今月発表されたGPT-4oをすぐに使用してみましたが、その性能は驚異的でした。人間と対話しているような自然さで、画像認識の応答速度も非常に速いと感じました。AIの可能性は以前から感じていましたが、GPT-4oによって仕事の在り方が劇的に変わる兆しが見えてきました。具体的には、GPTは今後、人間の強力なサポーターとして活躍するだろうと感じています。
しかし同時に、GPTに仕事を奪われるのではないかという不安を抱く社員も多いと思われます。そのため、ITリテラシーの教育が必要だと思います。実際に、自分がAI推進プロジェクトを始めた当初は、「こんなものAIに任せたら、新人の思考力が奪われるでしょうが」「DX推進部がやる仕事だ」「お金がかかって仕方がない」「人間の仕事がなくなるじゃないか」「AIの実績あるから、自慢したいだけでしょ」などなど自分ってこんなに人気者なのかと感じるぐらい批判を受けました。
批判を受けるのは決して気持ちの良いものではありませんが、大学生時代、剣道で鍛えた『体力とメンタルのタフさ』が今になって活きています。また、様々な経営者との出会いで磨かれた『物事の捉え方・見方』のおかげで前向きに頑張ることができました。それに、尊敬している人の伝記を見て、人望が厚い人だと聞いてはいたが、批判を受けまくっていたり、提案を断られて荒れ狂っていたなどなど想像を絶するような壁を乗り越えて、イノベーションを起こしたんだなと、勇気をもらいます。
批判をする人の意見も一理ありますが、コロナと同じように正しい知識がないと、どのように対処すればいいか分からず、ずっとマスクをつけることになります。もちろん、自分も正しい知識がなくて、間違っている対策を打っているところがあるかもしれません。
日本のDX推進の失敗事例でよく挙げられるのは、DX推進部を立ち上げたものの、現場からの理解や協力が得られないことです。そのため、企業によっては各部署からの社員を集めて数年間DX人材の育成をして、再配置させています。これは最近行われた取り組みなので、その結果はまだ出ていませんが、『現場に答えがある』と考えているため、結果は出ると思っています。
今日も豊かな人生送ることに向けて頑張っていきます。