こんにちは、口腔から免疫力を上げる

歯科医師・心理カウンセラーの松谷です。

 

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腸活が盛んに話題になることが多いのに、

何故か、その上流である『口腔』の大切さを

見落としてしまい、努力が報われない人がいます。

 

 

今回の記事は大腸の専門家でもある

神戸の城谷先生の記事のシェアです。

 

 

 

腸内細菌の改善は、まず口の中から‼️

 

私たちが普段から食事を楽しむには、単に美味しく感じるものを口にするだけではなく、気持ちよく噛めて、気持ちよくお通じがあることも重要です。これらが全て円滑に機能することで私たちは健康を維持していくことができます。

 

ミミズなどの原始的な動物を見てもわかるように発生学的には脳より腸の発生の方が歴史が古く、まずは消化管がうまく機能することが私たちの健康の要であり、そのためには口から始まり肛門まで続く消化管の調和の取れた共同作業が欠かせません。

 

だからこそ「気持ちよく噛めて、気持ちよく出せる(排泄できる)」と言うことがとても重要です。

 

私たちの臓器はそれぞれが神経系や内分泌系を介して情報のやり取りをし、お互い影響を与えながら体の恒常性を維持しています。

 

そんな中、近年注目されているのが、「口腔の健康」と「腸の健康」の関係性です。これらが深く連携、連動している関係性を表す言葉として「口腸相関(こうちょうそうかん)」という言葉が提案されています。

 

近年の研究が示すように、全身の健康を目指すのならば健康な腸内細菌をはじめとする腸内環境を維持することが重要であることがクローズアップされるようになってきました。

 

しかし口腸相関の観点からは口が消化管の入り口でもあることから想像できるように、その腸内環境を健全に維持するためにはその入り口である口腔内環境が重要であることも忘れてはなりません。

 

つまり口腔内環境を整えることが、消化、免疫機能、全身の健康に影響を与えるとも言えるのです。

 

<口腸相関>

消化管の入り口である口腔において、細菌、ウイルス、真菌で構成される口腔内フローラの絶妙なバランスが腸内フローラに大きな影響を与えることが示唆されています。

 

これからの医療において、この動的なつながりを理解し、口腸相関を視野に入れた治療アプローチが必須と考えられます。

 

<消化の第一歩>

口腔内では消化の第一歩である食物の分解が唾液により行われますが、このプロセスに口腔内フローラが大きく関与します。消化酵素と抗菌作用が豊富な唾液が一連の消化プロセスを開始し、腸内での栄養吸収の準備を整えます。

 

一方、口腔内環境が乱れているとこのプロセスが妨げられると、腸内フローラのバランスが崩れ、栄養素の吸収、同化が阻害される可能性があります。

 

 

<口と腸の微生物の多様性と全身の健康>

近年の研究では、口腔内細菌叢の多様性とバランスが腸内細菌叢の構成に影響を与えることが示唆されています。どちらかのバランスが崩れると、さまざまな疾患を引き起こすリスクが高まるとされています。健康な口腔内環境を維持することで細菌をはじめとする微生物の多様性が維持され、腸の健康、ひいては全身の健康に寄与することとなります。

 

技術の発展に伴い最近では腸内フローラを構成する腸内細菌叢のメタゲノム解析が可能になりましたが、いわゆる腸内フローラの乱れ(dysbiosis)には、本来は多くないはずの口腔内細菌の異常増殖を伴うことがしばしばあります。

 

大腸癌と特定の口腔内細菌との関連や、心筋梗塞と歯周病菌の関係性など多くの研究が全身疾患と口腔内環境の深い関連を示唆しています。

 

 

<舌の位置とかみ合わせ>

経験的に過敏性腸症候群やSIBOを患う方には、「猫背」、「口呼吸」、「低位舌」を伴う人が多い印象があります。低位舌とは舌を支える筋肉が衰え、安静時に収まる舌の位置が下がってしまった状態のことを指します。原因不明の頭痛や肩こり、めまい、難聴、腰痛などが、かみ合わせの異常や低位舌と関係があるということは以前から指摘されていました。

 

もともと舌は姿勢を維持するために大きな役割を果たす筋肉です。舌はちょうど脊柱の最上部にあり、本来なら頭を押し上げ、安定させる役割を担う筋肉なのですが、低位舌があるとそれができなくなります。低位舌になると顎が狭くなる傾向があり歯並びや噛み合わせにも影響を与えるようになります。これらの問題は「気持ちよく噛む(咀嚼)」という作業に問題を起こすことになります・

 

 

<咀嚼と腸内環境>

食べ物を噛むときには唾液の分泌が起こり、よく噛めば噛むほど唾液の分泌が増加します。唾液は消化酵素や抗菌物質の他に、血管拡張物質や神経成長因子などの生理活性物質を放出しているため、しっかり噛むことによって唾液の分泌が増えれば、血流のなかのこれらの物質濃度が高くなるため、下流の消化管の機能を高め、自律神経のバランスも改善されることが期待されます。

 

 

<咀嚼と情動>

腸内細菌が迷走神経や内分泌系を介して脳と密接な情報のやり取りをしている事はこれまでにも知られてきました。このつながりのことを「脳腸相関(のうちょうそうかん)」や「腸内細菌・腸・脳相関(ちょうないさいきん・ちょう・のうそうかん)」とも呼ばれており、腸内細菌の状態が私たちの感情や情動、直感や夢などにも関与していることが示唆されています。

