今、私たちが使っている数字はアラビア数字と呼ばれています。
1,2,3,4,5,6,7,8,9,10
これはアラビアからヨーロッパに伝わったので、
アラビア数字というようになりましたが、
もとはインドが発祥の数字です。
一方、古代ローマではローマ数字が使われていました。
Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ,Ⅳ,Ⅴ,Ⅵ,Ⅶ,Ⅷ,Ⅸ,Ⅹ
今でも、時計などで見かけることがあります。
日本語では漢数字もときどき使います。
一,二,三,四,五,六,七,八,九,十
これら3つの数字を比べてみましょう。
124はそれぞれ次のようになります。
(100 はローマ数字で C と表します)
なんとなくアラビア数字がすっきりしているように見えますが、
計算になるとその差がもっと分かりやすくなります。
たとえば、
124+31 を筆算で書いてみましょう。
どうでしょうか?
やっぱり、アラビア数字が見やすいですね。
このようにたし算、ひき算、かけ算、わり算を考えると、
アラビア数字の便利さが分かります。
その理由としては、
アラビア数字はそれぞれの桁に1つずつ数字を置いているので、
シンプルで扱いやすいのです。
124でいうと、
百の位に 「1」
十の位に 「2」
一の位に 「4」
という数字を置いて 124 と表します。
このようにそれぞれの桁に数字を置いて表す方法を
「位取り記数法」 といいます。
この位取り記数法のおかげで、
アラビア数字はとても扱いやすく計算が便利なのです。
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