婚活、という言葉があります。
私もブログを書く時に、つい、使ってしまうことも多いです。
ところが、この言葉、実は好かれていないかもしれません。

Google検索で「婚活 言葉」と入力すると、続けて予測変換で
「嫌い」

その数162万件。おやおやです。
内容は、といいますと

・マスコミが無理やり流行らせた言葉だから嫌い
・時期を逃した人間が、必死になって相手を探しているイメージ
・ロマンがない。人との出会いは偶然あるものではないのか。
・結婚を押しつけられる気分になる。

このように、いろんな意見がありました。


私自身の考えでは、婚活の定義は、次のような感じです。
「婚活」とは結婚を意識したときに、人との出会いに
繋がるような行動のこと。


私の場合は、部屋の大掃除が転機だったかもしれません。
失恋から一年が過ぎ、落ち込みが続いたある日、

「そうだ。大掃除をしよう」と思いつきました。
いらないものを捨て、新しくものを買い揃え、と
部屋をきれいにしました。

しばらくしてから現在の奥さんと、交際が始まったわけです。
ということは。

掃除をすれば結婚できる。

その二つに関係があるかどうかはわかりませんが、今までの行動とは
違うことを始めることで、新しい人との出会いが増えるかもしれません。

はっきりと関係が見えやすい「人がいそうなところに顔を出す」
ことも、「ぼんやりと結婚について考えてみる」ことも
どちらも全部、婚活と言っていいのではないか、と考えています。


ところが現在のところ、婚活といえば
「結婚業界が無理に流行らせた」
「就職活動と同じで、条件ばかりで心がない」
「婚活している人はちょっと。。。」

などのネガティブなイメージが先行してしまっているようです。

いろんなイメージがあると思いますが、言われているものを並べるとするなら

1.出会い系は危険。つまり婚活も知らない人だから危険に違いない!
2.お見合いって、変わった人(普通じゃない人)しかいないんじゃない?
3.人との出会いにお金がかかる、ってなんか違和感がある。
4.大勢に会う必要があるみたいだし、そんな時間がない。
5.条件が優先で、機械的なイメージがある。


次回は、この言われているイメージについて考えてみたいと思います。
続きます。
前回の記事はこちら。
リスクとは何か その1
リスクとは何か その2
リスクとは何か その3
リスクとは何か その4
リスクとは何か その5
リスクとは何か その6
リスクとは何か その7

ずいぶん長くなってしまいましたが、今回でこのテーマも終わりです。
今回は「結婚が悪く言われる理由」を中心に考えてみたいと思います。

結婚がもしも良いものなら、なぜその良さを語る人がいないのでしょうか。
その理由は次の3つではないかと推測してみました。

1.空気を読んで「結婚の良さ」について語らない。
 
既婚者が独身者を前に、結婚のよさを語る。
どうみても自慢話です。これはちょっとまずいです。
謙遜の国ニッポンでは、やはり厳しいですよね。
嫌われるのを避けるためには、道化になるのが一番です。

独身「結婚されてどうですか?」
既婚「いやいやうちの〇〇ったらもう…(以下、延々悪口と駄目出しが続く)」


「自分を下げて(馬鹿になって)ウケをとる」
このあたりは、関西の人なら分かっていただけるかと思います。


2.皮肉のほうが面白いので、記憶に残りやすい。
「結婚=幸せ」というお約束があるとするなら、
ストレートな発言は印象に残りません。
「はいはい、惚気ね」と流されて終わりです。

ところが有名人が「結婚は絶対に避けるべきだ」と言えば、新鮮ですよね。
それは「突っ込み待ち」しているボケのようなもの。さらに言えば偉人であるほど
「失敗したのかよ!」と激しく突っ込みたくなります。
そういったことが積み重なって「結婚の偉人名言集」が出来たのではないでしょうか。


