神と対話するコツ、チャネリング、自動書記のカラクリ | 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ

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四ツ谷にありますバレリーナ専門の気功整体「まといのば」のブログです。
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ランダムか秩序かで言えば、東の横綱である「神」はその座を追われました。もちろんどちらが東でも西でも構いません。

では、我々の世界は完全なランダムかと言えばもちろん違います。窓から外の風景を見ても、どう見ても世界は秩序立っています。

そして「神」と同様に完全な「ランダム」もまた存在しません。
乱数を作ることの難しさはそこにあります。完全な乱数はもちろん作れません。それが暗号の限界でもあります。ちなみに苫米地先生は観測による不確定性を利用した暗号を作ったそうです。観測によって、どんどん不確定性が生じることを逆に利用したそうです。何度原理を聞いても、僕は未だよく理解できていませんが。

いずれにせよ、ランダムか秩序かという議論は、不確定性原理、不完全性定理により、問題そのものが根こそぎ失われました。

世の中には完全なランダムも、完全な秩序もないということです。

でも、「なるほど、それは納得!」という人は少ないのではないでしょうか。「なるほど、我々は絶対的な秩序と絶対的なランダムの中間に浮かぶはかない存在なのだ」と納得する人は少ないでしょう。

しかし少なくとも絶対的な超越者としての「神」が存在しないことは、多くの人の慰めにはなります。神父や牧師たちはもはや神がいないことは重々承知です。彼等はエリートです。不確定性原理なぞもちろん了解済みです。
彼等の発言の節々からそれが分かります。

ただ、体感として「神」と出会う(マリアでも、天使でも、大日如来でも、いいのですが)ことはありえます。これは以前、苫米地理論のA次元を用いてその圧倒的な臨場感のカラクリを示したことがあります。

「神と対話」しているとき、それがチャネリングであれ、自動書記であれ、何であれ、そこで出会ったのは高い抽象度にいる自分でしかありません。

神は自分に似せて人を創ったのではなく、人は自分を神と見間違ったということです。

これは前回の養成講座でも話題になりました。

チャネリング、自動書記のカラクリ、神と出会うカラクリです。彼等は誰とどう話しているのかをお伝えしました。
そしてチャネラーを気功師が作り上げることすら可能であることも示しました。

ほとんどのチャネリングは占いのホットリーディングとコールドリーディングをミックスさせています。でも稀に本人はそのようなトリックを使わないで、「チャネリング」をすることも可能ということです。
もちろんそのカラクリも無意識のコールドリーディングでしかありませんが。ホットリーディングとはテレビの占いのような、下調べ済みの「占い」です。コールドリーディングは予備知識無しで当てたように見せる技です。書籍で両者とも多数公開されています。

無意識のコールドリーディングと言うと、すごそうですが、すごくはありません。ただの情報空間への無意識のアクセスです。

どんな会話でもお互いにお互いの情報空間にはアクセスしています。そうでなければ、コミュニケーションは取れません。文字の羅列が意味をもって、自分に入ってきません。会話だけではなく、読書でも同様です。ブログを読むのも同様です。それは普通のことです。

ただ無意識で処理されているので、なかなか意識し辛いだけです。

ですから、生産性を上げようと思ったら、チャネラーになることです。意識的にコントロールできるチャネラーになるのです。

多作な作家さんなどは、自動書記のようなものです。養成講座ではサマセット・モームとゲーテの話しを例に出したかと思います。

簡単に言えば、モームもゲーテも日々書くことを進めました。
モームは書くことが無いときは、自分の名前をタイプし続けたそうです。「ウィリアム・サマセット・モーム」と繰り返しタイプし続ける様もかなり怖いものがあります。でもそれが創作の秘密でした。ちなみに彼はスパイという前歴もあります。MI6の諜報員です。007のジェームズ・ボンドと同じです。

ゲーテは大作主義を戒(いまし)めていました。いつか大山(おおやま)を当ててやる、という態度を退(しりぞ)けていました。日々コツコツ書きなさいと勧めました。
そして驚くべきことに「もし私がこれをもっと若い頃に知り、実践したなら、もっと多くの素晴らしい作品が書けただろうに」とゲーテ自身が歎(なげ)いています。十分に多作なのにも関わらずです。

いわばこのセルフ・チャネリングが無意識をコントロールする技です。その方法論は苫米地先生の書籍に多数散りばめられています。

逆に言えば、僕らは意識的には何もできません。目の前のコップすら持てません。持てると思っている人は逐一筋肉に指示を出してみるといいです。上腕二等筋に何gの筋出力を何秒間、行えばいいのでしょう?

我々はコップを持つというゴールだけを設定して、あとは無意識に任せています。

そのことに気付けば、全てを無意識にほうり込み、無意識に勝手に最善の方法で行わせることが上手になります。




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