自分が事故に遭ったわけではないのですが、先日目撃した事故のことを思い出したので書き留めておきます。
場所は東山の青蓮院門跡の下り坂の途中にある交差点。ここはほぼ観光もしくは参拝の車が上ってくるのがほとんどという場所なのですが、先日の朝、交差点で自転車とスクーターの事故が起きた直後の場面に遭遇しました。
すでに警官二人が事情聴取をしていて、自転車の方は高校生か大学生ぐらいの若い男性でスポーツサイクルに乗っていたようですが、ぶつかった時に転倒したらしく道端に座り込んで後頭部を抑えていました。救急車を待っている状態だったのかも知れません。
一方、スクーターの方は還暦ぐらいの年齢の、いわゆる「おっちゃん」。こちらは特にケガもなく、普通に立って事故の様子をお巡りさんに説明していました。
現場の様子から察したのですが、どうやらスポーツサイクルのお兄ちゃんは右側通行で坂を下っていたらしい。そこへ住宅街に通じる細い道から出て来たおっちゃんのスクーターがたまたま出くわして激突したようでした。下り坂を右側通行していたお兄ちゃんはもちろん悪いのですが、スクーターのおっちゃんも一時停止線で止まっていたらぶつかることはなかったはず。
そもそもが交通量はさほど多くない通りなので、おそらくお互い慣れと油断があったのでしょう。たまたまタイミングが合ってぶつかってしまうなんて、ほとんど奇跡みたいなものです。
でも、そんなありがたくいない奇跡が実際に起きるんですね。もしお兄ちゃんがスピード出して下って来ていたら、場合によっては死亡事故になってたとしても不思議ではなかったと思います。やっぱりルールを守るって大事なことなんだなと改めて思いました。