2019年 藤田医科大学・医(前期1/29)
数学 第1問 (解答・解説)
それでは、まずは偉人の言葉からです
『たいていの人は数学から
ある程度の喜びを得てい
る.それはたいていの人が
美しいメロディーを楽し
むことができるのとまっ
たく同じことである.
しかもおそらく実際に,
音楽よりも数学に興味
をもつ人の方が多いので
ある.』
(G・ハーディ,イギリスの数学者,
1877-1947)
それでは,最初は解答を見ずにチャレンジしてみてください
(問題)
(※ 時間の目安) (1)5分 (2)1分 (3)2分 (4)4分 (5)4分
(6)4分 (7)1分 (8)2分 (9)1分 (10)10分
(1) Median
(2) 5 to the 502th power
(3) Arithmetic-geometric mean
(4) Menelaus' theorem
(5) Probability
(6) Tangent is orthogonal
(7) Trigonometric addition formulas
(8) Position vector
(9) Differential method of quotient
(10) Circle of Apollonius
(ますいしいの解答)
コメント;いかがでしたでしょうか?楽しんで頂けましたでしょうか?
(1)4つのデータの“中央値”は、
{(第2番目の数)+(第3番目の数)}÷2 です
(2)素因数分解した、5の累乗の指数が末尾からの 0 の
数に一致します 高校入試などでも超頻出です
(3)“2個と3個の場合の相加・相乗平均の関係”です
(別解)は、“数Ⅲの商の微分法”です
(4)“メネラウスの定理”を使って、“面積比⇒辺の比”です
(5)高校入試でも出そうな“確率”です
(6)題意より、直ちに接点のx座標が出ますね
(7)超頻出の“cos(α-β)=cosαcosβ+sinαsinβ”
の加法定理です
(8)“位置ベクトル”から、“辺の比⇒面積比”の超定番です
(9)“数Ⅲの商の微分法”です 尚、e^log X=X です
(10)この中で一番時間がかかる問題ですね
それでも、“アポロニウスの円”を使えば時短となります
特に、“複素数平面”では、“アポロニウスの円”は頻出
なので使えれるようにしておきましょう
しかし,“入試数学”というのは,解くのにかかる
であろう“時間の見極め”が一番大切ですね
それでは、次回をお楽しみに
by ますいしい
下の書籍は、“計算力”を
身につけるのに、お勧めです