靖国神社から試衛館まで その4 | またしちのブログ

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幕末史などつれづれに…

靖国神社では、時々青空骨董市を開催しています。参道の脇のエリアが会場になります。


江戸時代の商家の台帳か何かと思われるものが、無造作に置かれていたりしますが、場所柄、やはり戦時中の雑誌や、旧日本軍の軍服なども売っていたりします。本物なのかレプリカなのかは分かりませんでしたが・・・。

ブラブラと物色していると、昔の絵はがきが置いてあるのを発見。1枚200円、10枚だと1500円にオマケしてくれるって事だったので、10枚選ぼうとしましたが、なにせ暑くて汗が滴り落ちてくるので、大事な商品に汗が落ちたら申し訳ない、と3枚選んだところであきらめました。

すると、500円にオマケしてもらえました!念のためよく見てみましたが、コピーものではなく、本当に当時のもののようなので、いい買い物だったと思います(^O^)/

その3枚ですが、まずこれ

写真の白枠部分に書いてある事は、まず向かって右側に
「独逸留学中の乃木大将(明治二十二年伯林)」

「独逸」はドイツ、「伯林」はベルリンですね。

そして、左側には
「右ヨリ伊藤博邦公爵、山根中将(当時大尉)、井上勝之助侯爵、乃木大将(当時少将)、小早川男爵、吉川男爵、山根正次、島田医学士」

伊藤博邦は博文の養嗣子、井上勝之助は井上馨の養嗣子で、いずれも井上馨の兄の子です。山根(武亮)中将、山根正次(医学者)も含めてみんな元長州藩士のようです。


2枚目は飛行艇。


枠下に「(霞ヶ浦飛行場)水陸両用ハイキング号」と書かれています。


「ハイキング号」という楽しそうな名前とは裏腹に、機体前部に機関銃が装備されています。


どういう機体なんだろうと、ちょっと調べてみましたが、結局分かりませんでした。おそらく第一次世界大戦か、そのあとぐらいに作られたものじゃないかと思いますが・・・。


ちなみに、この2枚は絵はがきで


裏はこういう具合になっています。
「UNION POSTALE UNIVERSELLE」
「CARTER POSTALE」


フランス語かな?「国際郵便」「はがき」という意味だと思います、たぶん(笑)



最後の写真は


美女二人(笑)

背景はおそらく絵だと思われます。


まだ10代かな?


これだけは絵はがきではなく写真で、裏に台紙から剥がした跡がありました。


一目惚れしてついつい衝動買いしてしまいました(笑)