マラソンランナー日記 -60ページ目

マラソンランナー日記

マラソンの話ばかりじゃないよ

ホテル「鶴賀リゾート」前にたどり着いた。
22キロ地点(100キロでは72キロ地点)だ。
前日、ホテルマンから聞いていた「お汁粉」と「そうめん」の名所だ。
いすの隣に座った応援の婦人から「50キロですか? 速いほうですね」。
「えっ。おれ速いの?」と思った。
体力温存のために、かなりゆっくりきたのに???
ペースオーバーだったかも。
ちなみに20キロで2時間10分くらいのペースだった。

いつまでも座っていられない。
再び走り出したら周囲から拍手がきた。
が、顔は作り笑い。
まだ30キロあると思うと気が重かった。

レース前、スタート会場で人から聞いた。
「ワッカの30~40キロ間はきついよ」という言葉を思い出しながら、走った。
とにかく30キロまで行こう。
ワッカってどんなところだろう。
好奇心がわいてきた。

(つづく)

42キロ以上走るとどうなるか、を試すため50キロに出た。
サロマ湖ウルトラマラソン。
涼しい北海道ならいいだろうと思った。

ところが違った。
30度を超える異常気象。
スタート前から不吉な予感がした。
開会式。木陰に集まるランナー。
号砲が鳴っても、大半のランナーは歩くような走り。

風がない。木陰がない。
にじみ出る汗。
これで50キロもつか。

スローペースを心がけた。最初の1キロは60分。
「早すぎる」そうだ。

最初のエイドで水分補給。
しっかり足を止め、味わう。
そして再スタート。
黙々と走る。
汗がにじみ出る。
エイドで頭から冷水をかぶる。
汗、冷水、汗、冷水。
この繰り返し。

20キロ地点まで来た。
100キロの部の選手との合流地点だ。
彼らはすでに50キロ余分に走っている。
しかも、この暑さに中。
とても人間業とは思えない。
(つづく)