先月行った健康診断の結果が送られてきた。

内容を知りたいわけでもなければ、何かに期待をしているわけでもないので、机の上に放っておいた。正確に言うと、熟成させておいた。

封を切ってないことに気づいた奥さんが「いつまで、このままにしておく気?」

「何事も熟成するのは大事なことだから・・・」とは言えず、渋々ながら開封した。

開封しなきゃよかった・・・。

ここに列挙するほど立派な数値が並んでいるはずもなく、「やっぱりな」「そう来ると思ってた」「想像してた通りじゃん」というもの。

結論から言うと、ほぼ昨年並みの結果だ。つまり、1年間かかって進歩なし。

もうちょっと熟成させていたら、結果も違ったものになったのか?

前向きになる理由を一生懸命探そうとしている葉月の晩口笛

夏祭りが去り、お盆も終わり、気が付いたらすっかり日暮れが早くなっていた。

今夜も帰宅ラッシュが済んだ頃に家路を急いでいたら、辺りは薄暗く、秋風らしい涼しい風も吹き始めていた。

そう遠くない時期に、我が家のエアコンも今夏の役目を終える日が来るかもしれないなぁ・・・。

まだ、スイカもメロンも食べ飽きてないし、ちゃんと海にも行っておかないと・・・。

もう一回ぐらいはBBQもしておいたほうがいいかもしれない・・・。

今夏もやり残したことがいろいろあるはずだから、本格的な秋が来る前に夏を清算しておこうと思う葉月の28日月見

私のブログでは政治的な話題に触れることなどほとんどないのだけれど、最近、ニュースを賑わしているのは自民党の総裁選。それと、立憲民主党の代表選も・・・。

中でも自民党の代表選では、かつてない人数の立候補者数が見込まれているそうだ。

私が若い頃は、誰が総裁に選出され、総理大臣なろうともさしたる関心もなく、偉いお爺さんやオジサンが選ばれるものと思っていたけれど、この歳になると立候補者は同世代だったり、年下の兄ちゃん(失礼)だったり。また、それぞれが訴える政策にも少なからず関心を寄せているのは、つくづく私もジジイになった証拠なのだろう。

党員でもない私は一票を投じる権利もないけれど、どんな日本国をつくり、この国を何処に導くのか、各立候補者の訴えと、当選後の言動を外野からジーっと注視することにしようと思っている葉月の火曜日バイキンくん

 

今頃載せる記事ではないけれど、夏といえばスイカだ。子供の頃からそう決まっているっ!

熊本県や千葉県など全国的に名の知れ渡った産地がスイカが店頭から少なくなる頃、津軽地方産の地物のスイカが一気に出回る。

津軽地方の中でも日本海側が主な産地だ。中でも、つがる市の『屏風山(びょうぶさん)スイカ』はブランドスイカとして一世を風靡した時代もあった。

 

さて、そのスイカだけれど、子供達がそれぞれ成長して巣立ち、家族3人となってからは我が家の食卓に上る機会がめっきりなくなった。特に、加齢とともにトイレに立つ回数が多くなってくると、スイカは天敵とえ思うようにもなっていた。

それでも、今になって再びスイカを食べたいと思うようになったのは、きっと自分の老い先を意識し始めているからだろうということも自覚している私だ。

ところが、いくらスイカ好きだとしても、大玉1個だと3人家族では食べきれるものではない。だからと言って、カットしたスイカを購入する気にはなれないし、1個単位で買うのがスイカだという妙な固定観念がある。

小玉スイカも昔に比べると確実に甘くて美味しくなっているけれど、やっぱり大玉スイカならではの味覚と、大きな断面にかぶりつく感覚が恋しい。

先日、久しぶりに買った大玉スイカがあまりにも美味しすぎたので、わざわざ津軽地方に出掛けて、また購入してきた。ズーっと買ったこともないのに、急にスイカに目覚めたかのような行動に我ながら驚いている。

超特大の『紅まくら』という品種で、津軽地方特産の大玉スイカだ。

店頭から愛車に運ぶだけで筋肉痛になりそうなくらいのスイカだ。

理想の形にカットした。それでもカレーライス用のお皿に収まるような代物ではなかった・・・。

今回も甘ーい。

外側の白い部分まで甘ーい。

あぁ、これがスイカ。これが夏だよなぁ・・・。

 

今度生まれ変わったら、かぶと虫になっているかもしれないけれど、ギリギリまでていねいに食べる癖が抜けない葉月の晩秋晴れ

せっかくの土曜日だけれど、奥さんの用事を足さなければならないので、朝から五所川原市に出掛けた。

昨日の熱中症軽快アラート発令の余波もあり、今日の五所川原市も暑い。朝から33℃もある。そりゃ暑いわけだわ・・・。

五所川原市の用事が済んだので、お隣のつがる市に足を伸ばすことにした。

つがる市は、5町村による市町村合併により市制を敷いた街で、旧木造町が市が中心。私が高校時代を過ごした懐かしい街だ。

そのつがる市で、ちょうど『馬市まつり』が行われているのを知っていたので、久しぶりに足を伸ばすことにしたのだ。

 

