ショックだった。
すごく悲しかった。
いつも物語が必ずしもハッピーエンドで終わるわけじゃないってことを知っているし、
例えばハッピーエンドの物語でもその後も実際には話は続いていく。
だけどやっぱり人が死ぬっていうことだけは、そこで否応なくピリオドが打たれると言うことだ。
喪失感でいっぱいだ。
わたしが何かを本当に失ったわけではないのに、同じくらいの衝撃があった。
虚無感でいっぱいになった。
感受性が強すぎてすぐに入ってきてしまう。
人の声も思考も苦しい。
きっと夢を描くことが出来るのが眩しく映るのは、まだそこに無限の未来が広がっているから。
何か型に収めてしまわなくてもいいから。
キラキラして見える。
そう考えると夢を現実にしていくのは叶えると言うことなのに、なんて夢がない作業なんだろうかと思った。
見えないものに強く引き寄せられる。
わたしはどうしようもなくシド・ヴィシャスが好きだ。
もう現実にはいない彼の何もかもに惹かれる。
何が凄かったわけじゃない。
ただただ強烈なもの。
人を好きだと言う気持ちと人と交わることは、何て似て非なるもので汚らわしいのだろうと思う。
人はいつも罪深い。
いつも頭で描く幻想をキャンバスでは黒く塗り潰す作業みたいだ。
だからわたしは軽く唄えない。
思ってもいない上辺だけの音楽なんて出来ない。
愛だの恋だのただ美しく切り取って貼っただけのような音楽なんて出来ないから。
だって彼はもう居ないのに、わたしの中に彼は居続けるから。
He has gone forever.