【旅程】
5/11 午前歯医者、午後から釜山に飛び、馬山で野球を観る
5/12 大田から龍山までITX青春に乗り、仁川でロマックを見る
5/13 平昌で江原FCのサッカー観戦
今回は5/12の前半、ITX青春でソウルに到着するまで。
今回の旅は11日と13日の予定が決まっていたものの、12日はフリーでした。
最初は昌原で競輪→釜山で野球→夜行列車でソウルのつもりでしたが、
昌原の本場レースが無く、仁川のSKにロマックが移籍したこともあり、予定を変更。
ちょうど5月からITX青春と呼ばれる急行列車が大田乗り入れ開始したこともあって、
ITX青春でソウルへ移動し、仁川で野球を観る流れに。
宿をチェックアウト(と言っても手続きはなくて勝手に出発するだけ)して馬山駅へ。
ソウルからのKTXが乗り入れているものの、周辺都市へはバスが圧倒的優位のため、
それ以外の本数はそこまで多くありません。
韓国の鉄道は、都市間を結ぶ長距離列車と、都市内の近郊列車で完全に運用が別れています。
前者はホームが低く(写真手前)、後者は電鉄線と呼ばれ日本と同じような高いホーム(写真奥)。
馬山は釜山からの近郊電車が乗り入れる計画があり、奥に高いホームが作られていますが、
まだ乗り入れは始まっていません。
時間に余裕があるので、KTXではなくムグンファで大田まで。
急行列車と言われることが多いのですが、
韓国の都市間を結ぶ長距離列車は急行以上しか存在しないので、一番下の種別です。
馬山駅前のセブンイレブンで買った弁当を、稼動していない食堂車で。
大田到着が11時前で時間が合ったので昼食。
どこか食べるところ無いかな、と思ってgoogleで
「大田 ランチ」
で検索すると、東京都大田区のレストランがズラリ。
まあこれは仕方ないと思って
「韓国 大田 ランチ」
で検索すると・・・
なんと東京都大田区にある韓国料理屋が出てきました。
いや、あの・・・
韓国料理で検索したならまだしも、これで大田区になるかい?
結局、
「韓国 テジョン ランチ」
でようやく調べられました。
食べたのはビビン冷麺。辛いけど旨みがあって美味しい。
大田駅に戻り、ITX青春に乗ります。
都市間列車の時刻表。
12:03の列車に乗ります。
ソウル行きと釜山行きが同じ画面にあるように、
全列車一緒に表示されるので、慣れないと戸惑うかも。
最上段のJecheon(堤川)行きは、京釜線ではなく、支線の列車です。
一番右の遅延欄は1分単位で書かれるんですが、そこまで必要?
◆そもそも、ITX青春とは
ソウルの龍山駅と、ソウルから北東にある京春電鉄線の春川駅を結ぶ急行列車。
2012年に走り始めてまだ5年目の新しい種別。
8両編成で、中間2両が2階建て。
2017年5月から、龍山駅ー大田駅にも乗り入れ開始。
停車駅は
龍山、鷺梁津、新道林、水原、平沢、天安、鳥致院、大田。
永登浦に停まらないのが既存の列車と異なるところ。
大田駅の案内。8番線固定のようです。
ここで1つ疑問が。
先ほど書いたように、韓国の鉄道は都市間用と都市内用でホームの高さが違います。
京春線は都市内輸送用の電鉄線で、高いホームを採用しています。
当然、そこを走るITX青春もそれに合わせたドアを設けています。
でも、大田には都市間輸送用の列車しか来ません。つまり、低いホーム。
どうやって乗るの・・・?
◆答え
ホームにステップ作ってました。
大田駅8番線の釜山方に、ITX青春のドア位置に合わせてステップが。
これで乗降するようです。
そこまでして乗り入れる必要はあるのか?という点は聞かない方が良いのだろうか。
同じ急行格のヌリロは稼動式ステップが内蔵されていて、どちらのホームも乗降できるんだけど。
デッキはかなり広いスペースが確保されていて、そこに自転車置き場や補助席。
京春線は観光需要もあるようで、そのあたりを取り込む目的と思われる。
つり革があるので、通勤需要も取り込むのだろうか。
こちらは平屋建ての車内。
2階建ての2階
2階建ての1階
車両が大きいため天井が高く、日本の2階建て車両のような圧迫感は無い。
運行開始から2週間弱で認知されていないのか、乗客は少なめ。
座席はテーブル付きで、シートピッチも十分。
唯一気になるのは窓が高いところ。
私は身長が高いので問題ないけど、低い人は外が見づらいかも。
大田の次、鳥致院駅。ここもステップ付き。
さらに次の天安もステップ付きで、天安から先は電鉄線用の高いホームのある区間なので、
ステップは使用せずそのホームを使う。
平沢駅から先は電鉄線用の高いホームがあるので、そちらに到着。
号車番号と各種案内。トイレは鍵が掛かると赤くなる、日本でもよく見る形式。
6号車に飲み物売ってると書いてあるけど、自販機が未稼働でした。
新しい車両で快適に揺られ、龍山駅へ。
電鉄線なので普段近郊電車が使うホームに到着します。
ITX青春は先頭車1ドア、中間車2ドアなんですが、なんとホームドアが対応していました。
偶然の産物なのか、しっかり合わせたのかは不明。
このあと、ソウルワールドカップスタジアムを見学して、仁川へ向かいます。