3.確証バイアスが働いている

確証バイアスとは、自分の先入観に基づいて、その先入観に沿った
都合のいい情報だけを集めてしまう、人間の癖の事を指します。

例として、「時計のゾロ目」という話があります。
ネットの質問箱などにこんな話が出ることがあります。

「時計を見るとなぜか「0:00」「4:44」といったゾロ目を見るのですが
これって運がいいのでしょうか。それとも悪いことが起こる予兆でしょうか。」



ちょっと考えれば分かる話ですが、生活しているときに時計は頻繁に見るものです。
しかし「7:43」のような揃っていない数字は、記憶に全く残らず
印象的な「11:11」ばかりが記憶に残されて、「ゾロ目ばかり見る」という発言に
なるわけです。
全体の数からすると、圧倒的に「ゾロ目」よりも「普通の数字」が多くても
見た回数が全く記憶されていないのでは勝ち目がありません。

ゾロ目のほうが目立ち、しかも本人が意味があるように思っているとすれば
「都合のいい」ものだけが記憶にとどまる。これが確証バイアスです。

同じように未婚者にとっては「結婚は悪夢である」という情報のほうが
記憶に残りやすいのではないでしょうか。

「趣味やギャンブルに大金を投じる」ダメな男性像。
「オタク趣味をひた隠す。実家には大量のオタグッズが!」オタクバッシングな記事。

「夫に内緒で友人たちと豪華なランチを食べに出る」パラサイト主婦。
「夫のこづかいは月に5000円。それで昼食を賄う」鬼嫁。


結婚していなくて良かった。そう思える格好の補強材料ではないでしょうか。
すべての結婚が「この例」のようなものでないのは、間違いありません。
一部の人々の行動が、面白おかしく取り上げられ、その結果「結婚」の代表になる。

いったん印象で、「結婚は悪夢である」という印象が固まれば、
今度は既婚者が「結婚っていいものだよ」という発言をしたとしても
「『レアケース(※滅多にない)』に過ぎない
「(結婚したばかりで)まだ結婚は悪夢という事実に気づいていないだけ
と、やはり聞き流すようになるのではないでしょうか。

 
以上を踏まえると。。。

未婚者は結婚に懐疑的な意見を書き、
離婚者は結婚に悲観的な思い出を語り、
既婚者は結婚の悪いところをネタ的に語る。


これでは結婚の良いところを語るのは、私たち結婚に関わる仕事をしている
人間くらいとなってしまいます(笑)

  <私の場合>

結婚してから、ある心理テストをしたことがあります。
今調べてみたら2005年あたりに流行ったようなので、そのあたりでしょうか。
一時流行ったようなので、知っている人もいるかもしれませんが、
四字熟語を使ったものでした。


試してみたい方は、こんな感じに進めてください。

1.四字熟語を3つ思い浮かべて、紙に書く。
  漢字4つで作られる、ことわざみたいなやつです。

2.その意味はというと。。。
(ネタバレなので、知りたい方は下の空白を反転して下さい)

1番目の四字熟語は「あなたの人生観」
2番目の四字熟語は「あなたの恋愛観」
3番目の四字熟語は「死ぬ直前に、あなたの人生を振り返った感想」

ちなみに我が家では、一番目が
私   「臥薪嘗胆」
奥さん 「我田引水」でした。


どう見ても奥さんに勝てません。ということで、あとは、察して下さいw
とまあ、どうしても結婚してるとネタに走りがちです。
このテストの「当たる/当たらない」の考察は次の外部サイト
四字熟語テストはなぜ当たる? 心理テストの意義
が面白い記事を書いておられますので、興味をもった方はぜひご覧下さい。

真面目に話をするなら「結婚して後悔したことはない」と思ってます。
しかしやっぱり照れくさいので、この辺にしておきます。


  <今までのまとめとして>

結婚がリスクが高いというけれども、リスクはどんな選択をしても
ゼロになることはありません。

結婚をしなくても、逆に独身でいるリスクが語られることもあるわけです。
独身時代が長い、ということは「誰かと一緒にいられる時間が短くなる」わけで
もしもいい人が見つかったときに「もっと時間があったら」と悔やむかも
しれません。それもまたリスクだということです。


とはいえ、合わない者同士の結婚には、当然摩擦が生まれます。
焦りすぎた結婚は、自分の選択に後悔をするかもしれません。
マッチングがうまくいっていない結婚は、やはり失敗することもありえるわけで
私自身もミスマッチングの結婚は、一番気になるところでもあります。
その防止が出来ないか、というのがサービスを立ち上げた理由でも
あるわけですから。
  

