Be water, my friend!ブルース・リーと五輪の塔、ファインマンのボンゴ! | 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ

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Phonicsというのは英語圏の子供たちがアルファベットと音をつなげるための学習システムです(余談ながら、アルファベットというのは、「あるふぁべーた」という最初の二文字の意味です。いろはにほへとの「いろは」と同じですね。かつてのタイトルがその書物の冒頭から取られていたIncipitと同じですね)(関連ブログ:彼は怒りに燃え、手からかの板を投げうち、これを山のふもとで砕いた(エクソダス32:19)2015-02-22

端的に言えば、A is Apple A,A,Appleです(声に出して、口を大きく開けて歌いたいものです)

フォニックスというのは、エィというアルファベットはアと発音しますよ、びぃーというアルファベットはブッと発音しますよというアルファベットと音をつないでいく作業です。

そのルールをまずはサクッと頭にいれます。そしてあとはひたすら練習です。それも素早く。

ですので、あ、ぶ、く、す、どぅ、え、ふっ、ぐっ、とアルファベットを発音したりします。
(これは幼いころにシンガポールで育ったというスタッフも同じことを言っていました)

ちなみにphonicsをお勉強にしないことです。遊びながら一気に終わらせることです。ただの口と舌のゲームです。3日ほどで完璧にしましょう!



というわけで、どんな教材が良いだろうかと悩んでいる人はひたすらこの歌を歌うことかと思います。できれば(というかmustで)口の形や舌の形を覚えることです。

よく耳でよく聞いてその音を出すと言いますが、それは間違ってはいないのですが、それは聴こえる耳を持っている人だけです。耳を持っていない人はまず口の形から入るべきです。Outputしてはじめて、inputが可能になります。逆ではないのです。Blief systemにない音は聞こえないのです(あなたがまだはじめての誕生日を迎えていないのであれば別ですがw)。

それからPhonicsは単語しか読めるようにならないということは知っておくべきです。これ一つですべてが解決という夜中の通販番組の商品のようなことはありません(笑)リエゾン(liaison)はフランス語の考え方ですが(英語だとR-linkingなど)、そのリエゾンといか連音のルールをまた覚える必要があります。ただphonicsは通過すべき技術であることは間違いありません。

ブルース・リーは非常に明確に顔を動かしながら発話をするので、模倣には最適です(情動も動きもすべて真似しましょう。それがnativeのFeelです)
そして歌は暗記には最適で覚えやすいです。英語のリズムも身体に入ります。ですから、ハンプティダンプティーなどもそうですし、Fat mat catなどもガツガツ口ずさんでほしいと思っています。

英語は構造の言語です。構造とは配置です。どう並べるかが問題になります。
音楽においては構造や配置はリズムということです。流れる時間の中でどこに配置するかがリズムです。
そしてphonicsというのは、シンプルに考えれば舌の位置、口の位置、喉の位置(在り方)です。音の問題を筋肉の問題、身体(舌や口)の位置の問題に還元するということがポイントです。
文法も位置の問題、発話も舌の位置の問題ということです。すべてはPositionに還元されます。Positionは客観的なものです。ですからチェックしやすいのです。

(余談ながら、日本人向けとのフォニックスソングがあれば良いのにとは思います。A is appleのノリで、「fは(下)唇(を)噛んで、フッ、フッ、Fox」みたいに。耳にすべての責任を負わせるのはやりすぎです。まずは舌、口、喉、肺を適切に処理することに集中したいものです)

ちなみにブルース・リーの Don't think. Feelに続くセリフがIt is like a fingerです。「月を指す指」です。
これはいわば「月を指せば指を認む」であり、これは楞厳経(大仏頂如来密因修証了義諸菩薩万行首楞厳経)の一節だそうですが、まあ、我々は釈迦の言葉として知っています。

イエスはこれを律法主義として退けました。
すなわち、イエスもDon't concentrate on the finger!! と怒鳴ったわけです。
指ではなく、月を見ろ!と。

で、そんな、

It is like a finger pointing away to the moon.(月を指す指のようなものだ)

Don’t concentrate on the finger, or you will miss all of the heavenly glory!
(指に集中するな、指に集中すれば重要なものをすべて見失う)

からスタートするブルース・リーのAuto-Tuneがこちら。
Be water!!です。
「水のごとく」とは五輪書における武蔵の言葉ですね。



Empty your mind. Be formless, shapeless like water.
Water can flow or it can crash. Be water, my friend



僕が単純にブルース・リーが好きというのもあるのですが、このオートチューンはかっこよすぎますね。先日のYodaではないですが、名言がふんだんに盛り込まれていますし。
きっちり発音するので、口の動かし方もよく見えて楽しいかと思います。

Like water !!
Be water!!

