加速理論 その④ 理論をスイングにどう生かすかについて | うぢまっちゃのゴルフ日記

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ども うぢまっちゃです(^^)/

 

物理的にゴルフスイングを捉えることが

うぢまっちゃの物理シリーズですが

前回まではクラブの動きを併進回転運動としてとらえた場合

『コックをほどくな』・『レートヒットしろ』

『打ち急ぐな』・『インパクト後で最速に』などの格言が

ヘッドスピードアップにどう繋がるのかについて

考察したのが今回になります

 

うぢまっちゃの考えとしては

ゴルフスイングで意図的に制御できる部分は

あくまでトップからハーフダウンまでであって

この間の部分が因果の『因』

ビジネスゾーンとかデリバリーゾーンと呼ばれる

インパクト前後の動きは意図的には制御できないので

因果の『果』

であると考えます

 

以上を踏まえ

『アーリーリリースとレートヒット』の『因果』

をまとめたのが こちらの図になります

 

 

この図を解釈すれば

レートヒットのメリットとしては

ビジネスゾーン(デリバリーゾーン)で

クラブの重心を中心とした回転運動が加わることで

ヘッドを走らせる(ヘッドスピードが上がる)

ことがわかると思います

 

アーリーリリースのデメリットは2つあり

一つ目は上記のメリットが得られない

(クラブの重心を中心とした回転運動が小さい)

ことになります。

もう一つ目は左上の図4-1を見ていただきたいのですが

ヘッドが打球方向と逆方向に加速(運動)していることが

わかるかと思います

すなわち 『逆走』のデメリットが加わることになります

 

詳しく言うと

ヘッドの運動をエネルギー量(1/2mv^2)と捉えれば

確かにエネルギー(スカラー)は増加していることは

間違いなく 『振ってる感』は生じるのですが

運動量(mv)と捉えた場合

ベクトル(向きの概念を持つ量)になるので

『無駄な努力』どころか

『ヘッドスピードアップを妨げる抵抗勢力』になります

 

まとめると

アーリーリリースは

『インパクト付近の回転によるヘッド加速が得られない』

『切り返しでの逆走によるデメリット』という

二重の損をしていることになります

 

一方 レートヒットは

『切り返しでの回転を抑える(または負の回転)』ことで

『インパクト付近の回転によるヘッドの加速』

を最大限教授した打ち方だと理解できると思います

 

これらの違いは駒回しに例えてみると

アーリーリリースは 駒を投げずに

いきなり駒を回転させようとするもの

一方

レートヒットは いったん駒を投げて(併進運動)

その後 紐を保持する もしくは引っ張ることで

最大の回転力を得ている

というふうに捉えられると思いますが

みなさん いかがでしょうか?

 

さて

ここでまでの議論で すでにお気づきの方が

いらっしゃるかもですが これらの議論は

『テークバックには触れていない』

極論すれば

『テークバックはどうでもいい』

ということです

もしテークバックの違いがあるとするならば

トップのポジションの違いになり

それらは

1レバー(トップでコックを抑える)

2レバー(トップでコックを入れる)

の別になろうかと思います。

 

以下は 特に元さんにお伝えしたいところでして

長くなりますが 追加説明をさせってください

 

1レバーはアーリーリリースの『逆走』が発生しにくい

というメリットがある一方

タメが作りにくいというデメリットがあります

ただ 1レバーでも タメが作れないわけではなく

ヘッドの慣性やリストの柔軟性を利用することで

2レバー同様にレートヒットが可能になります

 

上記を説明する図がこちら

 

以前の元さんは図9の動きをしていましたが

先月の元さんは図8の動きになっていたように

見受けられましたました

(『1レバー』宣言されていた際 特に)

『2レバーで』って振られていた際には

図9のようになって ヘッドが加速してました

 

ここから先は 立ち入った部分で

元さん個人の感覚の部分になりますが

もしかすると

切り返しでの腰の切れの部分と

リストのしなやかさを意識すると

良くなるかもしれませんね

 

それでは(^^)/