私事ですが、4月29日が結婚記念日なのです。が、かといって毎年、特別に何かをしたり、どこかへ行くということもなく、せめてご飯くらい食べようか、と、例年お昼食べたりお茶したりしてます。今年は残念ながら当日は仕事だったので、一週間遅れのGWでお祝いをしてきました。
《喫茶店でゆっっくり本が読みたい》
連れ合いが日頃よく言っている台詞に便乗して、我が地元の森町に昨年オープンしたというブックカフェ【本と喫茶 畔(ほとり)】へ出かけて来ました。

以前から、一度行ってみたい、と連れ合いがチェックしていたお店です。僕も初めて来ました。古民家を利用したカフェで、店主の女性が一人でやられてるお店だそうです。

暖簾の刺繍がかわいい。
土間で靴を脱いで店内へ。

カフェスペースには自由に読んでいい本棚があって、入室早々に我らは本棚のラインナップに釘付け。入り口には販売用の本棚もあったけど、どちらにも僕の知ってる作家がほとんど置いてなかった。棚に店主の趣味とこだわりが見えて楽しい。

畳に障子、ガタつくガラス戸、柱時計、本当に昔の家って感じです。そうだそうだ子供の頃の僕んちもこんなんだった、と、わけもなく嬉しくなりました。

居心地が良すぎて、ゴロ寝したくなる。背もたれが席にあったらウッカリ寝ちゃってたかも。
なんにも珍しくない、懐かしいというにはあまりに生々しい、この空間を自分はよーく知ってる、という、かつてはいつだって周囲にあった、肌に馴染みすぎている空気が心地よい。
落ち着くわー、いつまでも居れるわー、と連れ合いと話してました。

柱時計の刻む音、そして珈琲とケーキと本。もう他はなんもいらん。うるさくない音楽(ボサノヴァや大貫妙子など)を耳の端に聴きながら、讀書が進むこと進むこと。銀英伝の最終巻のクライマックスまで一気に読めた。
ああ、終わった。ついに読んじゃった。まだ外伝の五冊が残ってるけど、そちらはとてもすぐは読めそうもない。銀英伝本編エンディングのこの余韻にしばし浸ります。
ここで音楽イベント出来ないかしら、とつい考えてしまうのは性ですね。この空間で歌を歌うなら、それこそマイクもアンプもいらないな。叫んだり煽ったりせず、語るように歌う人がいい。穂乃実さんが来て歌ったら素敵だろうな。comisole君とか絶対バッチリだな。忘れちゃいけないハルノオトさんも。この三人では昨年の作り人、の再現ではないか。
マシスだったら、例えばこんな歌を歌おうか。
↑自分の家でミニギターにて、加工なしの生音演奏です。近年の自分の歌の中で気に入っている歌です。
あっという間に100分を過ごして、帰りに販売の本棚から自主出版の小本を手に取りました。

モノ・ホーミーという作家の、鉛筆画のイラストに短い一文を添えた本。独特の絵がちょっといいな、と思いました。

値札を探すと、これが結構お高い値段で。えーって思って、連れ合いに値札を見せると、自主出版本ならそんなものでしょ、とアッサリ。
記念に買っちゃおうかと思ったけど、この値段だと尻込みするなぁ、と僕が言うと、連れ合いはパラパラとページをめくって一言、
いいじゃない、これの発売日、結婚記念日だし

↑2024年4月29日発行とある。ホントだ。こんなことってあるんだ。たまたま結婚記念日のお祝いにお茶しに来たお店でコレは、もう買うしかないじゃないか。
本と喫茶 畔は素敵なお店でした。またゆっくり本を読みに来てみたい。
世間に遅れて始まった僕のGWも、もうあと2日、終盤です。名残惜しい。


GWの最終日は音楽仲間と電車遠足。明日行ってきます。
来週はフリーダムフォーク集会ですよ。

第196回フリーダムフォーク集会
【日時】2025年5月17日(土) 19時半開演
【場所】ライブカフェ mamselle 袋井市堀越1802-1
TEL 0538-42-6440 http://mamselle.sakura.ne.jp/
【料金】music charge 500円
【出演】 一次会(本編)演奏時間一組20分(転換時間抜き)
・TARK☆
・旅人
・杉田哲康
・砂風金
二次会(飛び入りコーナー)演奏時間一組10分
飛び入りにもすでに何人か参加表明頂いています。皆さんよろしくお願いします
マシス