スペイン旅行(9) | マラソンランナー日記

マラソンランナー日記

マラソンの話ばかりじゃないよ

今回の旅行はフィンランド航空を利用した。

名古屋発のヘルシンキ便は約10時間乗る。

長い長い空の旅だ。

これが我慢できなくてはヨーロッパには行けない。


それとも10万円出してビジネスに乗るかだ。

ボクは我慢して10万円を節約したほうがいいタイプだ。


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ヘルシンキ空港のスナップ。


往路でこんなことがあった。

旅の楽しみは、食事だ。

待望の夕食時間になった。

しかし、エコノミー席は後回し。

前方のビジネス席から配膳は始まる。


飛行機ほど待遇差別の激しい乗り物はない。

後方のビジネス席に座ると、食事はかなり遅れる。

なぜか。

乗務員が一人ひとりに「ビーフorチキン?」と聞いて回るからだ。


一歩進んで「ビーフorチキン?」

二歩進んで「ビーフorチキン?」

三歩進んで「ビーフorチキン?」


これでは日が暮れる。


ビーフかチキンに統一したらどうだ!

と思ったころに自分の番が来る。

おもむろに「チキン!」

と言おうと準備していたら。


乗務員が先に頭を下げて言った。

「お客さま。ただいま夕食はビーフのみとなりました」

「まことに申し訳ありませんが、ご協力願えませんでしょうか」


「チキン!」と発音しようと準備していた口が固まった。

時間を置いて

「はは、はい」と言うしかなかった。


エコノミーの悲哀だわな。


乗務員が美人だったし、意外とビーフ味のカレーがおいしかったし、そのことは忘れてしまった。


で、ヘルシンキからバルセロナへは乗り継いでさらに4時間乗らなければならない。

今度は機中で軽食が出る。

しかし軽食は選択性ではない。

全員が同じメニューだ。


中を開けて喜んだ。

パンの中に挟まれていたのは「チキン」だった。

先ほどチキンを食べていたら「チキンのあとにまたチキン」だった。

神はそれを知っていて私にビーフをお与えになったのだ。

そう思うと一人ほほがゆるんでしまった。