肌のための便秘薬の矛盾 | 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ

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「肌のための便秘薬」についてのお問い合わせを頂きました。

基本的には薬についてのお問い合わせはそれぞれのメーカーにお願いします(笑)

ただカラクリを考えながら、検討することは有効でしょう。

結論から言えば、肌のための便秘薬とはマッチポンプでしかないでしょう。理論的には、より肌荒れを悪化させる可能性が高いということです。


シンプルにカラクリを考えます。

まず、腸相の悪さが肌荒れの原因であることは事実でしょう。腸にたまった便が腸相を荒らすのも事実です。

となると一見、便秘薬である下剤は便を出してくれるので良さそうです。

ここで、便秘薬がなぜ腸を荒らすのかを考えます。一時的に便秘は解消するかもしれませんが、腸は壊します。


例えば自然な下痢や吐瀉を考えます。

これは免疫反応です。消化器の限度をこえた異物(毒)を外に出す反応です。それが胃にあれば吐くし、腸にあれば下痢をします。

消化器の限度とはもちろん消化器自体の状態にも依存します。同じものを食べても元気なときは、大丈夫で、病んでいるときは気持ち悪くなったり吐いたりします。

下剤は薬です。薬は定義上、毒です。

異物(毒)を飲ませて、それを排泄しようという腸の働きを利用して、下痢を引き起こし、便秘を解消します。

セミナーでもお伝えしますが、ホメオスタシスとは盲目の天の邪気(あまのじゃく)です。
過剰に反応します。毒物を外に出すばかりか、他のものも排泄します。

そのかわり毒なので、腸は疲弊しますし、腸に負担がかかります。

毒も必要悪として使うのであれば、薬となります。最小限使用して、便が出たら、絶食に入ればいいことです。せっかく空っぽになったら、それを維持して腸の修復をさせたあげればいいことです。お腹が空いて仕方なければ白湯やほんの少しのフルーツを食べて、消化の負担を最小限にすることです。

便秘薬があるからと、いつも通り食べれば、薬は毒でしかなくなります。

肌のためのはずが、腸が荒れることに伴い、肌も荒れます。