昨晩はニッケル価格が66%も急騰。市場の話ではショートスクイーズが入ったらしいとか何とか。先日書きましたが、おそらく中国のステンレス&ニッケル生産会社である青山の社長がギブアップしたのかなあと。いやあ、御愁傷様です。プーチンのせいだけど、友好国なのだから我慢してね。そんな感じで、エネルギーやメタル市場のあちこちで事故?みたいな急騰劇が起きているわけなのですが、こんな状況で一体誰が得をするの?という分析をエコノミスト諸氏がそこかしこでやっておられます。

 

結論としては、中国>産油国(US、UK、北欧、中東)>>>日本>>>>欧州といった順番のようです。まずは最下位の欧州、当然ですね。ロシアからの天然ガスに依存する以上、エネルギー供給制約やコストプッシュによる経済へのダメージは甚大。場合によっては欧州域内で計画停電なんかもあるのでは?と言われている始末。電力が足りないから物が生産できなくなります。

 

欧州ほどではないけれど、日本も似たような感じです。特に燃料用の石炭。ロシア炭の決済が難しくなる中、全量、あるいは半分以上ロシア炭(安くて高カロリー。運ぶ船が小さいので地方のしょぼい港でも入荷可能)に依存している企業が結構多くて(自家発石炭ボイラーでロシア炭を使っている企業が意外と多かったのです)、今、大変なことになっています。その足元を見たのか、一般炭価格は先週後半でいきなり倍以上に。別のソースからの確保は難しいし、お値段的にもやばい状況です。一部生産停止しながら、逆ギレ値上げで対応するしかなさそうですね。なんか、経産省あたりが腕まくりして、計画停電とか重点的なエネルギー配分だの言い出しそうで、この夏は嫌な予感しかありません。

 

一方、USやUKなどの産油国。色々騒いでいる割には潤っているのが実態。そう、UKやUSって産油国なのですよね。大陸勢が慎重なのに、USやUKが結構ロシアを挑発しているのは、自分達は全然困らないからという理由もありそうです。そして中国。誰も買わない安価な原油やメタルをロシアから買い叩けます。また、国内景気を吹かしますと言うことで、金融・財政両面から景気を刺激するご様子。エネルギー制約で生産できない欧州に代わって、我々が再び世界の工場になりますよと。いやあ、漁夫の利というか、中国しか勝たん、というシナリオです。はい、中国関連株でもロングしようかなあと。今日もそこそこ頑張りやす。