バレリーナと食事に行くと・・・ | 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ

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バレリーナやモデルさんと食事に行くと、彼らが痩せている秘密が見えてきます。食いしん坊なのに痩せている秘密です。すなわち、たくさん食べれない秘密が見えてきます。

彼らはほんの少しを口に運び、長いこともぐもぐしています。ゆっくりゆっくりしか食べません。「美味しくないのかな?」と見まごうほどのスローペースです。

それだけ長い時間、もぐもぐしていたら、確かにたくさんは食べれないなと分かります。もちろんそうではないバレリーナやモデルや痩せている人もたくさんいます。その人達はその人達なりのまた別のカラクリがあります(多いのはいわゆる「胃が小さい」というものです。満腹になる閾値が低いのです)。

もしかすると、口の中にモノを入れている時間は肥満している人と同じ程度かもしれません。人は咀嚼で満足を覚えるので、満足度は一緒の可能性があります(荒い議論ですはありますが)

大食漢と呼ばれるような人は、早食いであることが多いようです。ですから口の中にモノが停滞することなく、次々と通過してしまいます。カレーは飲み物と豪語する人もいます。実際に飲んでいるのではないかという早さで食べたりします。
小食の人は牛のようにいつまでも口の中でモグモグしています。ですから食べている量は違えど、口に食事がある時間は十分に長くなります。

翻って、現在我々が囲まれている食材を考えると、噛まないですむ食材が多いです。多くの加工食品は食べやすさを考慮されているので当然と言えば当然です。

栄養士の幕内先生が著書「変な給食」の中で、給食における加工食品の多さに触れて、これではよく噛んで食べなさいと言われても長いこと噛めないものばかりだ、という趣旨のことをおっしゃっています。

米や麦などの穀物はよく噛んで澱粉(でんぷん)を麦芽糖(ばくがとう)に分解してはじめて甘味を体感できます。ところが加工食品のように最初からその甘味を体感でき、噛む必要がなければ、よく噛むことなど原理的に不可能です。

ですから「よく噛みなさい」という言葉がただのお題目と化してしまうのです。

噛むことが可能な食材を、無意識によく噛んで食べるのが理想的な食事とダイエット法でしょう。


*過去記事『「よく噛んで食べなさい」は何が間違いなのか』も是非参照してください。