【量子力学×心理学】願いを叶え、幸せになる秘訣 フォトン編
本エッセイは量子力学的な(素粒子物理学的な)視点から、心理学やスピリチュアルを探究すべく、
きょんこさんと松岡学が協力して執筆いたしました。
「願いを叶え、幸せになる秘訣」と題して、
3回連続で投稿いたします。
物理学については分かりやすく説明いたしますので、どなたにでもお読みいただけると思います。
ただし、物理学と心理学、スピリチュアルが交差するデリケートな領域を扱っています。
固定観念を捨ててフラットな気持ちで
読んでいただければ幸いです。
また、エッセイは専門家としての視点で書かれていますが、
あくまで、松岡学ときょんこさんの解釈によるものだということをご了解ください。
それでは、心理学やスピリチュアル、素粒子物理学の探究を始めましょう。
1.素粒子って何なの?
それ以上分割できない最小の単位の粒子を「素粒子」と言います。
たとえば、電子は素粒子です。
原子の中心にある原子核はどうでしょうか?
原子核を作る陽子や中性子は、最初は素粒子だと考えられていました。
しかし、50~60年前に、
陽子や中性子はそれぞれ、さらに3つの粒子(クォーク)に分割できることが発見されました。
つまり、陽子や中性子は素粒子でないと分かったのです。
陽子や中性子を構成する3つの粒子は「クォーク」と呼ばれていますが、
クォークは素粒子であることが分かっています。
どんな物質も素粒子でできています。
もちろん、私たちの身体も素粒子からできています。
2.突き詰めていくとフォトンだった!
それでは、感情や思考といった意識はどうでしょうか?
これは難しい問題で、現在もよく分かっていないとしか言いようがありません。
ただ、ひとついえるのは感情や思考は、人間の脳内の電気信号で生じるということまでは分かっています。
電気信号ということは、物理学的に考えると電磁気力の作用といえます。
(物理学では電気と磁気を合わせて電磁気といいます)
物理学では、電磁気力(電気や磁気の力)は、「フォトン(光子)」という光の粒のやりとりから生み出されると考えます。
フォトンというのは、太陽から降り注ぐ「光」を、小さな光の粒の集まりとみなしたときの粒のことだと思えばいいでしょう。
電磁気力がピンとこない人は磁石を思い浮かべてみてください。
磁石の近くに砂鉄を置くと引き寄せられますよね。
なぜ磁石に引き寄せられるのか?
それは、そこに何らかの「力」が働いているからです。
その力のことを電磁気力というのです(今の場合は磁力)。
そして、その電磁気力の正体を突き詰めると、フォトンのやりとりだということなのです。
フォトンも素粒子です。
ただし、電子やクォークといった素粒子と、
フォトンは同じ素粒子でも種類が違います。
電子やクォークは物質を形作る素粒子。
フォトンは「力」を生み出す素粒子。
役割が違うわけですね。
3.感情や意識の正体もフォトンだった!
それでは、話しを戻しますね。
人の感情や思考、理性といった意識は脳内の電気信号で生じるということですから、そこにはフォトンのやりとりがあるということです。
すなわち、感情や意識はフォトンという
素粒子のやりとりからできているのです!
ただし、
単なる脳内の電気信号ではなく、
「身体全体の細胞で生じている現象である」
という説もあり、まだ未知の領域です。
ドイツの生物物理学者のアルバート・ホップは後者の考え方です。
現在の科学では「脳内の現象」という立場が優勢ですが、必ずしもそうとも言い切れません。
たとえば、臓器移植によって、
まれに提供者(ドナー)の記憶や性格、アレルギー体質が移ってしまう「記憶転移」という現象が経験的に分かっています。
これを脳内の電気信号だけで説明しようとしても無理がありますが、
身体中の細胞が記憶しているという立場をとると明快に説明できます。
ということで、「脳内」か「身体全体の細胞」かということは、今後の科学の発達に期待することにしましょう。
とりあえず、どちらにせよ、
感情や思考といった意識は、
フォトンのやりとりで生じるということが分かります。
また、光は波であり、粒でもあります。
つまり、フォトンは素粒子であるとともに、波としての性質もあるということ。
フォトンは波として振動し、周波数を持つのです。
わかりやすくいうと、光を波としてとらえるとき「電磁波」、
粒の集まりとしてとらえるときその粒を「フォトン(光子)」と呼ぶわけです。
そして・・・
意識というのはフォトンのやりとりである
と表現できます。
一般的に、生物がその生命活動にともなって発しているフォトンを、「バイオフォトン」と呼びます。
4.フォトンは波として、振動して伝わる
先ほど説明したように、
フォトンは波の性質もあり振動しています。
いわゆる周波数を持っています。
しかも、振動ですから共鳴します。
ここで言葉の説明をしますね。
物体が持つ振動数と同じ振動数の揺れが外から加わると、その物体も振動を始める現象を共振といいます。