結婚については、皆さん、次のように考えているのではないでしょうか。
失敗できない。真面目に考えるべき。遊び半分でするべきではない。
まあ、正しいんです。でも、脅されすぎてる気もします。

どんな結婚がいい結婚かなんて、人生が終わってみるまで分かりません。
仮に失敗に終わったとしても、精一杯努力したのならそれでいいと思いませんか?
周りの人に頭を下げて、相手の方や、子どもがいれば、その子にも
頭を下げて、ごめんなさい。頑張ったけど、無理でした。
それでいいんじゃないでしょうか。

結婚するからには、相手と助け合って生活して下さいね、という「扶養義務」があります。
しかし、男性一人で家計を背負い込む必要は、多分ないでしょう。
一方女性も、「家事と育児」を一人で頑張らなくちゃ、というのも
そこまで気負わなくてもいいのではないでしょうか。

完璧に出来る人はいません。弱い人間、心変わりする人間がなんとか二人集まって、
精いっぱいやっていく。
一人で抱え込んで、自分ひとりが血を吐くような努力をするばかりが
結婚ではない気がします。
相手に愚痴を言って、大変なときには肩代わりしてもらって。
余裕あるときには自分が肩代わりして、で、たまには文句を言って。
そんな繰り返しが結婚なのかな、と思います。


初めから完全な結婚はありえないでしょうし、途中で少しづつでも変われるものです。
あ、もちろん大きくは変わりません(大事なことです)
だから、気になる人がいるんであれば、結婚を考えてみたり
今、相手がいなくても「絶対結婚しない」ではなくて、「まあ、気が向いたら」
くらいに気軽に考えたらいいのではないでしょうか。


・リスクはどこにでもあるもの。
・リスクはゼロには出来ないもの。
・リスクを減らすには大きなコストが掛かること。

・リスクの裏側には必ずリターン(利益)があること。



「リスク(risk)」という言葉は、イタリア語のrisicareという
言葉に由来する。この言葉は「勇気を持って試みる」という意味を
持っている。この観点からすると、リスクは運命というよりは
選択を意味している。

                     引用:「リスク 神々への叛逆」23p
                     ※下線は私がつけたものです。

何を選んで、何を選ばないか。すべてはあなたの選択次第です。
時には勇気を出して、手を伸ばしてみませんか?

この記事が皆さんの役に立つことを願いつつ、このテーマはここで終わりと
させていただきます。
長文をお読み頂き、本当にありがとうございました。
前回の記事はこちら。
リスクとは何か その1
リスクとは何か その2
リスクとは何か その3
リスクとは何か その4
リスクとは何か その5
リスクとは何か その6

今回のテーマは「結婚にリスクはあるか?」です。

  <結婚のリスクとは?>

私の考えでは、結婚のリスクは「ある条件」に当てはまる人にだけあると言える、と
いうものです。では、そのある条件とは何かというと。

1.モテてモテて困る「恋愛上手」な人

同時に何人の人とも恋に落ち、さらには新しい恋の候補も一人や二人ではない。
そんな人にとって、恋愛から得られる楽しさや賞賛は「たった一人の人」と
続ける結婚生活とは比較にならないと思われます。

このように恋愛上手なだけでなく、恋愛が非常に重要だと思っている人にとって
結婚は「まさに人生の墓場」となります。
なぜなら、一度結婚した場合、新たな恋愛は禁止されるだけでなく
慰謝料という形で金銭を失う恐れもあるわけですから。


2.ある程度のまとまったお金を持っている「お金持ち」

実家が資産家でも、自分に才能があって稼げている人でも、
実直に貯金をし、まとまった資産を持っている人でもいいです。
こういった人にとっては「お金を失うこと」は何よりの悲劇となります。

結婚する配偶者や家族が「浪費家」だったり「ギャンブル」をするようなら
要注意。自分のお金が減ってしまうリスクに敏感に反応するかと思います。


3.共同体と関わりが深い人

「共同体」は、大きく3つに分類できるかと思います。

A.両親・兄弟などの親族
B.近所の親戚や、住んでいる地域の知人友人など
C.職場の上司や同僚など

早い話が、結婚式に呼ばなければならない人たちですね。
関係が深い場合、周りの人の意見がすごく大事になります。
知り合いが多くなれば、結婚式に数百人招待するなど、よくある話です。
そういった人々が一同に会して、結婚を祝ってくれるわけですが。。。

