目的ーその6 ~居場所として~ | Teacher Kuroda 奮闘記 【La C Lo】

Teacher Kuroda 奮闘記 【La C Lo】

愛知県日進市で、小中学生に数学&総合学習を行う「数学コーチングⓇ」、自己探求を行う「対話と探求」、様々な世代を対象に子育て、キャリア教育などを行う「La C Lo サポート」。
共育共創家の黒田忠晃が、日々の出来事、教育に対する想いなどを綴っていきます。

La C Loの大切にしていることは、

この学びの場が居場所になることです。

 

内閣府「子供・若者の意識に関する調査」のなかに、

「居場所」「相談できる人」「助けてくれる人」の項目があります。

 

「居場所」においては、

自分の部屋、家庭、学校、地域、職場、インターネット空間

という項目がありますが、いずれも16年度より19年度の方が減少している状況で、

どこにも居場所がないという割合は増加しているのが現状です。

 

また、「居場所」「相談できる人」「助けてくれる人」の数

と自己認識の関係というのもありますが、

これらの多さと

自己認識の前向きさ

(自己肯定感、チャレンジ精神、今の充実感、将来への希望、社会貢献意欲)

は概ね相関関係にあります。

 

だから、居場所の1つとしてLa C Loが地域の一つとして

存在していることは大きいと思うのです。

 

全員ではないと思いますが、

ありのままでいられる場所でありたいです。

そのために、

僕自身もありのままでそこにいます。

安心安全の場になっているかは子どもたちを

見たらわかります。

 

子どもたちは、

ぼくにいろいろなことを仕掛けてきます。

いろいろなことを話してくれます。

それがいいと思っていますし、

何より楽しいです。

 

少しでも

心が楽になったり、

場を楽しんだり、

してくれたら、その時間がとても意義あるものになっているのだと思うのです。

キャリアのクラスや大人のクラスでも同様です。

 

また、保護者の方を対象に個人懇談会を実施しておりますが、

前職では、ただ子供の成績のこと、進路のことを話すだけに終始していました。

時間もなかったというのが現状ですし、それ以上のことは求めてこられません。

ただ、勉強をさせてくれる場所というところが親子とも強かったのだと思います。

せめて子どもたちには思い、接するものの、枠があるため限界があります。

これでは、子どもの表面をみることに終始し、青少年健全育成には繋がっていきません。

 

なので、懇談会は、しっかり時間をお取りして、近況だけではなく、

子育てのヒントや意見交換、そしてご自身のこと(家庭、お仕事、親との関係など)を

気軽にお話し頂ける、何でもありの場として存在しています。

 

魔法の質問には「シャンパンタワーの法則」というものがあります。

自分を満たし、周りを満たすことでいい循環がまわるというものです。

懇談会を通じて、少しでも自分のグラスを満たす時間になれば幸いで、

保護者の方にとっても居場所になればと思っています。

 

懇談会は、僕にとっても、とても大切なもので、

ここでの情報交換の中で、必要な学びのテーマやチャレンジするテーマを得ています。

それで、毎年1つテーマを決めて学ぶようにしており、

そこで学んだことを懇談で共有させて頂き、

より懇談が充実したものになれば、居場所としての役割が大きくなると思うのです。

 

全体保護者会や大人向けの講座やクラスが生まれたのも

懇談会がきっかけでした。

 

「どんな居場所を創りますか?」

 

※NPO法人親育ネットワークでは
親の育ちの重要性を発信するために「親育白書」を作りたい
クラウドファンディングPJ行っておりますが、
現在ネクストゴールチャレンジ中です!
 9月7日(火)10:00~10月26日(火)23:00まで
 ぜひ私たちの想いを知ってください。