たとえば、「ラ」の音の音叉を2つ用意し、片方を鳴らすと、もう一方も鳴り始める現象のことを言います。
他にも、隣り合った速さの違うメトロノームを並べると、共振して、同じ速さを刻みだします。
共振現象において、音叉のように、音に関するものを共鳴といいます。
同じ振動数どうしは共振(共鳴)する
と覚えておくといいでしょう。
また、周波数(振動数)とは、1秒間に振動する回数のことです。
たとえば、100Hz(ヘルツ)とは、
1秒間に100回振動するということです。
そして、
電磁波の性質は周波数で決まります。
虹のように色がついて見える光で考えると、青色の光のほうが赤色の光よりたくさん振動しています。
ちなみに、光は1秒間に100回どころではなく、もっと、とてつもなく多くの回数振動しています。
フォトンひと粒のエネルギーEと振動数νの関係は、次の公式で表されます。
ν はギリシア文字でニューと読みます。
hは一定の数字で、プランク定数と言います。
この公式から、
フォトンは振動数が高ければ
エネルギーも高くなる
ことがわかります。
それでは、ここで表現を分かりやすくするために、新しい言葉を導入します。
たとえば、イライラしている状態の人が発する何らかの周波数のフォトンのことを、「イライラフォトン」と呼ぶことにしましょう。
逆に、幸せな状態の人が発するフォトンのことを、「幸せフォトン」のように呼びます。
(人間の喜怒哀楽の感情とその際に発するフォトンの周波数の研究が、今後進むことを期待します。これも現在は未知の領域といえます)
このような言葉使いをすると・・・
イライラしている人はイライラフォトンを、幸せな人は幸せフォトンの周波数を出していて、それらは波として共鳴する。
というわけです。
たとえば試験会場では、
「不安、緊張する」
という状態に対応するフォトンが飛び交っています。
逆に、テーマパークでは
「楽しい、幸せ」
というフォトンが飛び交っています。
しかも・・・
波 = 波動
ですから同じ周波数どうしが共鳴するのです。
共鳴することで増幅される。
だから、もし試験会場で多くの人が不安な状態のフォトンを発していれば、
それらは共鳴し、会場全体が不安な空気で包まれるのです。
そのような空気感は、口に出さなくても伝わってきますよね。
すなわち、その人の周波数が同じ空間にいる人の中でも、どの周波数に共鳴するか、
それで感情や空気感といった現象は変わってきます。
また、フォトンが共鳴し続けるということは、自分の波を変えるまで同じ波をキャッチし続けるということです。
5.幸せフォトンで周りを満たそう!
ここまでの話しをまとめると、
自分自身が良い周波数のフォトンを発することで、同じ空間内の良い周波数のフォトンとも共鳴し、幸せな状態になる
ということです。
では、どうすればいいのか?
これまでの観点から考えると、
私たちが幸せになりたいのなら、
幸せフォトンで周りを満たす
ということが大切だと分かります。
そのために・・・
良い周波数を発する自分であること。
それは、自分を大好きになることが一番の近道です。
自分を大好きになりませんか?
それが私たちからの提案です。
ポジティブな状態のフォトンを発するためにも、自分を大好きになる。
それが幸せになるための法則。
フォトンはあなたが幸せになるための
力(パワー)を秘めているのです。
というわけで、
今回は「力」を生み出す素粒子であるフォトンの視点から、お伝えさせていただきました。
■執筆者
きょんこ(セラピスト)、松岡学(数学者)
【プロフィール】
■きょんこ
セラピスト、願望実現スペシャリスト
心理学×量子力学×スピリチュアルを織り交ぜてセッションするなど、 兵庫を拠点に関西で活動をしている。
その人の「魂の声」にアクセスし、本来の自分と繋がり、 生きる目的や前に進むサポートをしている。
「自分自身を大好きな人を増やす」
というモットーで、
自分の波動とエネルギーで願いを量子力学、物理学的に叶える方法を伝えている。
心理カウンセラー9年のレイキティーチャーであり、霊能者の曾祖父、僧侶の父を持つ。
また、クリスタルボウル音浴、
胎教・ベビーマッサージインストラクト、
エンディングノートセミナー講師、
自分を癒すレイキーヒーラー養成講座などを行っている。
◆ インスタグラム
■松岡学
数学者、博士(学術)
高知工科大学 准教授
大学で研究や教育に携わる傍ら、一般向けの講座を行っている。
アドラー心理学の造詣も深く、数学の教育や一般向け講座に取り入れている。
最近は、スピリチュアルへの関心が高い。
音楽(J-POP)を聴くのが趣味。
ファッションを意識し、自然な生活を心がけている。
出版物:『数の世界』ブルーバックスシリーズ、講談社。
『5歳からはじめるいつのまにか子どもが算数を好きになる本』スタンダーズ社。
『キララな恋愛や結婚生活を送るエッセンス』CLAP。
詳しいプロフィールはこちら
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