先日こんなニュースがあって驚きました。
東京都教育委員会がまとめた2011年度版の都立高校白書において、
「授業内容を十分に理解しているか」という質問に対して、「そう思う」と答えた生徒はなんと、9.3%。「どちらともいえない」が35.3%となったとのこと。
また、大学関係者らに、新入生が高校卒業時に習得すべき学力があるかどうかを聞いたところ、「備わっている」と回答したしたのが、4.4%、「多少備わっている」を含めても30%の満たないという結果。
何を基準として、理解しているか、備わっているかを判断しているかは、個々によってくるので、このデータを鵜呑みにすることはできないかもしれませんが、何にしても低い割合なんだろうと思われます。
ベネッセの調査でも、高校の先生が進路指導する上で、困難に思っていることで筆頭にあがるのが、「基本的な学習習慣がついていない」という項目。
学習習慣がないから、授業内容を理解できないのか、それとも、授業内容を理解できないから、学習習慣がなくなるのか。どっちが先かと言うこともありますが、小さな頃から学びの仕方が、高校に影響してくる可能性がある気がします。また、学習の意義が見いだせていないこともあるかもしれません。
小中学生のうちから、目的意識をもち、学習させられる習慣ではなく、学習する習慣をつけていくことが大切なのでしょうね。