上り道と下り道は同じ一つのものである(ヒッポリュトス)どんな水差し壺でも二つの把手がある | 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ

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ヘラクレイトスの言葉という説もありますし、手元の書籍ではヒッポリュトスの「全異端派論駁」からの言葉とされてるのが、

 

上り道と下り道は同じ一つのものである(ヒッポリュトス)

 

ですね。

ヒッポリュトスは対立教皇であり、オリゲネスと同じく今では異端とされる多くの書物を残しています。

 

これはここだけでは意味が取れませんが、推定されているのは、いわゆるウロボロスの蛇ですね。

哲学で言う「反対物の一致」です。

左翼と右翼が究極的には一致するみたいな(違うか)。

 

善と悪も古代より一致すると考えられています。サタンとは悪ではなく、天使も悪いことをするのです。神様も同様に。

 

ただ、ある物事を観るときに正確に観なければ、上り道も下り道も観ることができず、寄り道しかできなくなります(それはそれで良いかもしれませんがw)。

ただ同じところを不必要にも関わらず、そして自分が望んでもいないのにグルグル回るのは無駄です。

ましてや自分の健康を捧げながら(不健康になりながら)、心を病みながら、無駄な堂々巡りをするのも無駄です。

 

 

ヒッポリュトスと似ているような言葉にフランスの哲学者(というかエッセイスト?)のアランの言葉があります。

 

どんな水差し壺でも二つの把手(とって)がある(アラン『幸福論』)

 

c.f.きちんと結界を張りたいと思ったら、気の玉4つではなく、目覚まし時計を丁寧に目の前に置いてみたら? 2018年12月19日

 

 

物事は2つではなく、3つも4つも5つも把手(とって)があるのでしょう。

 

世界が一つの見方しかできなくなっていて、正義が一つの声になってきているときは、眉に唾をつけて(ただし静かに隠れて)生きましょう。火炙りと異端審問と魔女裁判を恐れましょう。

 

 

ウィルス性にせよ細菌性にせよ感染は恐ろしいものですし、そもそも恐れられている感染症は、マラリアであり、HIVであり、結核です。

人間を最も殺している動物は、、、、サーベルタイガーでも(もういないか)、人食いザメでもなく、蚊です。

蚊が病気を媒介するのです。

 

 

最近では風疹や梅毒も復活してきています。狂犬病や破傷風もまだまだ現役です。

新型インフルエンザはいまや普通のインフルエンザとして日常化しています。

通常のインフルエンザも同様です。

 

O-157だけではなく大腸菌による感染ももちろん恐ろしく、多剤耐性菌の温床と言われる畜産動物の糞尿からはおそらくは抗生剤が効かない(多剤耐性菌なのでそりゃそうですが)パンデミックが起きるのは時間の問題でしょう。

そもそも抗生剤をガンガン使えば、それに対する多剤耐性菌ができるのはいたちごっこなので当然です。そんな多剤耐性菌同士の蠱毒(こどく)状態になっているのが、牧草牛ではない牛たちの環境です。

 

起こることが確実な未来に対しては、冷静に分析して対応するだけです。

 

 

Infodemic(インフォデミック)というのはパニックの感染であり、このパニックは残念ながら今回はリーダーたちにまで感染しているようなので、僕らはその馬鹿げた空気に対して、火炙りにならない程度に、「合わせる」必要があります。

 

ただ、もちろん資本主義として、そして政治的な理由でパニックの演出を選択している人もいます。なぜならそれが自分サイドの大きな利益につながるからです。

合成の誤謬という言葉をここで使って良いのか分かりませんが、それぞれが合理的な判断をしている風で全体にとって大きな不利益になっている状況です。

 

FRBもRession(景気後退)について言及していますが、端的に現在起きている移動の禁止だけを観ても、大恐慌(Depression)は確実にいま起きている「未来」だと思います(結果が見えるのは少し先になるので)。

 

