ひょんなところに楢崎龍 | またしちのブログ

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幕末史などつれづれに…

今朝、テレビ朝日の『羽鳥慎一モーニングショー』をたまたま見ていたら、歴史好き、幕末好きには大変興味深い話題を取り扱ってくれていました。

横浜の料亭田中家の若女将を取材したものなのですが、この田中家、昔は「さくらや」といって文久3年に創業した老舗の料亭なんだそうで、明治7年(ウィキペディアによる)、坂本龍馬の未亡人である“お龍さん”(楢崎龍)が仲居として勤めていたのだそうです。

その時の“社員旅行”の写真というのが残っているのだそうで、それがこの写真。



この人がお龍さんらしい。


え?
男?



…ではなく、こちら。

楢崎龍


初めて拝見しました。


メッチャ気が強そう・・・。

晩年の写真と比べると、たしかに面影があるかな。口元や、鼻がちょっとだけ団子っ鼻っぽいところが。




※晩年の楢崎龍(ウィキペディアより転載)


また、創業当時の田中家の写真も紹介されました。


すみません。ぼやけました。


安藤広重の東海道五十三次「神奈川台之景」にも「さくらや」当時の姿が描かれているそうです。



さて、余談ながらウィキペディアにも掲載されている有名なお龍さんの写真ですが・・・


※楢崎龍とされる写真(ウィキペディアより転載)


この人の正体は新橋芸者の「お良さん」であり、この写真と全く同じものが数枚発見されていることから、この写真は、今で言う「ブロマイド」として販売されていたものだ、という話しを何処かの書物で読んだ記憶があります。

その本からコピーしたのだったか、ちょっと忘れてしまいましたが、その「お良さん」の別写真。

※新橋芸者お良


でも、比べてみるとたしかにお龍さんとお良さん、輪郭や目つきなど、ソックリとは言わないまでも結構似ている人ではありますね。