「表とグラフ」導入
「表とグラフ」の単元に入ります。「時刻と時間」の次は本当は「一万をこえる数」なのですが,個人的に「研究授業」があたったので,その日時調整のために,先にこの単元に入ります。 最初に「時間と時刻」の復習プリント(10㎝四方程度の小さなもの)をして,答え合わせをします。それが終わった後,「今日はそのプリントの裏を利用します。」といいながら,「好きなメニュー」と「得意な体育」についてアンケートをとることを告げました。 それぞれ,4つずつの選択項目を示して,どれが一番近いかをかかせます。子どもたちはあれこれ話をしながら自分の意見をかき,提出しました。この日は全部で32人です。 まず「好きなメニュー」がそれぞれ何人になるかを調べるので,自由にメモしていくよう指示しました。 私が1枚ずつ読み上げていきます。それを聞いた子どもたちは,ノートにいろいろなことをしながらメモしています。全部読み上げたところで,それぞれが何人だったかを聞くと,「カレー」と「ハンバーグ」の人数が,人によって違うことが分かりました。なかなか難しいものです。 そこでどんな方法でチェックしていたのかを確認していくと,「1,2,3…と,数字を書いていく方法」「ⅠⅠⅠⅠ…と,Ⅰをどんどん書いていく方法」「○○○○…と,○をどんどん書いていく方法」が出てきました。どれも子どもらしい発想です。そんな中に,「正の字を書いていく」というものも数人いました。この方法は,日常生活でも使ってきたことのある児童がいるようです。そこで,「どうしてこの字を使うの。」と聞いてみると,「横長にならない」「5ずつで分かりやすい。」など,的確な意見が出てきました。 そこで,もう一度「好きなメニュー」を,この正の字を使って調べてみることにしました。すると今度は,全員の数値が一致しました。早いし,正確に調べられることが感じられました。 この方法を使って「得意な体育」についても調べることができました。調べられたら,結果をきれいに「整理」していきます。「表」にまとめていきました。この時「大きい順」に並べることも指導しました。 最後に,教科書の練習題に取り組みました。これも「読み上げ」の問題ですので,同様に進めました。この時「合計」の意味について指導し,表の一番下に付け加えることを押さえて終了しました。 にほんブログ村