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幕末史などつれづれに…

午前中散歩していて、のどが乾いたので道端に立っている某赤い自販機で缶コーヒーを買って飲みました。すると自販機の側面に、どう考えても無断で貼り付けたとしか思えない、こんないかがわしいポスターが貼ってありました。

 

 

 

 

これ、東京でも同じものを見た気がします。お金持ちの美熟女の「お相手」をしてお金がもらえるという夢のような話ですが、まあ、どう考えたって怪しいですよね。

 

 

実は、誰だったか忘れましたが、某ユーチューバーがこうしたいかがわしい広告に敢えて応募してみた顛末を動画にしていました。そうしたら、やっぱり入会料だか登録料だかの名目で数万円のお金を振り込むよう要求され、「やっぱりな」と思いつつ振り込んでみたら、当然の如く、それっきり連絡はないし電話もつながらなかったそうです。

 

 

こうした類の広告というのは昔からあって、昔は男性雑誌に「ワールド友の会」とか「しらゆり趣味の会」とか名乗って「女性とお付き合い出来る」「有閑マダムとの出会い」とかいう売り文句でページの隅っこに小さな広告を出していました。

 

 

なんで、そんなことを覚えているのかというと、若かりし頃、多少心を動かされたことがあったからです(笑)。

 

 

と思ったら、「ワールド友の会」の広告がネット検索で出て来ました。なんだろう、誰かがたまたま購入した古い雑誌に掲載されてたんだろうか。

 

 

※.画像はお借りしました。

 

 

BGはビジネス・ガールの略でしょうか。ちなみに「しらゆり趣味の会」は人妻専門だった気がする。

 

 

まあ、どう考えても怪しさしかありませんが、実はむかし、バブルの華やかなりし頃の話です。当時、東京上野公園は仕事を求めて来日したイラン人男性のたまり場となっていました。まず上野に行き、仕事を斡旋してもらうとそれぞれの仕事先に向かって行ったのです。

 

 

ある日、そんなイラン人男性たちの間を歩き回り、何事か交渉している年配の女性がいるのを見つけました。仕事の紹介でもしているのかと思ったら、僕の近くに座っていた、若くてイケメンの男性に「お金持ちの奥さんの相手をしてお小遣いもらえるんだよ。働かなくてもお金たくさんもらえるよ。大丈夫、みんなやってるんだから」と、声をかけていました。まさに有閑マダムのヒモになれと誘っているのでした。こういう職業(と呼んでいいものか)、本当にあるんだなとただただ驚くばかりでした。

 

 

ちなみに、誘われていたイラン人男性は最後まで頑なに拒否していました。信仰的なものなのか、それとも故郷に愛する奥さんがいるのか、とにかく偉かった。

 

 

偉かったといえば、たしかに不法就労であったとはいえ、バブル期に日本に出稼ぎに来ていたイラン人たちって、真面目で何でもやったし、不当に安い賃金でも文句も言わず、今考えてみれば本当に偉かったと思います。