ところが結婚に失敗するとどうなるか。
一転して、その人たちの顔に泥を塗った。となってしまうのです。

離婚すると昇進が出来なくなったり、陰口を叩かれたり、嫌味を言われたり。
また、離婚だけではありません。配偶者のふるまいや、生活スタイル、
趣味や性格なども細かくチェックされることがあります。
その人が「共同体」にふさわしいかどうかの精査がされるかもしれません。
(※しかし、一方で独身でいるのも「問題」になったりするのが複雑なところですね。)

ですから結婚する場合、どんな人と結婚したいか。その条件が、「自分の希望」よりも
「共同体に受け入れられるかどうか」のほうが
重要になるかもしれません。


この3つのタイプの人にとって、結婚はリスクがあるもので、そう簡単に
決められるものではないと思われます。

1番のタイプは結婚を徹底的に避けるでしょうし、2と3の人は時間とお金をかけてでも
相手が「リスクが低いかどうか」を探るでしょう。
しかし、その相手の方にとっては「あら捜しをされている/決断してくれない」と
感じるわけで、そのことから愛想をつかされるかもしれない。
なかなか簡単には行かない話ですね。


  <それ以外の人たちの結婚のリスク>

先ほど3種類の「リスクのある人」を紹介しましたが、あてはまらない人にとって
結婚はリスクがないかというと、まったくないわけではありません。

それは「悪意がある人と出会う」可能性はゼロではないということです。
利益目的や犯罪目的で交際をする人。
出会いのきっかけが「友人の紹介」でも「ナンパ」でも「紹介所」でも、
可能性はゼロには出来ません。

知り合ったばかりでは「相手が何を目的にしているか」「相手がどんな人か」
分かるはずがないのです。
ごく稀にとはいえ「利益目的」「犯罪目的」な人がいるのも確かです。

しかし、これを読んでいるあなたが「悪い目的目当て」に婚活をしようと
考えていないのと同じく(考えてませんよね?)
多くの人も、真面目に結婚を考えていることと思います。

そこで、私がオススメするのが次の方法です。
「警戒しても、疑わない」

警戒しても疑わない。どういう意味かというと、「自分と他人を分けて考える」と
いうことです。
仲良くなると多くの人は、相手と「いろんなものを分かち合ったり」「助けたい」と
考えます。
しかし、冷たい言い方になりますが「長年付き合いのある友人」と
「急に仲良くなった結婚相手候補」を同じ扱いをするのはちょっと待ちましょう。

長年の付き合いのある友人は文字通り「長年」を経ているわけで、その間に
あなたに悪意を持ったのなら、友情は続いていないでしょう。
それが「長く培った実績・信頼」の重みです。


しかし、急に仲良くなった人は、まだどんな人か分かっていないのです。
悪意のある人は「仲良くなった=かけがえがない人=何でもしてあげたい」
この心の動きをかならず利用してきます。
そこで「警戒する」時は、次のいくつかのことに注意して下さい。

「悪意のある人は、付き合いを長期化させることを好まない。」
短期に急速に仲良くなり、利益を得たらすぐに関係を絶ちます。
詐欺・犯罪などはそう多くのパターンがあるわけではありません。いくつかの
代表的な手口を知っておけば、そう簡単にだまされるものではありません。

「劇的な出会いを演出する」
ドラマのような出会い方や、偶然を装って何度も顔を合わせたり、場合によっては
自作自演で危機を救ったりということもあるかもしれません。
「あなたに会う為に、独身だったのかも」 こんなセリフなども、ベタですが
案外効果があるものです。

「急速にプライベートに踏み込んでくる」
・知り合ってすぐに人間関係や、仕事、趣味の分野などに制限・口出しをする。
・すぐに関係を深めたがる(男性が多いが、女性にもあります)
付き合いが浅いときは、人はどうしても遠慮がちです。初めのころは強く
相手に出られると、折れてしまう心理をついてきます。

