総合共育で、夢や目標を持てる子を育みたい
が最初のビジョン
教科学習ではない部分を大切にしたかったのです。
前回のテーマでも綴ったように、
「Be」を意識した徳育とともに、
体験学習の機会もたくさん作りたかったのです。
年々体験の機会が減ってきているように感じます。
子どもが遊ぶ場所も減ってきているように感じます。
特に、今回の1年以上も続く騒ぎが加速させています。
学校の行事も取りやめだったり、縮小だったり、
お出かけも制限されたり、
遊ぶ場所も遊具等が使用できないようになったり
心が感応しない機会が多くなっています。
体験の機会が減少すればするほど
頭でっかちの人になりかねませんし、
新しいものを生み出したり、
工夫したりすることは
難しくなるように思います。
開設当初、椿館が、中間支援のNPOであり、
多くのイベントを企画したり、出店する機会があったりしたため、そこに参加させて頂くことからのスタートでした。
僕自身も貴重な経験をたくさんさせて頂きました。
そして、工場見学や、遠足を年2回行うことを決め、これもずっと継続して行っています。
ただ遊びに行くのではなく、何か見たり、自分で作ったりする体験や心が動く体験があることを前提に企画を考えています。
親子で同一の体験をして頂くことで、共通の話題が生まれることも大切にしたいと思っています。
また、食育、食農の観点から、
いも兄ちゃんs畑でのサツマイモ育てを中心とした農事体験、野菜や果物の収穫体験も、御縁頂いてスタートしました。
日常の部分でいくと
遊びや話す時間は欠かせません。
遊びの機会がなくなってきているからこそ、
遊びの時間を作ることで、確実に遊ぶ体験ができます。
その中で、創意工夫やコミュニケーション能力、ブラッシュアップする力を自然と養っていきます。
また、そのときに
子どもたちの様子を見ながら、
変化や異変をキャッチアップする時間を作っているのです。
何かあれば、すぐに保護者の方と話をして、
健全育成に繋がるようにしています。
日進市未来をつくる子ども条例の第18条に
地域住民などの責務が書かれています。
第18条 地域住民などは、子どもとともに暮らす地域社会の一員として、次のことに取り組まなければなりません。
(1)子どもをあたたかく見守ること。
(2)地域において、子どもが豊かに育つための機会をつくり出すよう努めること。
(3)子どもの気持ちや考えを大切にし、地域の行事や活動に参加する機会を設けること。
(4)子どもの権利を理解し、保障するために、職場や地域の環境の充実に努めること。
この条例のことを意識した取り組みを今後も続けていきたいと思っています。
「どんな部分に体験の機会の重要性を感じますか?」