木造地区は東北三大馬市に数えられるほど明治時代から馬のせり市が大賑わいだったが、近代化の波で農業の機械化が進むにつれて農耕馬が減少し、馬市も次第に衰退。馬にちなんだ祭り行事として約50年ほど前に「馬市まつり」がスタートした。

「馬市まつり」のメーンは、馬ねぶたを曳いて中心商店街を練り歩く「馬ねぶたパレード」。また、夜になると、その馬ねぶたを燃やして、新田開発に尽くした馬の霊を昇天させる「新田火まつり」が行われるほか、出店やステージイベント、『上原げんと杯のど自慢大会』など多彩な催しで賑わう、つがる市最大の夏祭りだ。

 

会場に着いた頃には、ステージイベントとしてよさこいソーランの演舞が行われていた。

この暑い中で、大人たちも子供たちも元気いっぱいで何よりです。

ズラーっと並んだ出店からはソースの焼けた香ばしい匂いがしてきて、祭りに集中させてくれない。

そして、今夜のパレードを控える馬ねぶた達・・・。

 

凝った構図の馬ねぶたは、愛嬌もある一方で、農耕馬の力強さも伝わります。

手前の馬ねぶたは、米袋で作られていた。さすがは米処だけのことはある~。

藁で作った馬ねぶたは、リアル感があります。

晩夏の空にいななく馬ねぶた。なかなかイイ。

この街で過ごした高校時代の頃が蘇ってくる気がした葉月の土曜日馬

県内全域に熱中症警報アラートが発令されていた今日の青森は、警報どおりの厳しい残暑に見舞われた。

それでも呑気な私は「へへへっ、きょう一日仕事を頑張れば明日は休日だぜー」という相変わらずのノー天気ぶりを発揮して八戸に向かった。

青森市から八戸市に車で向かうため「みちのく有料道路」を利用して山中を走行するのだけれど、やはり今日ばかりは山中も暑い。

外気導入の意味も込めて車の両側の窓を少しだけ開けて走行していたら、沿道から蝉の大合唱が聞こえてきた。

聞こえてきた程度なら良いのだけれど、相当やかましい。

右から「ミーンミーン」、左から「ジージー」、前からは「シャーシャー」、ついでに後ろからは「カナカナカナ」・・・。

混声オーケストラの蝉コンサートを無料で聴いている状態だ。まっ、聞きたいか聞きたくないかは別として・・・。

きっと蝉たちも夏がそう長くはないことを知り、心置きなく鳴き納めしとおこうというのに違いない。

こちら側としても、蝉の鳴き声が聞かれなくなり、徐々に涼しくなるのはどうにも淋しい。

蝉たちの鳴き声をこの夏の終盤の記憶としてシッカリ覚えておこう・・・。

そうこうしているうちに、無事に八戸到着。

さすがに八戸も暑かったー。

帰り道は、往路よりも少し広めに窓を開け、蝉しぐれの中を突っ走った葉月の金曜日晴れ

本州最北端の下北半島の中心地・むつ市に用事あったので、いつものようにノコノコと出掛けて行った。

ノコノコとはいっても、青森市からは2時間強の移動時間が必要なので、ほぼ一日仕事になる。

そのむつ市での用事が片付いた。時刻はとっくにお昼を過ぎていたので少し遅い昼食を摂ろうと思い、かねてから訪れたかった食堂に行ってみることにした。

地元民なら知っているみそ貝焼きで有名な『食事処 なか川』さんだ。

ラストオーダーぎりぎりに飛び込んだのが功を奏し、なんとか席に着くことができた。

数あるメニューの中から注文したのは、やはり『みそ貝焼き定食』の一択!

人気店とは聞いていたけれど、店内はお客さんで満杯。注文の品が運ばれてくるまでにはかなりの時間を要しそうだけれど、そこは覚悟の上。席に座ってしまえばこっちのもの。じっくり待ちましょう、いつまでも・・・。

そして、待ち人が来たー。

 

昔は食堂のメニューに載ることなど考えらない、純粋な家庭料理だけれど、ちゃんとお盆の上に乗ってくるようになったかぁ・・・。家庭料理も立派になったもんだわー。

まずは、みそと卵をかき混ぜる。

次に、底の方からかき混ぜる。

続いて、とにかくかき混ぜる。

私は卵が固まらない程度の半生が好みなので、この辺りで完成だ。

オンザライスして、いただきまーす。

津軽人の私は濃い味付けが好きなので、ちょっと物足りなさはあるけれど、この店の『みそ貝焼き』は豆腐やホタテ貝、海藻などが混在していることによるものだろう。我が家で作る時は、ホタテ貝などは入れず、シンプルに味噌と卵と長葱だけだから当然、味が濃い目になるのだ。

