なくすためには | Teacher Kuroda 奮闘記 【La C Lo】

Teacher Kuroda 奮闘記 【La C Lo】

愛知県日進市で、小中学生に数学&総合学習を行う「数学コーチングⓇ」、自己探求を行う「対話と探求」、様々な世代を対象に子育て、キャリア教育などを行う「La C Lo サポート」。
共育共創家の黒田忠晃が、日々の出来事、教育に対する想いなどを綴っていきます。

尾木ママのパネルディスカッションの続き。

最後は、いじめをなくすために、
どんな対策ができるだろうというテーマになりました。

高校生達からは、
・自分の居場所があればいい
・いじめを受けたときに、外で相談できる場所があるといい
・いじめをなくすために、いじめっ子のフォローを
・悩みを打ち明けられ、意見をぶつかり合わせられるような人がいるといい
・視野を広げるために、学校や世代を超えた多くの人と関わることで、
違ってもいいことに気づく
・共通の目標を持つ仲間がいるといい

こんな声が上がったことに対して、尾木ママはとても共感していました。

閉ざされた空間でいじめが発生すると言うことを考えると、
狭い世界が問題で、多様な人がいることを知り、
自分が違うことを知る。また、違う居場所があるとよく、
子どもの社会参加をという発言がありました。

国に視点を移すと、
ストレスがかかっている国家であることを周知の事実。
孤独を感じている子が他の国と比べると圧倒的に高い日本。
善玉のストレスは、人を前にすすめますが、
悪玉のストレスは、いじめに繋がります。
日本は、悪玉のストレスを抱えやすいのかもしれません。

いじめ対策推進法案が何とか成立。ここまでに30年かかったそうです。
まだまだ問題点はあるものの、守る仕組みの
ようやく一歩が踏み出せたわけです。

絆という話も出てきましたが、
これはひとりひとりが自立していないといけないとのこと。

幅広い視点を持てる仕組み、居場所が持てる仕組み
を構築し、自分と繋がり、、周りと繋がっていくことが
これからの時代に求められることなのかもしれません。

確かに、僕自身枠を外れたことで、上に書いたことが
できるようになり、悪玉ストレスから善玉ストレスに
転換したように感じます。

主体的に生きる。21世紀に求められる生き方になりそうです。