ホロン口腔歯科衛生士の水津智子です。

 

「ホロン」的口腔歯科治療の「ホロン」とは

 

英語のHol(全体)とon(部分)の合成語で、

ある部分はそれで全体ですが、

それより高次なレベルでは部分でもあるという意味です。

 

つまり歯は口の一部ですが、口は全身の一部です。

全身(人間)は地球の一部であり、地球は宇宙の一部です。

 

歯を全体とみると

歯髄、象牙質、エナメル質はそれぞれが歯の一部分です。

 

このように、「遠くを観ながら近くを見る」ことを応用したのが

口腔歯科医 柳本信雄氏が始めた「ホロン的口腔歯科治療」です。

 

すると身体、心は本来のエネルギー・レベルを取り戻し、

病気は治っていくのです。

 

ここでは以前

『統合医療でがんに克つ』 (株)クリピュア

で掲載された内容と進化した治療法をご紹介していきます。

 

 

 

 

 

  遠近めがね(遠くを観ながら近くを見る) 

 

 

万物はホロンで繋がっている 

 

21世紀のはじまりの2001年より、

医療機関名の冠にホロンをつけ、「つながり」の医療をめざしている。

今から約8年前に、ホロトロピック・ネットワーク代表の

天外伺朗さんより頂いたメッセージを紹介し、

拙稿『ホロン的口腔歯科治療とは』の幕開けとしたい。

  

 

ホロン治療によせて             天下 伺朗  

 

すでにかなり知られているが、歯科と全身的な病との関連は深い。

 

たとえば歯の治療に使われた金属を取り除くと、

さまざまな重病の症状が改善するなど、多くの知見が得られている。

佐賀に開設されたホロトロピック・センター矢山クリニックでは、

医科と歯科が並設されており、それを積極的に治療に応用している。

 

柳本さんはもともとは歯科医だが、それらの知見に加えて、エネルギー代謝、

発生学的知見、免疫学的知見、プライマル・ヘルスの考え方を適用して、

ホロン治療と名づけた統合的な医療を提唱しておられる。

 

ホロンということばは、宇宙のすべての階層構造の特徴を表しており、

ある階層の全体がひとつ上の階層の部分になっているなど、

多くの特徴が知られている。

 ( 中 略 )

宇宙におけるあらゆる進化も階層的に進むため、

ホロンの特徴を示す。アメーバからヒトに至る生物の進化もそうだし、

私がホロトロピック・ムーブメントの中心課題にすえている

「意識の成長、進化」も例外ではない。

 

人間の身体も精神も、構造的にも成長のプロセスも、

ホロンになっていることは、自明であり、

そのことに着目した医療というのは興味深い。

 ( 後 略 )

 

 

 

医療をホロン的にアプローチすると、

一体どんな展開になるのだろう。

たとえば歯のかみ合わせは、

口のなかだけで決まるのか?

かみ合わせは筋膜的つながりで、足首関節から連動し、

セロトニンによる抗重力システムで機能している。

またこの仕組みは、テンセグリティ(格子構造)から、

仙腸関節に重心を移し、

オキシトシン分泌へと導くことも可能となる。

オキシトシンは、慈悲の心、安楽法門へと繋がる。

 

ホロン治療では、

ここにも意識の成長、進化に導く糸口がないかと考える。

 

               口腔歯科医 柳本信雄

 

 

 

  ホロン的口腔歯科治療教育の内容

 

 

治療

 

○   口腔 のどからはじまる免疫系等

 

○   歯科 歯科金属、歯周病、歯根部の感染、

  ボーン・キャビティ(空洞化顎骨感染症)等

 

 

教育

 

○   機能免疫プログラム(ボディ・サイコテラピー)

  からだをゆるめ、中心軸をつくって高次のエネルギー系に導く

 

○   ミトコンドリア活性プログラム

  エネルギーを産生するミトコンドリアが十分に働けるようにする

 

 

 

ホロン治療の最大の特徴のひとつは、

病気をエネルギ―的に捉えるところにある。

ホロン治療では、ドイツのDr.フォルが開発したEAV

(電気的経絡エネルギー測定器)を使って、

エネルギーを可視化している。

特に歯科バージョンが充実していて、

ドイツではおよそ二万人の歯科医が使用しているそうである。

歯科金属、歯科的なバクテリア、ヴィールス、

フォルマリンなどの歯科薬剤もデータ化されている。

EAVのおもしろい所は、諸々の原因を取り除くと、

どのように改善されるかを予めエネルギー的に予測できる所になる。

 

またホロン治療では、必要に応じてクライアント(依頼人)

~患者とはしない~の動機づけのために、

重力(セロトニン)エネルギー療法、(オキシトシン)エネルギー療法を施している。

これももちろん即座に、EAVでエネルギー的にデータ化することができる。

 

これらの療法によって、

リューマチ等の痛みを瞬時に和らげることができる。

 

病気とは、歯科も含めた環境汚染の排除とエネルギーの補てんはするが、

究極は自らが宇宙との調和を図る生きた教材とすべきものである。

 

 

 

 

  症例  インプラント埋入後、電磁波過敏症に 66歳女性

 

 

 

 

1本の歯が身体に及ぼす影響

 

【主 訴】

〇数年前に右上にインプラント(チタン)を入れてから、

物忘れが多くなったり、ネックレス、指輪、時計などの

金属にアレルギー反応がでるようになった。

仕事柄、パソコン、携帯電話などの使用時間がかなり長いことから、

電磁波過敏症を発症した可能性が高い。

 

〇インプラントと顎骨の境目に膿ほうができている→違和感

 

〇右手親指(肺経)の痛み、動きにくさ

(整形外科では、腱鞘炎の手術を勧められる。

 ステロイド注射をすると、痛みは消失…本人としては手術、投薬はしたくない)。

 

〇口呼吸、くいしばり、歯周病、右顎関節症、肩こり。

 

【EAV所見】

 経絡的に全身エネルギー・レベルは停滞気味。

 しかし、腎、膀胱経、右肺、大腸経のエネルギーは、

(右上インプラント部も肺経)は、緊張傾向。

 

【治 療】

〇電磁波の影響を受けやすい歯科金属、薬剤を除去。

 

〇右上インプラントの周囲が

 病巣源の可能性が高いので、インプラント除去。

 

【教 育】

〇機能免疫プログラムの中で、

 からだの中心軸づくり(鼻呼吸、足首調整法の指導など)を実施。

 

【成 果】

〇右手親指の痛みの消失、動きの改善。

 

〇アレルギー症状の改善。

 

〇口呼吸の改善(のどの痛み、歯周病の改善、風邪をひきにくくなる)。

 

〇多忙になると、左上の歯が痛くなる時があるが、

 足首調整(軸調整)を自分ですることで、歯の痛みの消失。

 それに伴い、肩こり、顎関節症、くいしばりの改善。

 

〇頻繁に通っていたマッサージや整体も、

 どうしてもの時以外は、行かなくなった。

 

 

 

全身の症状の原因のひとつが、

口の中にもあるのです。

そして逆もです。

また、その人の周りの環境、生活習慣もみないといけません。

 

 

 

 

現在私は、この考えを共有する

「ひらおかデンタルクリニック」院長である

松谷英子歯科医師とスタッフたちと共に

さらに進化した治療を実践しています。

 

ひらおかデンタルクリニックホームページ

 

 

今後もここで、この治療法をお伝えしていきます。