昨日の尾木ママ講演のつづきです。
2つめのテーマは、「いじめがなくならない理由」でした。
高校生達から出てきた意見として、
・先生がいじめに気づいていない。気づいていないふりをしている。
コミュニケーション不足があるのでは。
・本音でぶつかれない。表面上のつきあい
・家庭の事情(経済格差等)があることを理解せず、同調しないことだけで幅にする
・個性の違いを受け止められない
・家庭自体に問題がある
といったことが出てきました。どれが正解と言うことはないのでしょうが、
的を得ているように感じました。
そして、尾木ママからはこういったお話が。
・大人にも問題がある
・競争原理が強く働き、勝たなければならないというところが強い
→敗者は救済されない社会
→敗者になっても救済される、共生社会に転換しないといけない
・ピアプレッシャー、思春期独特の心境がある。自立できていないから群れる
→発達段階で自分と違うものをいじめたい気持ちが出てくることもわかるが、
違いを理解して、その衝動を止めて、乗り越えることが成長につながる
・先生の中にも競争原理があり、圧力がかかっている
・集団の一斉教育を行うから、その中で競争が必ず生まれる。
→個別教育で、その子に寄り添ってあげる。
・家庭でいじめの教育、人権尊重の教育をしていない。
→加害者側の保護者が相談することはほとんどないのが現状
競争社会を強くすることが、格差を生み出すこと。
よくわかります。
たとえば、子ども達の中からこんな話を聞いたことがあります。
○○塾は頭がいい子がいくところ、
△△塾は馬鹿がいくところ
と話題にしていたり。成績だけに焦点を置きすぎて、まさに
今挙げたことがこんなところにも見え隠れしています。
こんなことを言う子の方がどうかと思います。
大人の社会にもありますね。会社の中においても。
悪いストレスをためている人が大人も子どもも多いのかもしれません。
では、いじめをなくす対策とは。それが3つめのテーマでした。
続きはまた。