ただ大恐慌はDetox(デトックス)みたいなもので、大きく社会をゆさぶって、社会構造を変革します。

そもそも遅すぎる変化に対して、スピードが少し上がるだけですが。

 

ですので、水洗便所が増えたら、汲み取りのおじさんたちは失業しますし、農業が機会化されて人口の9割と言われていた農民の多くは失業したでしょうが、新しい仕事が生まれるだけです。

 

 

で、とりあえず社会として目指すべきは、パニックの防止です(煽っているのは大手メディアと政治家だけ。そしてそれに乗せられてしまう方々。大手メディアはパニックが無いことが最大のパニックですしw)。とりあえずではなく、いつもそうあるべきですね。

 

ちなみにパニックになっている人は自分がパニックになっているとは思っていません。

パニックの感染は交感神経優位になり、かつ何とも言えない高揚感があります(何とも言えないというのは、修辞的な言い回しであって、単なるホルモンの働きです)。

 

そして、最近、聞き覚えた単語を繋ぎ合わせながら自分が合理的に考えていると思いながら、情動優位に動いてしまいます。

 

自分が情動優位(もしくは冷静さを装っているパニック)になっているかどうかを調べる方法としては、アジア系の方が咳をしているときの自分の身体の反応を冷静に観察してみることです。

 

その時の反応を観れば、自己診断ができます。

 

 

とりあえず風邪もインフルエンザもいつも流行していますし、お互いに感染しあっています。

「免疫を高める」というと呪術のように思われていますが、れっきとした科学です。

 

そもそも抗体を持つ人はずいぶんと増えていて、オックスフォード大学では「いや、もうイギリス人、半分くらい抗体持っているんじゃね?」と思って、検査を開始しています。

 

c.f.堀江さんが抗体検査を受けてきたという動画が面白かったです。

https://youtu.be/vF2T-LSwneg

 

半分って楽観的すぎる気もしますが、でもこれは時間の関数ですので、どんどん増えていきます。

すなわちアフターコロナの世界へ移動する人がどんどん増えていくのです。

彼らは感染を恐れずに、仕事に復帰できます。

(ちなみに鎖国を実施した賢そうに見える国家の皆さんはこの先どうするんでしょうか。基本的には国境を開放しなければ、経済的には1世紀ほど遅れるでしょうし、開放したら市民から突き上げられるでしょうし。全く逆のシナリオをガンガン語っていたインフルエンサーの皆さんがいました。彼らの逆張りをすれば正常な分析ができますw

彼らいわく世界は汚染地域と汚染されていない地域に分かれる、、、と。

でもまともに疫学的に考えれば、その地位は逆転します。世界は抗体を持ち集団免疫が終わった地域と、、、、)。

 

そもそももし今回の騒動がパニックではなく、政治的に科学的に合理的だと判断するのであれば、、、、今回の風邪の後ろには毎年大流行するインフルエンザも他の通常の風邪も控えています。世界は中世へ逆戻りです(まあ、そんなアホなことは有りえませんし、いまは声のでかいパニックくんたちが大騒ぎしているだけです。それが国家の指導者というのが厄介なだけです)。

 

 

 

話を戻します。

 

「免疫を高める」というと呪術のように思われていますが、れっきとした科学です。

 

従来の医学が嫌っていた半面なだけです。

 

ここらへんはとことん言葉を濁しますが、たとえば美肌クリームにおける湿潤療法を思い出してください。菌を撲滅するのではなく、菌とは我々のことだと気付き、共生することが重要です。ウィルスもRNAであり、我々の一部なのです。以前にウィルスが進化を媒介するという議論を紹介しました。時間の流れに対して垂直方向(すなわち時間の流れ方向)への突然変異だけでは、進化は説明できず(時間が圧倒的に足りない)、実際はウィルスというRNA増幅装置(ウィルスが増幅しているわけではなく、細胞が増幅するのですが)によって、進化は水平方向にも媒介されているのです。

 

