マドリードが大変なことになっていた。
ローマ法王のスペイン訪問と日程ががっちあってしまったからだ。
カトリック教徒の世界大会「青年のつどい」が開催中で、それに参加するための訪問らしい。
各国から集まった若者たちが、街にあふれかえっていました。
焦ったのは、私たちを案内するガイドさん。
明日、大規模な交通規制が行われるため、予定の施設が見学できるかどうか心配そうでした。
だから「スペイン広場」前を通ったとき、急きょ見ようということになった。
ただ、見学時間はわずか5分だけ。
写真を撮影したら「はい、おしまい」といった調子でした。
のはドンキホーテ像。
上の写真が夕暮れのスペイン広場。
あまりにも滞在時間が短かったせいか、逆に記憶としては鮮明に残っているのがしゃくではあります。
みなさん。カトリック教徒と聞けば敬虔な信徒を想像してしまうが、実はとんでもない。
スペイン広場ではドンキホーテ像によじ登ってはしゃぎ、警官に注意されていたのを見た。
また夜間、赤信号にもかかわらず、道路のど真ん中に出て自動車を止めようとする者も見た。
「人が跳ねられるところを見たくない」と目をそむける人もいたくらい、危なっかしい場面でした。
そんな連中が公園や道路わきに野宿しているのを想像してください。
かといって、彼らは観光者に脅威を与えることはありませんでした。
楽しい旅行が変な方向に行ってしまったけど、これも神様がおつくりになった偶然。
得がたい経験と言えるかもしれません。

