勝田マラソンを走った。
とにかく寒かった。
スタート前はブルブル震えた。
それがどうだ。
走り出したら、だんだん体が温まってきた。
マラソンは不思議だ。
最初の5キロは混雑によるロスで時間がかかってしまったが、それ以降は順調。
5キロ25分台をキープしている。
「これはいいぞ。好記録が出るぞ」
気持ちが高ぶった。
10キロ、15キロ、20キロ、25キロが過ぎた。
30キロ通過が2時間37分。
あと12キロを60分で行ければOKだ(3時間30分台)。
「この調子」と自分に言い聞かせて、走った。
35キロ地点を通過。
そのころから、体の疲れを感じ始めた。
両脚が重い。
「行けるかなー」
不安がよぎった。
ウエストポーチにはBCAA粉末と飴玉を入れている。
疲れる前に摂ろうという気持ちで携帯してきた。
しかし、好ペースがあだになった。
給水でロスしたくない、と言う気持ちから、ついつい給水所をいくつか通過してしまった。
とうとう残り5キロまで来た。
「もうこのままいっちゃえ」。
何があっても、走りとおすことに決めた。
でも、無理は禁物だった。
やがて、ペースがガクンと落ちた。
一度抜いたランナーに抜き返される失速ぶり。
最後ははいずるようにゴールイン。
3時間42分。
最低限の目標は達成したが、あと3分早ければ…。
後悔が頭をもたげた。
でも、レースは終わってしまった。
言い訳は出来ないところがマラソンのよさだ。
ゴール後、しばらくすると急激に体が冷えてきた。
ことしの勝田の寒さは半端じゃない。
マネジャーの待つホテルに駆け込んだ。
