株の勉強(ROE) | MATEGI

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企業価値を測る上で重要な指標であるROE(Return on Equity)について、勉強しました。

 

ROEは、株主の資本(Equity)でどれだけ利益(Return)を生み出したかを示す指標です。たとえば、資本金が1000万円で利益が100万円なら、ROEは10%になります。なぜROEが重要なのかというと、PBRやPERが株価(Price)に関わるのに対し、ROEは経営者の能力を示す純粋な指標だからです。上場企業のIR情報を見ると、多くの企業がROEの目標値を公表しています。

 

ROEの基準値は8%で、これを超えると(日本の中では)高いと評価されます。なぜ基準が8%であるかといいますと、インデックスファンドの利回りが8%であるからです。つまり、ROEが8%未満だと「S&P500やオルカンに投資した方がよくない?」という考えになり、その企業に投資する必要がないからです。ただし、現時点で数値が低くてもMicrosoftやNVIDIAのように将来的に爆上がりする見込みがあれば別です。

 

また、ROEの値が高いことを確認するだけでなく、負債と資本(BSの右側)のバランスも確認する必要があります。なぜなら、負債を上げて資本を減らせば、見かけ上ROEの値が高くなるからです。

 

ROEを上げるためには、(ROEが高い会社の事例調査をしたことがないので分かっている範囲が狭いですが)フランチャイズで店舗にノウハウを提供するビジネスモデルや顧客に渡す請求書の支払い時期を短縮させることにより現金を早く回収する(=資本の運転資金が減る)といったことが挙げられます。

 

技術や営業など職種にこだわることもいいことですし素晴らしいことではありますが、こういうことを知っているか知らないかにより、仕事の取り組み方や考え方に差が生じます。

 

優れたビジネスマンの人たちも言っていますが、ジョブローテーションで色々な経験を積むということは非常に重要なことであり、ジョブローテーションを悲観的に捉えている人もいますが、それは間違っています。車の例えで言うと、一部の部品だけを知っていても車全体を理解できません。世の中で上に上がっている人は、たいがい色々と経験を積んでいます。

 

今日も前向きに頑張っていきたいと思います。