今回は、三角形の面積について考えてみます。
次の三角形の面積はいくつでしょうか?
(ます目の長さは1とします。)
あなたはどのように求めますか?
図をよーく見てください。
そして考えてみてください。
(タテ)×(ヨコ)÷2 の公式を使えば、
2×5÷2=5 と分かります。
では、他の解き方はないのでしょうか?
他の求め方は思いつきますか?
算数では1つの解き方だけではなく、
いろいろな解き方で解くことも大切です。
次のように、同じ三角形を2つ組み合わせる
ことで平行四辺形ができます。
平行四辺形の面積は、(底辺)×(高さ)なので、
5×2=10
これの半分なので2で割って
10÷2=5
この方法だと、三角形の面積の公式が
「なぜ2で割るのか?」
という意味も理解できます。
他にはどうでしょうか?
三角形を次のように2つの三角形に分けてはどうでしょうか?
そして、それぞれ組み合わせると、
長方形が出来上がります。
これなら、もし平行四辺形の面積の公式を忘れても、
長方形の公式(タテ)×(ヨコ)で求まります。
さらにどうでしょうか?
せっかくます目があるので、
ます目を最大限に活用させていただき、
次のように考えてはいかがでしょうか?
1番素朴な方法ですが、
これなら2で割る必要がなく、直接面積が求まります。
いかがでしたか?
いくつもの解き方がありましたね。
三角形の面積から出発して、
こんなに想像力をふくらませることができるのです。
単に、公式で解くだけでなく、
いろいろな解き方を試みることで、
様々な気づきがあり、算数的な思考力を養うことができます。
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