舞い踊るボールも芸術表現の一つ | mathichenの徒然なるままに

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mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】
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ココに常駐中

最近、当所を含め、映画や音楽の懐古趣味ドップリ傾向記事
ボチボチお呼びが近い?ま、いいや。気の済むまで続く予定は未定

とはいうものの、本日は歌劇でのサッカー小ネタを


Erwin Schrott - Le Nozze di Figaro - Se vuol ballare

英国ロイヤルオペラ、モーツァルトの♪フィガロの結婚第一幕より♪殿様、踊りをなさりたければ

映像は、2006年上演時のもの
今夏の再演にも登場したフィガロ役のErwin Schrottは

mathichenの徒然なるままに-E・シュロット&A・ネトレプコ

ロシア美女Anna Netrebkoをモノにして胎ませおって…は横へ置き

再演のフィガロ評、英語なのでシックリ頭に入っておらず大雑把ながら…
「ある場面でサッカーボールを蹴る不可解な動きを見せた
終幕後のカーテンコールにおいて意味がようやく判明
ウルグアイ代表ユニフォームを振り回しながら登場したのだが
先の場面ともども、彼の母国が南アフリカW杯準々決勝進出を決めた歓喜の表現だったのである
共演者も面白そうに見ており
特に老練なバス歌手ロバート・ロイドは、『プロとは何ぞや』をシュロットに理解させたであろう」

mathichenの徒然なるままに-Robert Lloyd

大英帝国勲章を頂戴している御方ですけど
オックスフォードにも学んだ、伯爵家だかその血筋だかの男前であるにもかかわらず
70歳にして働き者(使い回される便利屋ともいう)
懐が深ーいのですな

でなけりゃ、というか、その辺のフーリガンもどきであれば
イングランドが宿敵ドイツに敗れて、まーたW杯優勝は夢のまた夢の直後だけに…(怖)

「殿様、踊りをなさりたければ、ギターを弾いて差し上げましょう」
…踊らされてるのは、やっぱ従僕だろ(≧▽≦)

ところで


Bryn Terfel sings "Rule, Britannia" at Last night of the Proms 100th Season 1994

バス・バリトン歌手Bryn Terfel、ウェールズ出身
それで大英帝国万歳!もなかろ遊んでやろぉとの、ケッタイな扮装での登場
…そう16年間、邪推している誰か、これも横へ置き

この映像から約2年後、1996年夏、面白い場面をNHK-BSで観ました
ベルリンフィル野外コンサート、歌手の出入り時
ターフェルは、両手の指で数字を示し、観客席を沸かせる
これは、イングランド開催EURO、ドイツvs.チェコによる決勝速報だったから
携帯ラジオ聴きながらの器用な客も大勢いたのですが、ほとんどのドイツ人聴衆はそわそわしながら
舞台袖で試合経過をチェックしてサーヴィスするとは
フィガロ当たり役の一つであるターフェル、やっぱ従僕精神あるようで…( ̄ー ̄;