友部正人の新作アルバム『銀座線を探して』が今月20日に発売になるそうです。発売のニュースを知って、とり急ぎアマゾンで予約しました。


 

今作はなんでも、今年の6月に吉祥寺のスターパインズカフェで2日にかけてレコーディングライブされたものだそうです。ジョー・ジャクソンの『ビッグ・ワールド』トッド・ラングレンの『セカンド・ウィンド』の録音方法と同じですね。お客さんを前にしてせーの、で演奏したものがそのままCDになるのは面白い。


(ジョー・ジャクソンやトッド・ラングレンは客に演奏中は絶対に音たてんな、ってピリピリしたレコーディングだったそうですが、友部さんの今回のはフランクなライブ録音だったそうです)


お客さんにしたら、自分が今まさに観ていてる演奏がレコーディングされてる、と知ってのライブ観覧ですから、観ていてそれはワクワクするでしょうね。出来上がったCDを手にしたら特別な感慨があるに違いない。僕も実際にその場に居たかった。



この二日間のセットリストって何を演ったんだろう、と思って検索してみたら、ネットにアップされてる方がいらして、知ることが出来ました。


2024/06/22(土)


01.彼女はストーリーを育てる暖かい木

02.明日になれば☆

03.小林ケンタロウのいえ中華☆

04.ポテトサラダ☆

05.船長坂

06.クミタテール☆

07.陸前高田のアヴェ・マリア☆

08.小鳥谷☆

09.クワガタ☆

10.一枚のレコード☆

11.あの声を聞いて振り返る

12.銀座線を探して☆

13.月にボタンを掛けた夜☆

14.水上アパート☆

15.ブルース

16.朝は詩人

encore

17.ぼくは君を探しに来たんだ


2024/06/23(日)


01.一月一日午後一時(高橋さん)

02.彼女はストーリーを育てる暖かい木

03.明日になれば☆

04.小林ケンタロウのいえ中華☆

05.ポテトサラダ☆

06.船長坂

07.クミタテール☆

08.陸前高田のアヴェ・マリア☆

09.クワガタ☆

10.一枚のレコード☆

11.あの声を聞いて振り返る

12.銀座線を探して☆

13.月にボタンを掛けた夜☆

14.水上アパート☆

15.ブルース

16.朝は詩人

encore

17.小鳥谷☆

18.ぼくは君を探しに来たんだ




☆のマークを付けた曲が今回のアルバム収録曲。二日間ともほとんど同じ曲を演奏されたみたいですね。バンドを入れてのライブなら練習は必要ですので、余分な曲を増やさず二日とも同じ曲になるのは仕方ない。二回演奏してみて、出来の良い方を採用したのでしょう。


友部さんが日記に、初日の演奏では大きなミスがなくて良かった、二日目の序盤は少し演奏が固かった、などと書いてます。いつも通りやろう、と思ってもどうしても録音は意識して緊張してしまうでしょうね。


昨年と一昨年にエスケリータ68でのライブで、僕もすでに聴けている曲が収録されてます。覚えのあるタイトルを見つけて、あの曲が入った!と喜んでます。




友部さんはいつもライブで新曲をバンバン歌うので、今回の新曲レコーディングライブも、友部さんの通常のライブと印象は特に変わらないですね。

今作に限らず、前作や前々作のアルバムが出た時でも、すでにライブで聴けてる曲があって、オーあの曲が入った!って思ったものでした。「日本に地震があったのに」「ただそれだけのこと」のような時事ネタの歌は、CDに収録される頃には時間が経ってどうしても事件のインパクトは風化してしまうので、最初に(当時の事件の直後に)ライブで聴いた時のショックってやはり忘れられないものがあります。

上に貼り付けた日記を読み返してみたのですけど、え、このタイトルの曲が入ってないじゃん!って曲もあってびっくり。「悲しい紙」はどうなった?「風がこんなにも」は?「夏の星」は?もしかしてタイトルが変わって収録されたってこともあるか。知らないタイトルの曲に注目だな。


アルバムタイトル曲でもある「銀座線を探して」は、ライブで初めて聴いた時は本当に感動したものでした。クワガタの歌も懐かしいな。ああ早く聴きてぇ。



たまたま最近、友部正人さんの著書「パリの友だち」を読んでいたのですけど、つくづく僕は友部さんの書く文章が好きです。歌もファンですが著書のファンでもあります。

友部さん御本人はステージでわりと口数が少ない方で、普段のおしゃべりも決して雄弁なイメージはないのですけど、ひとたび言葉を文章として紡げばコラムでも歌詞でも日記でも、その一言、一行に魔法が宿る。何を読んでも惹きつけられてしまうのです。


良い作詞をするからって、その作詞家が良いコラムを書けるかというと決してそうでなく、地の文を書かせたらとわりと平凡だった、って人は結構多い。あの松本隆だってエッセイの文章は歌詞ほどのキラメキはない。むしろそれって普通のことです。良い小説家だって良いエッセイを書けるとは限らないですから。


音楽関係の方の書いたエッセイ本やコラムってよく見かけますけど、本業の音楽ほどにその本が面白いことってまずないでしょう。友部正人ほどにあれほど吸引力のある地の文を書ける人って、逆に珍しいのです。僕は友部正人と早川義夫の書いたものはとりあえず買う。この二人の文章は可能な限り全て読んでみたいと思う。


(ちなみに僕の思う音楽家で面白い文章を書ける人は、友部正人、早川義夫が2大巨人。他ですと、銀杏BOYZの峯田和伸の文章はとびきり面白い。泉谷しげるも歌に負けないくらいコラムの文章が楽しい)



ここでイベントのお知らせです。次の土曜日は袋井市のライブ喫茶マムゼルにて、フリーダムフォーク集会が開催されます。
第193回フリーダムフォーク集会 

【日時】2024年11月09日(土) 19時半開演 

【場所】ライブカフェ mamselle

 袋井市堀越1802-1

 TEL 0538-42-6440

 http://mamselle.sakura.ne.jp/ 

 【料金】music charge 500円 

 【出演】

一次会(本編)演奏時間一組20分(転換時間抜き) 

・せ〜ちゃん&せ〜ちゃん

・くろっくむっしゅ

・砂風金

・飛知和恵次


 二次会(飛び入りコーナー)演奏時間一組10分 



2024年ラストのフリーダムです。皆さんどしどし遊びに来てくださいね。



おまけ。今年の9月にマムゼルのミニコンサートで演った朗読を、僭越ながら貼り付けます。文章の内容は友部さんの足元にも及びませんが、こういったスタイルは完全に友部正人の影響です。あらためて動画で振り返ると、朗読が滑舌が悪く聞き取りにくいです。今後も朗読を演るかは分かりませんが、一度挑戦してみたかったのです。

『泥水の花』

2022年9月
台風によってもたらされた大雨に
車を流された翌日
泥水に浸かったCDを
車から回収した
あんなに激しかった雨が
嘘みたいに
よく晴れた秋空の下で

(以下略)


むらちゃんにアドリブでピアノ伴奏をつけてもらいました。むらちゃんあらためて、素敵なピアノ演奏をありがとう。


マシス