limおバカ→∞ -99ページ目

TRICK OR TEACH.





うちの塾の一日の労働の中で最もきつい時間帯はいつか。


授業中?           ・・・否。  






放課後の居残りが一番きつい。






宿題をやってないのに勝手に帰宅するちぃを引き留め、


真面目に残って勉強する生徒を邪魔して回るリオを叱り、



帰ってくれりゃいいのに居残りしたがるあやめの面倒を見、



質問したいのにいつもあやめに邪魔されるわっさーをなだめる・・・。






この労働量は授業3コマ分くらいに相当する。 マジできついのだ。


そしてもちろん居残りの時間はボランティアである。






わっさー  『ハイジ先生、二次関数分からんけん教えて。』






ハイジ  『?? いいけど、お前はBクラスやけんマサキ先生の担当やろうよ。 マサキ先生そこにおるよ?』






わっさー  『マサキ先生の説明分からんもん。 やけん聞きたくない。』






こいつらの頭の悪いとこの1つは、一度でも先生の説明で分からないところがあると、


「どうしてそうなるんだろう」とか考える前に、「この先生の説明じゃわからん。先生の説明の仕方が悪い。」と思ってしまうところ。








普通に考えて、集団授業よりも個別授業の方が理解につながる。


あの先生の説明じゃわからない。 そう思った生徒は別の先生に個別で質問しにいく。 そしたら理解できる。


「あの先生じゃダメだ。 今度からこっちの先生に聞こう。」 そう思うのだ。






まさに今のわっさーがその状態。

マサキ先生の授業じゃわからんから後でハイジに聞こうと思って授業は適当に受けている。






ハイジ  『んでどこがわかんない・・・

あやめ  『先生文章題教えてッ!!






わっさー  『お前どけや!! 今俺が質問しようとしよったわけ!!






あやめ  『うるさいしわっさーもっさー!! ウチは今日塾来たときに予約したんやけん!!』











今日の授業開始前。

あやめ  『せんせぇ今日の帰り教えてね~~。』




ハイジ  『いいけど何度も言うが俺はお前の担当じゃないからマサキ先生に・・・

あやめ  『コレあげるけん教えてね☆




ハイジ  『お前モノでつろうとすんなよ(((((((ーー;)






あやめが差し出したのは・・・







エヴァの本





ハイジ  『・・・・。     ・・・何コレ・・・(=_=;?』




あやめ  『先生の大好きなエヴァの本。 それあげるけん今日の帰り教えて・・・

ハイジ  『いやいやいやいや・・・いらんがな( ̄д ̄;)


      これお前が自分で買ったんだろ? 家にちゃんと持っとけよ・・・。』




あやめ  『なんかうちのババァがさ、「そんなオタクみたいな気持ち悪いもん捨てろ」とか言いだして。


      捨てるくらいなら先生にあげるよ。』






俺は廃品回収車か( ̄д ̄;)






あやめ  『とにかくウチ予約したけんね』




ハイジ  『いつから俺は予約可能になったんだよ(°Д°;










あやめ  『・・・やけんわっさーもっさーは後回し~~。』






ハイジ  『そんな言い方すんなよ(´~`;)


      わっさーちょっと待っとって。 すぐ終わって次教えちゃーけん。』






わっさー  『・・・ち・・・マジあやめ〇ねばいいのに・・・。






ブツブツ言うわっさーをしり目にあやめ次々と問題を俺に提示してくるのだった・・・。






そしてやっとあやめの子守が終わったかと思ったら・・・






ともチ  『はいじス・アディダス・アメダス・アサデス!!






ハイジ  誰を呼んでんだよΣ(~∀~||;)






ともチ  『これを教えろ、こら。』






ハイジ  『てめぇぶっ飛ばすぞコラ( ´_ゝ`)


      わっさーがさっきから俺を待ってんだ。 だからちょっと待っ・・・


わっさー  『・・・いいよ先生。 先に☐☐(ともチ)をみてやり。 俺は後でいいよ。』






ともチ  『当たり前やし!! わっさーとか200%後回しやけんね~。

ハイジ  『お前は黙ってろよ∑( ̄皿 ̄;;


      

                      ・・・いいのか、わっさー?』






わっさー  『いいよ。 別に。 別にいいし。 俺は後回しやもん。


      俺とかどうせいっつも後回しにされるべき存在やん。 そんなの前前からわかっとることやん。






完全にいじけてるー(((((((ーー;)






ハイジ  『ま、まぁもうちょっと待ってろな? 次は絶対見てやるから・・・。』






そしてともチの持ってきた私立入試の過去問の説明に手間取り、やっと説明も終わりともチも満足して帰宅したかと思ったら・・・






ハイジ  『やべ・・・もう10時半過ぎてる・・・。』






生徒の完全下校が10時半である。






Bクラスの教室をのぞくと・・・






わっさー  『・・・・。』


黙々と宿題をするわっさーの姿が。






ハイジ  『わ、わっさー。 スマン。 時間がもう・・・。』






わっさー  『いえ、いいんですよ。 構いません。 分かってましたから。


       どうせまた長引いて僕の質問にはお答えいただけないことは予想してましたからね。







敬語が不自然ー∑( ̄☐ ̄;)!!






ハイジ  『いや、ホントさ、あやめともチがさ、強引でさ・・・ハハ・・・。』






わっさー  『先生はどうせいっつも女の子しか質問答えないですもんね。


                   先生はそういう人だって分かってますから。







悪いの全部俺ー(°Д°;!?


キレる相手が違うだろわっさー( ̄Д ̄;)!!






少し太ったわっさーは、教室から出るときにいくつもの机にぶつかりながら、それでいて少しも直さずに帰宅したのだった・・・。






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