ちなみにウィルスはDNAのようにペアによるエラーチェックを経ないので、転写ミスは修正されません(ミスは必ず起こります。間違いは必ず起こるのでw。というか、完全なコピーは存在しないのです。完全な絶望がないように。それは原理的には不完全性定理によって説明されます)。

であれば、あとは生き残ったものが、進化とされます。

自然淘汰というセレクションに適応したものが残ります。

 

 

で、我々としては、従来の某業界団体がスコトーマとなる半面に着目しましょう。

 

すなわち栄養であったり、パニックを合理的に鎮めるIQであったり(抽象度をあげようとする意志であったり、単純なリテラシーであったり)、共生という感覚も重要です。

 

シナリオはシンプルです。単に交代獲得者を増やすだけです。

攻撃に対して、防御のレベルを上げるだけです。

 

ベタな話ですが、まずはきちんと食べて、きちんと寝て、きちんと運動することです(^o^)

 

(メディアの報道にもう新味はないでしょうし、飽きているころではないでしょうか?メディアによる心の汚染というのは甚だしいので、メディアはシャットアウトすれば良いことです。もしくは、とことん反論しながら読むか。もちろん反論するにはそれ相応のリテラシーとIQが必要です。そして、バカには言葉は通じないという原則も知る必要がありますが)。

 

 

(引用開始)

テレビでおなじみの光景、災害や事故や犯罪の現場でレポーターが被災者や被害者の家族に聞く、悲しいですか?悲しいでしょう?最優先事項がなく退屈な人々はそれを見て今自分が悲しくないことを確認して安心する。(p.237 村上龍 ヒュウガ・ウイルス 幻冬舎文庫)(引用終了)

c.f.「悲しいときにただ悲しい顔をしていても事態の改善はない」〜ジョブズもピカソも盗む〜 2013年10月11日

 

 

ウィルスにせよ細菌にせよ感染というのは、この地球上で起きている弱肉強食(というべきでは無いですが)の争いの1つでしかありません。丁寧に語るなら自然淘汰です。適者生存ですね(強いものが勝つのではなく)。

ある意味では自然災害ですし、ある意味では自然の通常運行です。

 

ただありふれた自然災害がなぜか恐怖を増幅させているのは、多くの人が指摘するようにインターネットの恩恵でしょう。少し前にフェイク・ニュースが話題になりましたが、いまはInfodemicを恐れる必要があります。Pandemicではなく。

 

視点を変える必要があります。

免疫を高めることです。そして早く抗体をつけることです。

 

ですので、食事(栄養)、休息、運動を心がけることです。

(正常化バイアスについて多くの人が語りますが、彼らは自分が「正常」だと思っていてバイアスを散りばめているだけでしょう)。

 

そして意識的に健康の側にわずかにシフトすると良いと思います。

 

 

たとえば、、、あまり語りたくないことですが、たとえば喫煙等は控えて良いと思います。免疫が下がらない程度にダイエットしても良いでしょう(たとえば、万が一のときのための備蓄と称して、多くは保管が楽な炭水化物祭りになります。またカップラーメンを買ったりしてwww、そして自宅警備に飽きて、それを食べてしまったりして)。

 

ウィルスには免疫が頑張ってくれますが(そのためにも免疫細胞の仕事をなるべく減らしておきましょう)、心に対する汚染に対しては方法は多くありません(実際はいろいろとありますが)。

ですので、まずは心の汚染を防ぐことから始めましょう。

 

というわけで、Infodemicと風邪にご注意。

 

タンパク質やアミノ酸の摂取を少し意識し、単純糖質を控えて(パニックのときは甘いもの欲しくなりますし)、良い油をたとえば野菜と共に多めに。

(全然足りていないと思ったら、ビタミンCやビタミンB、Dなどを摂取してみて、自分の身体をモニターしても良いと思います。面白いことに厚生労働省はビタミンCは意味がないと言っていますが。なぜなんでしょう)

 

そして来たるべき(というか、もう来ている)大恐慌に対して、リラックスして身構えましょう。

 

Brace for impact!