「重大な頼みごとをする」
借金の申込み、保証人や、印鑑などに関わる頼みごとが多いです。
親しい人でも十分注意しなければいけない責任の重さがあります。
気軽に考えていると、後で後悔する事になりかねません。

「個人情報を細かく知りたがる」
住所や電話番号、家族構成や仕事内容などを細かく知りたがる。
世間話のようにしながら、あなたの仕事場の情報、資産情報を探る場合があります。
(※これは「リスク回避」をしたい、「失敗できない人」もすることがあります。)


つまりポイントとしては
・急に仲良くなって、恋愛が始まる。
・マメな連絡を欠かさない。
・急速に関係を深めようとする(お酒・薬物には特に注意)
・自分が話したのだから、あなたも話すべきだ、と個人情報を聞いてくる。
・自分の話はあまりしない。またはどこかリアリティがない。
・「困ったことがある」と相談してくる。

これらのポイントがいくつか重なるようなら、注意が必要だということになります。


そして「疑わない」というのは「相手を問い詰めない」ということです。
ほとんどの人は悪意がある人ではなく、ただの普通の人です。
何かボロが出るかも、と質問を重ねたり、しつこく問いただしても
相手から「何、この人?」と思われるだけです。
本当に悪意がある人は、そう簡単に悟られるようなことは言いません。
見分けるコツは唯一つ。前に上げたポイントが重なるかどうか。
「自分だけは騙されていない」と思わずに、誰かに相談してみることでしょう。


実際に、人のことが信用できなくなるとしんどいばかりです。
「この人は本当のことを言っているのか」
「誰か他にいい人がいるのかもしれない」

答えは得られず、疑問ばかり増えていくと、それは泥沼への道です。

そこで相手から聞いたことは、そのまま一度聞いておき、疑わないのが無難です。
疑いだすときりがありませんから。
ただ、気になるようであればメモを取っておき、矛盾したことを言っていないか、
前と違うことを言っていないか気にするのは、自己防衛としては有りかもしれません。
(※但し、相手にばれると悪い印象を与えるかもしれません)



もう一つあげるとすれば、「完璧を相手に求めない」ことです。

これは簡単です。
あなたが相手に求めれば求めるほど、相手からも完璧を要求される。
これは当然のことです。

自分は大して努力しないけれども、相手は完璧であるべきだ、などというのは
通用するわけがありません。

自分には魅力があるのだから、相手には〇〇と〇〇を満たしてほしい。
そう思っている人は、魅力がなくなれば(飽きられれば)別れを切り出されても
仕方がないと言えるでしょう。

これはまた、逆も同じです。相手からあまりにもいろいろな要求をされるようなら
十分注意したほうがよいでしょう。
交際の基本は常に等価交換。ですから、相手の要求を受け入れた、ということは
あなたも満足しているというサインを出したことになりかねません。


結婚を考えるときには、”求めすぎない”ということを、思い出すといいかもしれません。
いずれあなたの我慢か、相手の我慢かわかりませんが、限界が来たときに
「離婚だ!」とならないためのヒントになれば幸いです。

次回でこのテーマも最終回となります。
「リスクとは何か 結婚が悪く言われる理由」です。
お楽しみに。
前回の記事はこちら。
リスクとは何か その1
リスクとは何か その2
リスクとは何か その3
リスクとは何か その4
リスクとは何か その5


リスクとは何か その2の記事で書きました、結婚反対派の言い分は
ざっくりとまとめると次の4つに分けることができます。

<1.生活が変化する>
今までに、自分の好きにできていた「場所・お金・時間・生き方」が変化するかも。

<2.責任の重さ>
自分ひとりではなく、配偶者、子ども、相手の親族への責任が生まれる。

<3.人間関係(好き嫌い)>
新しくできた家族(配偶者・子ども・親戚)との人間関係で苦しむかもしれない。

<4.人間関係(不安)>
新しくできた家族(配偶者・子ども・親戚)がトラブルを起こすかもしれない。


  <ある有名人のことば>

さて、ここである有名人の言葉を紹介したいと思います。
彼は四つの「どうしたらいいの?」という悩みに関して、答えています。

四つの悩みとは次のようなもの。
・好きな人と、別れたくない。
・恨みや憎しみをもった人と、出会いたくない。
・自分が求めるものが手に入らないのはどうしたらいい?
・自分の気持ちや行動がコントロールできないのは、どうしたらいい?