 

しかし、これは腸内環境に限ったことではなく、「食べる」という一連の動作と私たちの感情や情動が深く結びついていることも理解されつつあります。

 

みなさんも食べ物の匂いや味、その素材の食感を感じて古い記憶が呼び覚まされることを経験した事があると思いますが、これは一連の咀嚼に関連した働きと記憶や情動が密接に関係していることによります。

 

噛むこと(咀嚼)により顎・口腔・顔面領域の感覚センサーが刺激されて、味覚や触覚、温度などの感覚情報が脳に送られますが、口腔内の食べ物の物理的・科学的刺激によって、大量の感覚情報が脳に伝わり、記憶や情動の形成にも関与する視床下部や大脳辺縁系などの上位脳へも伝わることがわかっています。

 

ですから「何を」食べるかももちろん重要ですが、「誰と」「どんな気持ちで」食べるかということも私たちが健康に大きな影響を与えるということができます。

 

 

⚫︎お口とお腹の健康のためにできること

1、よく噛む

上述のように「噛む」という動作は唾液の分泌刺激や消化の準備作業という役割みならず、脳へ重要な感覚刺激を送る働きや自律神経を整える働きなど多岐にわたる働きを有しています。

 

現代人は柔らかい加工食品を摂る機会が増えているということも関係し、咀嚼回数が激減しているというデータもあります。あまり噛まずに早食いをする人は過敏性腸症候群(IBS)になりやすいという研究も報告されています。

 

古くから言い古されたことではありますが、やはりゆとりを持って「ゆっくりよく噛んで食べる」ことが重要ということです。

 

2、口腔衛生の実践

健康な口腔細菌叢を実現するためには、定期的なブラッシング、フロス、舌の清掃などを

習慣付けることが大切です。一般的に日本人は欧米人に比べ口腔内ケアに対する意識が低く、口腔内環境に問題が多いとされ、歯並びや噛み合わせ、口臭などの問題が比較的多いとされています。

 

3、プロバイオティクス

これまで歯周病は特定の口腔内「悪玉菌」による感染症であるとして「悪玉菌を除菌」をするという治療アプローチが一般的でした。しかし根本治療や予防歯科的な観点からはなぜそのようなバランスに陥ったのかもあわせて考えていく必要があります。それには何より健康的な食事の摂取が必須にはなりますが、これに加えて「除菌」よりも有益な菌を「加菌」することで口腔なフローラのバランスを変えるという発想も有益と考えられています。

 

乳酸菌や納豆菌などのプロバイオティクスが豊富な食品(場合によってはサプリメント)を意識的に取り入れることで、口腔と腸の両方における微生物の多様性を維持することができます。

 

4、定期的な歯科検診

本来野生動物には虫歯や歯周病はないとされていますが、現代人のように精製糖や添加物、人工甘味料などが大量に流入してくる口腔はかつてなかったくらいの劇的な環境の変化にさらされ、容易に口腔内フローラや口腔内粘膜バリアにダメージを受けるリスクが高くなっています。たとえ口腔内ケアを気をつけていたとしても知らず知らずのうちに歯周病や加齢に伴う変化が起こっているケースもあります。予防歯科的な観点から、定期的な歯科検診で専門家によるチェエクを受けて健康な口腔内環境を維持しましょう。

 

5、食事の見直し

私が日々の腸内フローラ検査の解析をして思うことは、腸内細菌の乱れ(dysbiosis)が起こっている多くのケースでは、精製糖や人工甘味料による中毒を疑わせる傾向が強いことです。スーパーの陳列棚を見渡しても精製糖からできた加工食品が並んでいます。日本人の腸内細菌にとって、本来のバランスを取り戻すために最も有益な食事は「伝統的な日本食」と「十分な水」と考えられてですが、今の日本食は味付けが甘かったり、調味料に多量の人工甘味料が添加されているケースも少なくありません。これでは根本的に腸内フローラの多様性やバランスを取り戻すには不利な食事と考えられています。

 

また、調子が悪いからと自分に合った「食事療法」を探求する姿勢も時には重要なのですが、その姿勢が強くなりすぎるとかえってストレスとなる場合も少なくありません。食事は私たちの人生おいて「喜び」を与える大きな要素の一つです。あまり厳しすぎる食事療法は考えものです。「おいしく」「楽しく」食事をすることにも意識を向けてみましょう。

 

6、水分補給

口腔内粘膜バリア機能が低下すると、異物が容易に体内に取り込まれてしまうリスクが高くなるほか、粘膜の保湿機能の低下を起こすことがしばしばあります。このバリア機能を修復するには粘液をしっかり産生してくれる口腔内細菌を育てる食事(根菜類、お米など)を摂取するほか、こまめな水分補給をすることで唾液の生成が促されます。十分な唾液分泌は口腔の自然な洗浄と健全な口腔内細菌叢維持にとても重要です。

 

シェア記事は以上です。

 

 

歯科医、松谷の補足としては、

⚫︎食事中の水分補給は最低限にする。

近年、トイレット式流し込みの食べ方の方が急増中

⚫︎歯の定期検診は、単なる掃除でなく、真の目的は

噛み合わせのチェック、生活習慣のチェック、食生活、姿勢、口腔周囲筋、食い縛り、舌の位置、呼吸のチェックです。

これは最低限です!

 

 

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