バレエに必要な英語力を最短でつけたいなら、バレエに必要な英語を知るところから始める | 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ

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海外のバレエ団で踊りたいと思っていて、そのために英語力をつけたいと思ったら、やるべきことはシンプルです。

「敵を知り己を知れば百戦危うからず」と孫子も言っています。

海外のバレエ団で踊るというのはどういうことかと言えば、海外のバレエ団でクラスレッスンを受け、海外のバレエ団でリハーサルをし、海外のオペラハウスで舞台に立つということです。

そうすると必要なこと不要なことが見えてきます。たとえば、海外のバレエ団でプリエをしながら、To不定詞の何用法か問われることはありませんw


海外のバレエ団で1日を経験してみると、何が必要で何が不要かが良く分かりません。

たとえば「試験に出る英単語」を一生懸命に覚える必要もありませんし、Z会の速読英単語にかじりつかなくても良いのです。

重要なのは知ることです。

どんな英語が必要とされているのかを知ることです。

世界最高と言われるバレエ教師の一人であるヤニック・ボカンのクラスレッスンです。



我々はほとんどの用語を知っているので、あまり違和感がありません。
いまレッスンを受けろと言われても、大丈夫な気がするのではないでしょうか?

外国人のレッスン、海外のバレエ団のレッスンなどと気負う必要ないので、通常のクラスと少しフレーバーが変わる程度です。



一度でも海外のバレエ団で過ごせば、「ああ、そうなのか!」と分かると思います。
いまは良い時代でカメラがバレエ団に入るので、それを体感することができます。
少なくともどんな英語が使われているのかをリアルに感じることができます。

何度か聞いて耳を慣らしていきましょう。
なぜなら世界中どこでも同じ表現で同じような注意がされているからです。

そこには、プラトンもアリストテレスも宇宙物理学も出てきません。
CNNもBBCも関係ないのです。
Toefleでも英検でもなく、シンプルにYoutubeでバレエ団の英語に耳をチューニングしていきましょう。

自分がそこにいると思ってイメージ・トレーニングをすることです。

どこの世界でも日常というのは短調な繰り返しです。舞台ですら同じです。
ドラマは細部に宿ります。突然にチャンスが舞い込んできたり、気付いたら運が向いてきたりします。
しかし基本的には短調なものです。

ですので、集中すべきは自分の身体であり、自分のパフォーマンスです。それは日本で日本語でバレエクラスを受けていても、夢の海外のバレエ団でも同じです。

であれば、いまバレエに集中すればいいのです。学校で登下校中でも寝ても覚めても、いつも頭に海外のバレエ団のYoutubeを流しておくイメージです。



プロとスクールでは少しレッスンの雰囲気が異なります。
我々は基本をきちんとという面ではバレエ学校のようにするべきですが、ある程度まで成長したら、バレエ団に適応するべく頭を切り替える必要があります。



ちなみにワガノワつながりで、面白かったので、ストレッチの動画です。
この年代は自重で周りと一緒に楽しくやるのが一番です。
身体が完成した十代後半からは、フリーウェイトトレーニングを交えて、柔軟性をアップさせる方が良いと思います。
大人になると柔軟性が変わらないというのは、間違いで、柔軟性を変化させるような過負荷に触れていないということなのだと思います。



クラスレッスンはシンプルな英語かもしれませんが、、、リハーサルともなると違うのでは、、、と思われる方もいるかもしれません。

しかしリハーサルもシンプルです。

そして英語は大事なことをゆっくりとはっきりと大きな声で繰り返しすという素晴らしい特長があります(逆に早く不明瞭で小さな声で話していることは拾わなくてもいいと言えます)。






そして英語もまたツールです(当たり前です)。

バレエ少女なら難なく聞き取れる英語が、英語教育を受けてきた大人が聞き取れなかったりします。
しかしそれは英語の問題ではなく、ゴールの問題です。

バレエに関心がなければ、バレエに関する知識がなければ、同じことを日本語で言われても分かりません。それだけのことです。

Two tenduを「タンジュ2つ」と日本語で言われても、ちんぷんかんぷんです。
タンジュというパを知らなければ英語でも日本語でも分かりません。


ですから、漠然とした英語力をつけようと遠回りするのではなく、自分に必要な英語は何かを調べ、それに特化して必要な英語力をつければいいのです。

そして必要とされる英語力について知り、自分の英語力を知ると(敵を知り己を知れば)、必要なのは英語ではなく、海外のバレエ団で踊っている自分という臨場感であり、バレエのテクニックの向上であり、そして何よりも指導者(教師)、そしてピアニスト、周りのダンサーとのコミュニケーションが最も重要であることが見えてくるかと思います。

振り付けとは振り付け者の意図を理解し、表現するものですし、バレエレッスンは教師のコレクション(注意)の意図を理解し、その理解を踊りで示すものですし、舞台に立つというのは周りと息を合わせるために、お互いの意図をきちんと理解しあうことが必要になるからです。





p.s.

忘れていましたが、英語とバレエは似ています。
どちらもポジションが重要です。
英語の場合は舌、口、そして喉のポジションです。
ブリトニー・スピアーズの16歳のデビュー曲です。
ブリちゃんの口を凝視すると、そのポジションからポジションへのすさまじい動きが分かります。