この言葉の「自分」を「配偶者・子ども・親戚」に置き換えれば、
先の4.の人間関係(不安)の悩みとそっくりになるとは思いませんか?


・子どもや配偶者が思うように動かない(コントロールできない)
・嫌な(配偶者の)親戚と付き合わなければいけない。
なんだか似てますね。

さて、この有名人の名前は「シッダールタ」

そう、ブッダです。
この4つの悩みに対しての、彼の言葉は一言。

「どうにもならんよ、諦めな」
こんな言い方をしたかは知りませんがw

仏教の教えにあるのは
・生まれること(生まれ変わること/輪廻)
・老いること
・病気になること
・死ぬこと


どうにもできないこと4つ、これを四苦とします。
そして先の4つの悩みをあわせて八苦。これが四字熟語の「四苦八苦」です。

お釈迦様でもどうにもならないと匙を投げたもの。
もしかして〇〇になるかも、という悩みは結婚のリスク、というよりも
そもそも、人生でどうしようもない問題なのではないでしょうか。
もちろん、一介の婚活業者でしかない私も、解決方法は思いつきません。

  <リスクと不安の大きな違い>

もうひとつ、3と4に潜んでいる問題があります。それは「身内の評価の高さ」。
これはどんなことかというと。。。

自分の家族は問題を起こすはずがない」けれど「配偶者の家族は問題を起こすかも」
自分の身内は嫌われるはずがない」けれど「相手の家族は嫌な人間かもしれない」

おわかりでしょうか。自分と、自分の家族は「まず問題になることがない」というのが
大きな前提になっているのです。
自分や、自分の家族が問題になるかもしれない、と思っているのなら
これは「お互い様」の考えがあれば、まあしょうがないか、となるところです。
ところが、多くの人は「自分だけは大丈夫」と考えてしまいがちです。

これはなぜか。
自分の家族や親戚は「知っている」けれども、配偶者とその家族は「知らないから」です。

つまりは「知らないもの」に対しての不安なのです。
1と2の問題も同じです。今までの生活と違うことが起こるから
本当にうまく行くのか。うまくやっていけるのか不安だ、と言っているのと
同じではないでしょうか。

リスクとは、過去の実例から「このくらい失敗する」という推測をして、その
危険を計測することでした。

ところが今までと違うことをするから「不安だ」というのは、感情です。
どのくらいの失敗例がある。どのくらいの成功例があるというソースは
はっきりしていませんし
そもそもどうでもよかったりします。
「危ないことがあるかもしれないから〇〇しない」のは
リスクについて語っている、というよりも「ただの怖がり」ではないでしょうか。


<独身なら問題を回避できるのか>

ところで変化を嫌がるのは人間だけでなく、生物であればほとんどがあてはまること。
なぜなら「大きな問題がなかったのなら、このままでいいじゃない」と考えるからです。
変化があると、それに対応を迫られるわけで、コストがかかります。
心理的な負担や、経済的な負担。それに見合うものがすぐに見えないと、
なんだか損したような気持ちになります。

しかし、リスクの考えは「将来大きな変化が起こったときに備える」のにも
使われます。生命保険や火災保険、金融商品や先物取引なども
「今後起こりうる大きな変化」に備えて開発されたものなのです。

独身の生活に問題を感じていないのは、現在その人が元気に生活できているから
でしょう。今の生活に不自由を感じていないから「変化するのが逆に損」と
思ってしまうわけです。

趣味があれば退屈はしない。
友人と会えるから、寂しくはない。
家族といるから安心できている。

だから今の生活に「十分満足」している。


しかし、いつか変化は起こるかもしれません。
なぜなら不変のものはそうあるものではありませんから。

・今問題がないのだから、このままが一番いい。
・車を運転してるけど、事故をしたことがないから、これからもきっと大丈夫。

この二つは似ているように思えてなりません。

 <簡単に結婚できない本当の理由とは?>

結婚反対派の理由のほとんどが、リスクの話というよりも
「先が見えない」事
「知らない」事に対しての不安が大元にあるようでした。


それでは結婚のリスクはないのか?というと、実はきちんとあります。
ただし、人によってある人も、ない人もいます。

次回はこのあたりを説明したいかと思います。
続きます。
前回の記事はこちら。
リスクとは何か その1
リスクとは何か その2
リスクとは何か その3
リスクとは何か その4