というのは、もちろん武蔵の五輪書でしょう。
五輪書とは仏教哲学における五大(地水火風空)から来ており、地水火風空と一巻ずつあります。水の巻は2巻目です。


五輪の塔です。下から地水火風空と並んでいます。
地は四角く固く、水は方円の器に従い丸く(球)、火は上に向かい(三角)、風は吹き(半球)、空は虚空(宝珠型)です(空観の空ではなく虚空です。空海の唱えた虚空蔵求聞持法の虚空です。すなわち、「のーぼーあーきゃしゃ」の「आकाश, Ākāśa(アーカーシャ)」であり、数学におけるゼロ、龍樹における「空」の शून्य, śūnya(シューニャ)とは異なるということです)(方円の器に従い」は五輪書の言い方です。古くは老子においても水はひとつの理想です。たとえば「上善は水の如し」)

今回は五輪書から五輪の塔、そして五大がらみで空海の六大(5大+識)(空海のオリジナルというよりは、もともとインド哲学にあり、仏教哲学にも入ってきています)、ヒンズーの三大(火・水・地)、四大(地・水・火・風)。それから似ているけど、全然異なる中国の陰陽五行の五行(木火土金水)、アリストテレスの四元素(火、空気、水、土)などを俯瞰していこうと思ったのですが、長くなるのでやめます(こういう基礎知識は一緒に並べて、ガッと覚えるに限ります(^^))(リュックベッソンのフィフス・エレメントについても書こうかと思ったのですが、、、>┼○ バタッ)(五輪の塔はもちろんお墓です。釈迦は葬式も墓もいらないと言いました。親鸞も同様です。しかし、高野山の親鸞の墓は五輪の塔です。皮肉なものです)

ただこういうのはリニアに並べて知識を覚えるのではなく、MAPにするのが一番です。絵にするといいです。
五輪(五大)は下から四角、丸、三角、半球、宝珠(キューピーちゃんの頭とか、桃太郎が生まれてきそうな桃の絵がこの宝珠です)


桃は本来こういう形状なのに、なぜか、キューピーちゃんの頭のように描かれます。



参照:キューピーちゃん


というわけで、桃もキューピーちゃんの頭も「空」(虚空)を象徴しています。
地水火風空を四角、丸、三角、半円、宝珠と覚えると立体的になります。

それを踏まえて、アリストテレスたちの四大を考えるとこれも、下から積み上げです。堅い地、やわらかい水、軽い風、そして天の火です。


アリストテレスの四元素説です。下から地、水、風(Air)、火と並んでいます。
Wikipediaの説明を引用します「パラケルスス派の医師ロバート・フラッド『両宇宙誌=大宇宙誌』(1617)より、「四大元素のピラミッド」。元素が整然と階層をなしている様子を表す。火(羅:ignis)・空気(羅:aer)の領域と水(羅:aqua)・地(羅:terra)の領域に分けることで、四大元素における形相と質料の度合いを示している。」TerraやAquaなどはいまも使いますね。そしてAerはAirに通じますし。下からピラミッド型に積み上がっています。五輪の塔みたいなものです。

とは言え、アリストテレスは四大元素をエレメントというよりは状態として考えました(だからこそ現代に通じるなどと言われるのですが、、、たとえば個体、液体、気体、プラズマに対応しているなどと)。純粋な質料(プリマ・マテリア)に熱 or 冷、湿 or 乾の2つの性質が加わって四大になるということです。

それがよくわかるのがこちら。

*上手なまとめですし、きわめて直感的だと思います。こういう概念は絵で覚えるに限ります。


中国の陰陽五行で知られる五行も星形で覚えましょう!

"Wuxing ja" by Wuxing_fr.svg: Ju gatsu mikka based on works of Benoît Stella alias User:BenduKiwiderivative work: Kusurija - 投稿者自身による作品. Licensed under CC 表示-継承 3.0 via ウィキメディア・コモンズ.
*五行も木火土金水「もっかどこんすい(orもっかどきんすい)」と音で口ずさんで覚え(惑星の水金地火木・土天海みたいなものです)、そしてヴィジュアルで覚えることが肝要かと思います。ビジュアルはおなじみの星形、五芒星であり晴明紋です。


というわけで、すべてはつながっています。
We're all connected!!です。

ファインマンのボンゴではじまり、ファインマンとセーガンが歌うだけでも(いや、オートチューンですが)興奮しますね。懐かしのPowers of ten(10のべき乗)の映像もはさまれます(日本に書籍として紹介したのは村上陽一郎先生でした)。セーガンは以前、アップルパイのつくり方の歌を紹介しましたw

*スクリプトと字幕が出ますので、是非!


というわけで、ブルース・リーのBe waterのスクリプトです!!
元のインタビューはこちら15分49秒あたりに出てきます)




It is like a finger pointing away to the moon.
Don’t concentrate on the finger,
Or you will miss all of the heavenly glory!

Empty your mind
Be formless, shapeless
Like water

Water can flow
Or it can crash
Be water, my friend

Empty your mind
Be formless, shapeless
Like water

Water can flow
Or it can crash

Empty your mind
Be formless, shapeless
Like water

Be water, my friend


Running water never goes stale
So you gotta just keep on flowing

keep on flowing (Repeat)

You have to train
You have to keep your reflexes
So that when you want it, it's there
When you want to move, you're moving

I mean you gotta put the whole hip into it
Snap it, snap it
Become one with the! (snap!!)
You better train every part of your body

I mean you gotta put the whole hip into it
Snap it, snap it
You better train
Become one with ! (snap!!)
You better train every part of your body


Running water never goes stale
So you gotta just keep on flowing (Echo)


Under the sky
Under the heaven
There is but one family

Do not believe in styles
Styles separate man
It's a process of continuing growth (Echo)

Empty your mind
Be formless, shapeless
Like Water

Water can flow
Or it can crash

Empty your mind
Be formless, shapeless
Like Water

Be water, my friend



*壁を突き破りましょう!!Critical Ageの壁も!!発音の壁も、耳の壁も!!