2013年 東京大学・理科(前期) 数学 第4問 | ますいしいのブログ

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一味違う大学受験数学の解法テクニックを紹介しています。

2013年 東京大学・理科(前期)

         数学  第4問  (解答・解説)

 

 

 

 

 

 おはようございます。ますいしいですニコニコ

 

今朝は快晴晴れもみじ 富士山富士山もくっきりと見えます目

 

 

 

 

 

 

 まずは、本日第2弾目の偉人の言葉からですポスト 手紙

 

……代数学を学ぼうと

 する者にとっては,一つ

 の問題を四つの異なる

 方法で解く方が,異なる

 三つ四つの問題を解く

 よりも,ためになること

 がよくある.一つの問題

 を別々の方法で解いて

 みると,比較によってど

 れが簡潔で能率的な方

 法であるかを明らかに

 することができる.それ

 が経験になるのである.

(W・ソーヤ,イギリスの数学教育学者)

 

 

 

 

 今回の下の問題はいろいろな

解法が考えられますウインク 皆さん

も、いろいろな解法を考え、もし

こんな手法もあるという方がおら

れましたらコメント下さい<(_ _)>

御待ちしておりますデレデレ

 

 

 

 

 

 

それでは,最初は解答を見ずにチャレンジしてみてくださいメモ

 

 

 

 

 

 

(問題)

 

 

 

 

(※ 時間の目安) (1)5分 (2)20分 (解1)に気づけば、7分  時計

 

 

 

 

 

 

 

Fermat  point

 

 

 

 

 

(ますいしいの解答)

 

 

 

 

 

(質問の回答)

 

 

 

 

コメント;いかがでしたでしょうか?楽しんで頂けましたでしょうか?

 

     (1)①の式より、それぞれ単位ベクトルの和がゼロベクトル

 

        ですから、点Pは正三角形の重心・内心・外心・垂心

 

        なりますから、直ちに∠APB=∠BPC=∠CPA=120°

 

        が、ピンときますひらめき電球 

 

        もし、これが、空間に次元を上げれば点Pは正四面体

 

        の重心ということになりますウインク

 

     (2)上のような4通りの解法を考えてみましたデレデレ

 

        (解1)これに気づければ、最速の解法となります滝汗

 

        (解2)“余弦定理”から、3元2次方程式を解きますウインク

 

            ここで、面積を利用して上の③を使えば楽に

 

            なりますニコニコ

 

       (解3)上のようにと結びつけますひらめき電球 内接する

 

           四角形の対角の和は180°ですから、上のような

 

           二つの円の交点として、点Pを導出できますニヒヒ

 

       (解4)“数Ⅲの複素数平面の回転移動”を使って、

 

            導出する手法ですちゅー

 

           ここで、α=a+bi β=c+di で、

 

           α//β ⇔ ad - bc = 0

 

                       α⊥β ⇔ ac + bd = 0        ですデレデレ

 

 

       ()上の点Pは“フェルマー点”と呼ばれています。

 

          三角形ABCのすべての内角が120°未満のとき、

 

          △ABCの内部に∠APB=∠BPC=∠CPB=120°

 

          を満たすPがただ一つ存在し、△ABCの内部の

 

          点Qから3頂点までの距離の和、

 

          QA+QB+QC は、P=Qのとき最小となりますビックリマーク

 

          ネットで調べてみてください<(_ _)>

 

        

 

    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     それでは、次回をお楽しみにバイバイ

 

                   by       ますいしい

 

 

 


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