さて、前回は「どんな選択肢を選んでもリスクがある」と言うことを書きました。
それでは、どの選択肢も選ばなかったらいいんじゃないか、という戦略をとった場合に
どのような起きるかを、今回は考えてみたいと思います。

それでは今回もちょっとした例え話をしてみたいと思います。

  <罰ゲームの選択>

話を分かりやすくするために、リスクを「罰ゲームの選択」と考えてみましょう。
テレビのバラエティ番組に出場しているあなた。
舞台にはあなたを含めて、3人の出場者がいるとします。

さて番組の中で、3人の出場者全員が失敗してしまったために
罰ゲームをする流れになったと思ってください。

司会者は3枚のカードを前に出して、
「この中から罰ゲームを選んで下さい」と言います。
まずはリーダーのあなたから、と言われて見たカードには
どれも過酷な罰ばかりが書いてあります。

悩んでしまって決められなかったあなたは
「とりあえずパス」と後の二人に順番を回します。
しかし、その後も選べないと、困ったあなたがいるとします。
さて、この後に起こることはどんな事態でしょうか。

1.司会者が怒る。
進行があるのに、いつまでも決められないあなたに腹を立てるかもしれません。
その結果、罰ゲームはさらに厳しいものになるかもしれません。

2.一番不利なものが残る。
他の二人が先に「楽そうな罰」を選んで、もっとも厳しいものが残されるかもしれません。

3.時間切れ。
いつまでも決められないあなたを無視して、ゲームが進むかもしれません。
また、「退場」を命じられることもあるでしょうか。

一つだけ言えるのは、今、目の前の罰ゲームを避けられたとしても、
おそらく他の形でのペナルティがある
ということです。


  <一番貴重なものとは何か>

世の中で一番価値があるもの、と聞いて「お金や貴金属」を思い浮かべる人も
多いかと思いますが、人間にとっては「時間」が最も価値があるともいえます。

いやいや、「お金で時間は買える」ではないか、という人もいるでしょう。
確かに人の時間を「労働」と言う形で買うことは可能です。

ただし、時間を巻き戻すことに成功した人は、未だいないはずです。

時間を戻せるのなら、予測・予想は「確実な将来」となるわけで、そうなれば
お金なんてどうとでもなる話です。
「タイムマシン」や、「もしも時間が戻せたら」という話が、昔も今も人気なのが
その貴重さを表していると言えるでしょう。

選択をしない、という行動は「何も選択しない」ということを
選んでいるともいえます。

これは一見言葉遊びにも見えますが、次の例を見れば納得いくかと思います。

「私が大きな失敗をしたのを知った父は、いつもなら大声で怒るのだが
 無言で私をしばらく見る
と、その場を立ち去った」


怒るという選択肢もあれば、何もしないという選択肢もあるということが
お分かりいただけたでしょうか。

何もしない、と言う選択は、ただ時間を過ごす、という選択でもあるのです。
そして、その時間は、後で悔やんでも巻き戻すことはできません。


  <リスクの裏側にあるものは何か>

リスクとは何か その3の話をもう一度思い出してください。

インドにコショウを求めた船乗りは「いちかばちか」で利益を求めました。
リスクの裏側には、リターン(利益)が必ずあるのです。

一見してすぐに分からない利益もあります。
台風や地震などの大きな天災がある日本。ちょっと見にはリスクしかないように
思えますが、その裏には水が豊富で植物も豊かな国に住める、という
利益があるわけです。

つまり、リスク(被害)を怖れていては、リターン(利益)は得られない。
もちろんリスクが高いのに、リターンがごく少ない場合もあれば、その逆のことも
またあるわけで、そのあたりをよく考える必要があります。
しかし、どんなことにもリスクは必ずあります。
また、選ばないこともまた、貴重な時間を使って決断を先延ばしにする、という
大きなリスクがあるのです。
このことを忘れない必要があると思います。

次回はいよいよ「結婚反対派の言い分」について見ていきたいと思います。
続きます。