そして、食事の後に必ず訪れるごちそうさまタイム。至福・・・。

私はこの『みそ貝焼き』(津軽では『卵みそ』または『貝焼きみそ』とも言う)があれば、子供の頃から何杯でも御飯が食べられるほど、この『卵みそ』が大好物だ。

64年の人生のほとんどを『卵みそ』とともに歩んできたといっても言い過ぎではない。

ついでに言うと、卵みそ、筋子、ホッケの押し寿司(津軽料理)の三つが私にとっての三大オカズだ。

とにかく、生まれた時から〝しょっぱいもの好き〟なのだ。

だから青森県人は昔から『短命県日本一』というありがたくない称号をいただいてるわけだが・・・。

奥さんの薄味料理にはだいぶ飼い慣らされた私だけれど、しょっぱい人生を送らない程度に時々は塩分をチャージしてやろうと企てている葉月の22日おにぎり

たいした仕事もしていないのに、今日も疲れたようなフリをして帰宅した。

私「ただいまー」

奥さん「おかえり」

着替えをして、ニュースを見ようとしたら、奥さん「あんた、茄子焼きを作ってー」

私「えー、帰宅したばかりなのに、俺に料理をしろと?」

奥さん「あんた、茄子焼きが好きでしょ」

私「ま、ま、まぁな・・・」

私が唯一作れる料理がカレーライスと野菜炒めと茄子焼きだということを奥さんは熟知している。

私「ニュース見たら、やるわ」

 

お断りしておくが、ここで言う『茄子焼き』は『茄子炒め』のことだ。津軽では、茄子の醤油炒めを『茄子焼き』という。

10本ほどの茄子を洗った後、皮をむいて、適当に切るのだけれど、茄子がしんなりするように、かつ薄すぎない程度に切るのが唯一の私のこだわりだけれど、そのことは奥さんには伝わらない・・・。

フライパンを温めて茄子を投入し、醤油と麺つゆで味付けしていく。今日は大葉がないので、仕上げに南蛮(一味唐辛子)をかけて一丁上がり。茄子オンリー炒めの完成だ。

 

フライパンで痛めている時も「茄子がしんなりしたお陰で、だいぶ量が減ったなぁ」とは思ったけれど、大皿に移したとたんに茄子は一人でも食べきれる量まで減ったような気がした。あんなに頑張ったのに、これっぽっちかよ・・・。

私「だいぶ茄子の量が減ったわ・・・」

奥さん「味見し過ぎたんじゃないの?」

私「実は味見するのを忘れてたわ(笑)。味が薄かったら、麺つゆを追加だな」

やはり味にパンチが足りないような気がしたけれど、あっという間に茄子焼きは無くなってくれた。

あまり美味しく作ると毎日台所に立つことになりかねないので、ほどほどがいいと薄々気が付いた葉月の水曜日ニヤリ

お盆休暇明けの本格的な仕事が始まった。

夏祭り、お盆とさんざん遊び倒したこともあり、月曜日の今日の出勤はブルーを通り越して、ダークブルーな面持ちだった。

一日の仕事を終え、グターとして帰宅すると、テーブルにトゲクリガニが2杯登場した。奥さんが茹で上げたばかりで、立ち上がる湯気まで美味しそうだった。

写真では分かりにくいけれど、トゲクリガニにしては大型だ。

トゲクリガニは本県を代表する蟹で、花見時期になると宴会に欠かせないのがトゲクリガニだ。

「さーて、濃厚な蟹の味を楽しませてもらおう」と思い、カニを正面に向けた。

蟹が睨んでいるような気がした。

いや、明らかに睨んでいる。

気が引けたので、今夜はいただくのを止めた。

明日は顔を見ないようにしようと思う葉月の月曜日かに座

岩木山の麓にある弘前市嶽(だけ)地区に行った。

この時期にわざわざ岳地区まで出掛ける理由は一つ。『嶽キミ』を買うためだ。

標高が高い嶽地区の朝採れトウモロコシが『嶽キミ』。

今や津軽の人なら知らぬ人はいないほどのトウモロコシなのだが、わざわざこれを買い求めに出掛けるのも含めて楽しい

ガソリン代を使ってまで、わざわざ高価なトウモロコシを買いたいと思うのは、子供の頃からのトウモロコシ好きによるもの。味覚が未だにお子様なのだ。

茹でる前の生は1本220円、6本で1000えん。その場で食べられる茹でたては1本250円。

生のままでも食べられるのだけれど、私は茹で派。

ラップをしているにも関わらず、甘い香りが食欲をそそる。

車の中で岩木山を眺めながらアッという間に1本たいらげた。

嶽キミを食べる頃になると、津軽は晩秋から初秋に差し掛かる。

夏が去ってしまわないように、熊になったつもりで食い溜めするつもりり葉月の晩秋富士山