一週間フレンズ。 | アニ郎

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 ようやく諸々から解放されたらこんな時間になってしまいました…。今から細かく記事を書いている余裕が無いので、ストックを放出したいと思います(__;。
 実は8月の中頃にまとめていたのですが、夏アニメのレビュー群を上げるのに精一杯で、HDDの肥やしになってたんですよ。まだもういくつか溜めておいた記事があるので更新に穴が開きそうなときに小出しにしていきますね(^-^;。まずはこの「一週間フレンズ。」から。

 なお、書きっぱなしでロクに推敲していないので、変な部分や私見の塊があるかもしれません。許してちょんまげ(・ω<)テヘペロ

 「一週間フレンズ。」は葉月抹茶さんによるコミックが原作です。放映は2014年4月から全12話でした。原作は読んでいないのですが、意味深なタイトルと魅力的なキャラデザに惹かれてPVをチェックしたところ、「これは面白いに違いない!!」ということで視聴し始めたのでした。
 そのPVがこちら。

アニメ『一週間フレンズ。』PV


 他にももう3本ほどありますので、公式サイトからご覧くださいな。

 主なキャストは、長谷祐樹役に山谷祥生さん、藤宮香織役に雨宮天さん、桐生将吾役に細谷佳正さん、山岸沙希役に大久保瑠美さん、九条一役に浅沼晋太郎さん、芹沢舞子役に角元明日香さん、西村藍役に田辺留依さん、藤宮母役に中原麻衣さん、井上先生役に間島淳司さんなどとなっています。あと、wikiには載ってませんが、藤宮香織の小学校のときの同級生役で上田麗奈さんと夏川椎菜さんも出てましたね。役名は太田と山里です。この頃からいい味出してますねぇ。

 さて、ジャンルはと言いますとズバリ"青春モノ"になるでしょう。モヤモヤしてそれでいてときめいて、甘酸っぱくほろ苦い要素が最初から最後まで散りばめられていますね。

 ヒロインの藤宮香織はPVにもある通り、一週間ごとに楽しい記憶がリセットされてしまいます。故に友達を作らないと決めていました。そこに長谷祐樹が現れ、「友達になってください」とお願いするわけです。
 もうこの時点で「うわー、これ最終話絶対泣くパターンだわ(T_T)」と気付いてしまうのですけど、そんな期待に見事に応えた作品だったと思いましたねぇ。今ではすっかり失った遠い青春の記憶をバッチリと補完してくれた素晴らしいストーリーでしたよ。

 何と言っても藤宮香織の魅力が半端ないです。雨宮天さんの美しい声も相まって、ハートを打ち抜かれました。地声からはあまり想像もつかないのですが、こういう系の声を出すとちょっとハスキーが混じるんですよね。戸松遥さんにも似た感じですかねぇ。どことなくアスナっぽくもあるかな…。

 いずれにしても、普通の人間なら記憶がリセットされるなんて問題を抱えてしまったら他人とは絶対に関わりたくなくなるでしょう。事実、長谷と会う前の藤宮はそうだったんですから。自分を変えるのは人との出会いなんだなぁとつくづく思います。
 長谷も7割は好青年っぽいですけど、当然人間としての嫉妬や苦悩が見え隠れするわけでして、そんなところに自分を重ねて感情移入してしまうんですよね。
 …あー、私の好青年部分は2割ほどしかありませんし、それを好青年とは言わないことも知ってますし、何より青年じゃないんですがw

 現在放送中の(注:これを書いているときは絶賛放送中でした)orangeもそうであるように、周りの人間に恵まれたなぁというのが藤宮に対する羨ましい部分でもあります。

 とにかくみんなイイ奴じゃないですかぁ。

 桐生はほそやんがベストマッチでしたね。田中くんをお世話する太田のような甲斐甲斐しさは無くてもw、陰で支えてくれる存在のなんと心強いことか。何より、言うことやすることに一切のブレも迷いも、さらに間違いもないというデキた人間なんです。この桐生将吾の存在はとても大きかったのではないかと感じました。
 たぶん、長谷一人が抱え込んでしまっていたなら早々に破綻していたと思います。桐生に話し、理解してもらったことこそがあの状態になり得た要因だったのでしょう。

 山岸沙希も良かったですよね~。理解者ではないにしても意義深いキャラとして描かれていました。そうそう、もう一つの恋の行方である桐生との関係はあの落としどころがベストかなと感じました。最終話で泣く場面はジンワリ来ましたもん。

 九条一は、これ系のストーリーには「あまり出てきてほしくない人物」なんですけど、最終的には力になってくれる展開が素晴らしいと思いました。他の作品だったら間違いなく敵のまま終わるパターンですからね。この流れは想像もしていなかったので感動しましたよ。

 この作品が評価されたのは、「記憶を失うようになってしまった理由が明かされ、藤宮がそれを受け入れた」という点にあると思います。
 薄汚い大人視点で「もしかすると原因が描かれないままハッピーエンドになるかも…」と序盤で思ったのは事実ですんで、終盤間際で克明に描かれ、その困難にみんなで立ち向かったことについて賛美を送りたいですね。仮にそれが無かったとするならカテゴリがSFに流れても不思議ではないですし、「青春」を謳うならこれ以上は無いであろう流れとエンディングだったと思いますよ。

 総合的には、藤宮香織のキャラクター含め、泣きアニメとして後世に残る作品だと感じました。観てよかったと思える作品は数あれど、ここまで感情移入して、モヤモヤしたり、切なくなったり、ニヤニヤしたり、ウルウルしたりする…そんなアニメは少ないです。かなりの名作ではないかと個人的に高評価です。

 視聴後に、改めて公式サイトにある「香織の日記」を読んで、そして聴いたのですが、これは「アニメは知ってるけどそんなページがあったのを知らない」という方には猛烈にオススメしたいと思いましたよ。これはイイ!!です。ぜひ。

 …という感じで書いてました。過去に書いた自分の文を読むのってけっこうな抵抗だったりするんですけど(^-^;、ざっと読んだところでは今考えていることとあんまり変わってないみたいだったのでそのまま載せることにしました。一つだけ(注)打ちましたが。
 明日こそはユーフォ観たいのです(T_T)。