明日から地元のお祭りです。昨年は僕はお偉いさん立場でしたので、祭りの三日間は出ずっぱりでした。今年はそこまでは忙しくなさそう。それでも祭りはお酒が出るので、飲めばそれだけで疲れます。なるべく飲まずに乗り切りたい。飲まされないよう祈る。
お祭り準備で、先の日曜日は朝から隣保の皆さんと提灯を付けて回りました。

朝8時に集合、と連絡したのに、みんな7時半過ぎには集まってくる(田舎あるある)。早く済ませた方がいいじゃん、ですって。時間通りに来た人が遅れて来たみたいに見えるので、来年はいっそ7時半集合にすればいい。

夜に点灯確認。切れてる電球なしOK。これも隣保班長のお務めです。
午前中に提灯付けをがんばって、夜までポッカリ時間が空いてしまった。せっかくの日曜日、ちょっと本屋へでも行ってくるね、と一人出かけたのですが、そこで、そういえば東山ガレージの今日のイベントって二時からだっけ?と思い出しました。
先週の三夜連続のライブ観戦で、これでしばらくライブ見納めだ引きこもります、と言ったばかりで、もうホイホイ行ったんか、と呆れられそうですが、帰り道のついでだし、ここなら換気もなにも心配ないし、と思い、

何よりも、まだ僕が観たことのない人のステージは興味あるし、ちょっと寄って帰ろう、と寄らせてもらいました。先週に続き、東山ガレージへ。

開始時間直前でしたが、すでにお客さんで賑わってました。この場所は夜イベントも雰囲気がとても良いけど、日中に青空の下で椅子を拡げるとキャンプやバーベキューに来たみたい。ガレージの珈琲を頂きながら、ライブ観戦スタートです。
定刻を少し過ぎて、一番手はガレージ管理人&主催者【ハルノオト】さんより。


田舎、夏、少年時代の郷愁を歌った変則チューニングの楽曲たちは、まるでここで歌われるために作られたかのように風景に馴染んでた。軽トラックの歌のブレイクでカラスが鳴いたのは絶妙なタイミングでした(フライヤーの写真のカラスに違いない)。
二番手は愛知県豊川市から来た【穂乃実】さん。初見。


普段はイベント出演者の中で《眠くなる担当》とご自身で笑って仰ってたけど、作られる歌世界の小粋で素敵なこと。他愛のない独り言のようで寓話のような、何も難しくない言葉を三分間の小品に見事にまとめてる。こういう歌が作れたらどんなにいいだろう。
三番手は浜松から【comisole】くん。初見。


とびきり素敵な歌声で、ゆっくりユッタリと、ステージの時間を紡いでくれました。脱力してるようで芯が強く、気の利いた言葉と良いメロディは押し付けがましいところが少しもない。長い間を間延びせず持たせてしまう、良い歌と良い声が穏やかに鳴ってればそれだけでエモいのです。
奇しくもこの日集った三人は、ギターをガシャガシャ掻き鳴らさない、シャウトしない三人で、午後の屋外にぴったりな音楽をユッタリと鳴らしてくれました。特に穂乃実さんとcomisoleくんは、二人はどこか似ている、と思われた方も多くいたようです。
二人の音楽は別物だけど、ステージでの佇まいというか、ガツガツしてないユッタリした間の取り方はちょっと似てるかも。聴き手に露骨にグイグイ迫っていかない。押しと引きなら引きの、静と動なら静のアプローチ。音を小さくすればお客さんの方からなになに?と耳を傾けてくるのです。
こういうアプローチを、聴き手へのサービスが足りない、と思う人がいるのかしら。客にサァ盛り上がりましょうと煽ることなく、ただ淡々と真摯に歌う姿は僕はとても好感ですね。
この日の三人とも、夢や未来の希望を高らかに歌い上げるわけでないし、世の不条理を訴えもアジりもしない。かといって恋愛事情を切々とアピールするでもない。とっても私的でぶっきらぼうな奥ゆかしい歌の世界を作っておられて、たいへん楽しませてもらいました。誰もがこんな歌をもっともっと作ったらいいのに。皆さんお疲れ様でした。
追記。二人の歌を聴きながらハルノオトさんと目が合って、《ヤバイね!》と僕がそっと言うとハルさんは《ヤバイでしょ!》と、してやったりの笑顔。そうでしょうとも。若い才能は眩しい。


穂乃実さんとcomisoleくんの音源をゲット。カセットテープ時代ならA面・B面にこの二枚をダビングしてずっと聴いていたい、と思いました。
マシス