主張している。納得できないって? それなら、少なくとも2900年前から、この地域でガラス製品がアクセサリーとして売られていたのは事実 だ。メインコースを終えると、もっと原始的な技術が登場する。アルチザン・チーズだ。私たちは、何世紀も前から製法の変わっていないチーズに、ふつうよりも高いお金を払うのだ。

(略)

食事はとても古い技術(火)を使って料理される。調理には、古代ローマ時代から変わっていない台所用品や器具が使われる(使われている金属の質は違うだろうが)。私は(少なくとも)3000年前から使われている「椅子」という名の道具の上に座る(しかも、古代エジプトの豪華な椅子と比べれば味気ない)。(ナシーム・ニコラス・タレブ『反脆弱性』)

 

 

 

 

 

歴史を学ぶと我々は大きく変わってきているような気がしますが、それはマーケティングです(←どういう意味?)。全く変わらないものも多いのです(人間の愚かさとか)。

 

そして、そこに降り積もっている人類の叡智をうまくすくい上げられれば、我々は浅はかな現代の「最先端の知性」なる愚かさから距離を取れるのです。というか、叡智にアクセスしましょう!

 

で、お酒について、アーユルヴェーダ最古の教科書にはどう書いてあるのかは上記で引用したとおりです。理にかなった飲み方をすれば甘露(アムリタ)のごとく有益だ、と。

 

驚きです!

 

そしてまさにイメージとリアルは違います。人は見かけによらぬものです(人じゃないけど)。

 

(引用開始)

「酒は、規定にしたがい理にかなった飲み方をすれば、甘露(アムリタ)のごとく有益になろう」(1-27・195)

アーユルヴェーダでは酒を禁止している、と思っている方が多いようですが、それは大きな誤解です。「チャラカ本集』(1・25)では、当時つくられていた八十四種類の酒とその効用が説かれている。八十四というのはあくまで「健康に有益な酒」となりうる原料植物の数。それらのブレンド、発行材(スターター)となる穀物の芽(モルト)、酵母(イースト)の選択、さらに蒸留するなどを組み合わせると、

 

「(インドの)酒の種類は無數である」

 

ビール、ウイスキー、ラム、ワイン、マンゴーやイチジクからつくった酒に加えて、薬草薬木の葉、花、根、樹皮、髄を煎じて発酵させた酒などがあり、よくもまあ、これだけつくり出したものだ、と感心してしまう。(『チャラカの食卓』pp.40-41)(引用終了)

 

このころの日本は弥生時代。

 

アニメ映画「君の名は。」でもお馴染みの「噛み酒」くらいしかありませんでした。

 

*主人公が働いているレストランのモデルとなったのが新宿御苑前のラ・ボエームです。そのレストランを経営しているのがいま小池都知事に対して気を吐いているグローバルダイニングです。

 

(引用開始)

当時の日本といえばまだ弥生時代で、酒といえば、縄文系のヤマブドウワインを別にすれば、噛み酒がほとんどでした。これは、ご飯をクチャクチャ噛んでペッと吐きだし、ツバの力で発酵させる、というもの。日本語の「酒をかもす(噛むす)」の語源にもなっているわけですが、麹をつくる技術はまだなかった。

それを考えると、古代インドの酒文化のなんと豊穣だったことでしょう。(引用終了)(同上p.44)

 

 

というわけで、魅力的なアーユルヴェーダは想像以上に楽しげな世界でした。
(というスクールをアディトレマスター養成スクールではやりました)。

食わず嫌いで終わらせてしまうにはもったいない美味しい良薬の世界が繰り広げられています。

 

有名すぎる絶世の美人バレリーナが、実は思っていたのと全く違ってとても気さくだったという以上の衝撃です(比喩が下手)。

(聞いた話しでは、100年に一度のバレリーナと言われたシルヴィーギエムさんも気さくなだそうで)

 

 

 

そんなわけで、理論編のアディトレマスタースクールが終わりましたので、実戦編となる「Ray Ayur-RayDaスクール〜薬食同源編〜」もお楽しみに!!

 

キッチンスタジオで実際に手を動かしながら、味わいながら、楽しく学べます!!

 

 

 

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