痛かったタクシー代 | マラソンランナー日記

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大失態が一度だけある。

あれは暑い夏の日の夜。


酒に酔って居眠りしていて、降り損ねてしまった。


私の降りるべき駅は郊外の基点駅。

通常なら終点で、降りざるを得ない。

だが、運悪く乗った電車は、さらに郊外へと行く数少ない電車。

しかも終電。


うとうとと夢から目覚めたとき、窓の外の夜景が「いつもと違う」。

ここはどこだ。

次第に正気に戻って、大変な事態に気付いた。

そこからは冷や汗の連続。


なるべく早く降りたいのだが、寂しい駅ばかり。

下手に降りれば帰れなくなる。

田園地帯の無人駅もある。

乗客も次第に減っていく。


車掌さんに相談した。

終点まで行ってそこでタクシーを出してもらうしかない、という返事。

結局、日々の小遣いの何倍ものタクシー代を払って自宅に帰った。

大した給料をもらっていなかった時代にこれは痛かった。